笹塚駅

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笹塚駅(ささづかえき)は、東京都渋谷区笹塚一丁目にある京王電鉄である。

京王線京王新線の分岐駅である。ただし書類届出上では、当駅 - 新宿間は京王線の複々線区間であり、増設新線が「京王新線」と案内される。

年表[編集]

  • 1913年大正2年)
    • 4月15日 - 京王電気軌道線(現・京王線)当駅 - 調布間開業時に京王電気軌道の駅として開業。開業当時は車庫が設置されていた。京王電鉄で最も古い駅の一つ。
    • 10月11日 - 京王電気軌道線代々幡(現・廃止)- 当駅間開業。
  • 1944年昭和19年)5月31日 - 京王電気軌道の吸収合併により東京急行電鉄大東急)の駅となる。
  • 1948年(昭和23年)6月1日 - 東京急行電鉄からの分離独立により京王帝都電鉄の駅となる。
  • 1978年(昭和53年)
    • 7月21日 - 駅高架化。
    • 10月31日 - 京王新線新宿 - 当駅間開業(新宿 - 当駅間複々線化)。
  • 1998年平成10年)7月1日 - 社名変更により京王電鉄の駅となる。
  • 2010年(平成22年)12月5日 - 8両対応の引き上げ線を10両対応に改良する工事が行われ、引き上げ線が2本とも10両対応になる。
  • 2013年(平成25年)2月22日 - KO 04駅ナンバリングを導入。

駅名の由来[編集]

内藤新宿からちょうど一の距離のこのあたりに「一里」が甲州街道の両脇にあり、その塚が「やぶ」で覆われていたことから、「幡ヶ谷村笹塚」と名付けられる。

なお、正式な駅名表記は公式な地名表記に基づき「笹駅」であり、京王電鉄側の表記は例外を除いてこの表記に統一されているが、京王電鉄の公式サイトや地域社会の間では「笹駅」と表記される。

駅構造[編集]

島式ホーム2面4線を有する高架駅である。

ホームと改札口階との間にはエレベーターが設置されている。

トイレは1階改札口内にあり、ユニバーサルデザインの一環として「だれでもトイレ」も併設されている。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先 備考
1 京王線 下り 明大前調布橋本京王八王子高尾山口方面 京王線新宿からの列車
2 京王線 下り 明大前・調布・橋本・京王八王子・高尾山口方面 京王新線方面からの列車
3 京王新線 - 新線新宿都営新宿線方面 一部は4番線から発車
4 京王線 上り 京王線新宿 一部は3番線から発車
  • 都営新宿線から京王新線へ乗り入れる直通列車には当駅で折り返す列車があり、八王子方に2本の引き上げ線がある。先端部では本線より軌道の高さが高くなっている。引き上げ線は10両対応のものが2本設置されている。
  • 基本的に1・4番線は京王線、2・3番線は京王新線の列車が発着する。ただし、3・4番線の新宿方にある分岐器機能維持などのため、4番線から新線新宿・都営新宿線方面へ向かい、3番線から京王線新宿行となる列車も少数だが存在する。なお、1・2番線の間には新宿方に分岐器がないため、新宿方面からの同様な列車はない。

乗車上の注意[編集]

  • 京王線新宿行の電車は当駅から京王線新宿に直通する。途中の幡ヶ谷駅初台駅並びに都営新宿線方面各駅を利用する場合、当駅で京王新線方面の電車に乗り換える必要がある。
  • 橋本駅 - 調布駅 - 代田橋駅の区間から新線新宿・都営新宿線直通電車に乗車した場合は新線を経由するため、乗り換えの必要はないが、高尾山口駅・京王八王子駅 - 西調布駅の区間から乗車した場合は、新線直通の電車が早朝・昼間の数本や深夜と臨時でしか設定されていないため、調布駅から当駅までの各駅で乗り換える必要がある。ただし、橋本駅 - 調布駅 - 代田橋駅の区間でも新線新宿・都営新宿線直通列車はほとんどが急行のため、通過駅から乗車する場合は乗り換えが必要となる。

利用状況[編集]

2013年度の1日平均乗降人員は74,580人である[1]。これは、特急停車駅の聖蹟桜ヶ丘駅高幡不動駅北野駅・京王八王子駅・めじろ台駅高尾駅・高尾山口駅の乗降人員を上回る。

乗降人員および乗車人員の推移は下記の通り。現在は再開発事業などの影響により激減している。

年度 1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
出典
1955年(昭和30年) 28,730
1960年(昭和35年) 39,180
1965年(昭和40年) 45,332
1970年(昭和45年) 49,424
1975年(昭和50年) 48,811
[* 1] 1978年(昭和53年) 50,585
[* 2] 1979年(昭和54年) 52,013
1980年(昭和55年) 53,746
1985年(昭和60年) 67,088
1990年(平成02年) 71,098 34,644 [2]
1991年(平成03年) 35,648 [3]
1992年(平成04年) 36,148 [4]
1993年(平成05年) 36,973 [5]
1994年(平成06年) 37,332 [6]
1995年(平成07年) 77,490 37,617 [7]
1996年(平成08年) 37,973 [8]
1997年(平成09年) 37,622 [9]
1998年(平成10年) 37,611 [10]
1999年(平成11年) 37,511 [11]
2000年(平成12年) 37,784 [12]
2001年(平成13年) 37,729 [13]
2002年(平成14年) 37,901 [14]
2003年(平成15年) 38,391 [15]
2004年(平成16年) 38,526 [16]
2005年(平成17年) 77,835 37,784 [17]
2006年(平成18年) 79,279 39,836 [18]
2007年(平成19年) 81,538 40,858 [19]
2008年(平成20年) 80,570 40,353 [20]
2009年(平成21年) 78,708 39,378 [21]
2010年(平成22年) 76,236 38,090 [22]
2011年(平成23年) 72,851 36,309 [23]
2012年(平成24年) 72,830 36,318 [24]
2013年(平成25年) 74,580
注釈
  1. 元の位置に戻る 京王新線開通年度
  2. 元の位置に戻る 都営新宿線相互乗入開始年度

駅周辺[編集]

当駅付近は高架となっている。駅前は2012年より京王重機ビル解体及び再開発事業が始業した。

バス路線[編集]

駅北側の国道20号沿いに「笹塚駅」停留所がある。

舞台となった作品[編集]

隣の駅[編集]

京王電鉄
京王線
特急・準特急
通過
急行・区間急行・快速
京王線新宿駅 (KO 01) - 笹塚駅 (KO 04) - 明大前駅 (KO 06)
各駅停車
京王線新宿駅 (KO 01) - 笹塚駅 (KO 04) - 代田橋駅 (KO 05)
京王新線
急行・区間急行・快速(いずれも京王新線内は各駅に停車)
幡ヶ谷駅 (KO 03) - 笹塚駅 (KO 04) - 明大前駅(京王線)(KO 06)
各駅停車
幡ヶ谷駅 (KO 03) - 笹塚駅 (KO 04) - 代田橋駅(京王線)(KO 05)

脚注[編集]

  1. 元の位置に戻る 京王グループ 1日の駅別乗降人員
  2. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成2年)227ページ
  3. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成3年)233ページ
  4. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成4年)
  5. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成5年)
  6. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成6年)
  7. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成7年)
  8. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成8年)
  9. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成9年)
  10. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成10年)
  11. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成11年)
  12. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成12年)
  13. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成13年)
  14. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成14年)
  15. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成15年)
  16. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成16年)
  17. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成17年)
  18. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成18年)
  19. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成19年)
  20. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成20年)
  21. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成21年)
  22. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成22年)
  23. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成23年)
  24. 元の位置に戻る 東京都統計年鑑(平成24年)
  25. 元の位置に戻る 週刊文春』2007年2月1日号で青山自身によって言明されている。


関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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