青砥駅

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青砥駅(あおとえき)は、東京都葛飾区青戸三丁目36番1号にある、京成電鉄駅番号KS09

本線押上線が乗り入れている。押上線の起点駅で、本線京成上野方面と、都営地下鉄浅草線京急線からの列車が乗り入れる押上線押上方面の分岐点でもある。また、京成本線では当駅から京成高砂まで複々線であり、京成電鉄におけるジャンクションとしての機能を当駅と京成高砂駅で二分する形になっている。

年表

  • 1928年昭和3年)11月1日 - 日暮里 - 青砥間開通のための分岐駅として開業。それまで立石 - 高砂間には駅は設置されていなかった。
  • 1931年(昭和6年)12月19日 - 日暮里 - 青砥間開業。
  • 1973年(昭和48年)2月 - 立体交差化工事起工式。
  • 1982年(昭和57年)3月24日 - 押上線下り線の供用開始。
  • 1983年(昭和58年)5月18日 - 本線下り線の供用開始。
  • 1984年(昭和59年)7月24日 - 本線・押上線上り線の供用開始。
  • 1986年(昭和61年)10月 - 立体交差化工事竣工。
  • 2010年平成22年)7月17日 - ダイヤ改正により「シティライナー」とアクセス特急の停車駅となり、当駅が停車駅となっていた急行は廃止された。

駅構造

島式ホーム2面4線を有する高架駅で、2階と3階にそれぞれ1面ずつホームがある。

1階・中2階にはテナントとしてユアエルム青戸店が入居する。中2階は改札口・駅事務所、2階は都営浅草線京急線方面・京成上野方面、3階は成田空港方面のりばである。

進行方向別の構造のため、当駅では階段を昇降せずに高砂方面からの列車と押上線の列車の乗り換えが可能である。また、押上・横浜方面・都営浅草線直通列車の折り返し着発用に、上り・下りの二層間をつなぐ引き上げ線も設置されている。

中2階改札口にはエレベーター(低速)が設置され、2階ホーム、3階ホームに通じている。他にも、中2階と1階(出口)の間を連絡するエレベーターがある。エスカレーターも併設され、改札口 - 2階ホーム、2階ホーム - 3階ホームをそれぞれ連絡している。

改築から1994年までは、京成津田沼駅と同様の字幕式発車標が使用されていた。その後LED式に交換されたが、成田スカイアクセスの開業に伴いフルカラーLED式のものに交換された。これにより3・4番線ホームで個別に設置されていたものが一体のものとされている。なお、発車標はホームのみの設置であり、運行情報表示器も併設されている。

かつては平面交差で分岐を捌いていたが、ダイヤ編成上のネックを解消するために大規模改良工事を行い、二重高架の方向別配線となった。その際は、現在の駅舎の位置から高砂寄りに一旦仮駅を建設し、旧駅舎を解体後現駅舎を建設する方法で行われた。1985年の高架化完成と同時期に、駅と隣接する環状七号線最後の区間(青戸八丁目交差点 - 青砥橋 - 奥戸)も完成した。

のりば

上りホーム(2階)
番線 路線 行先
1 KS 押上線 押上A 都営浅草線KK 京急線方面
2 KS 京成本線 日暮里上野方面
下りホーム(3階)
番線 経由路線 行先
3・4 KS 成田スカイアクセス線 高砂HS 北総線airplane.png成田空港方面
KS 京成本線 高砂・船橋成田airplane.png成田空港・千葉方面
  • 「モーニングライナー」と「シティライナー」の上り列車に当駅から乗車することはできない。
  • 3番線は羽田空港横浜方面からの電車が、4番線は京成上野・日暮里方面からの電車が発着する。
  • 京成本線特急と押上線・スカイアクセス直通アクセス特急もしくは横浜方面快特との対面乗り換えが可能である。

利用状況

2013年度の一日平均乗降人員46,275人である[1]。京成線内69駅中第8位。

近年の一日平均乗降・乗車人員推移は下記の通り。

年度 一日平均
乗降人員
一日平均乗車人員 出典
本線 押上線
1990年(平成02年) 12,918 7,553 [2]
1991年(平成03年) 13,847 7,462 [3]
1992年(平成04年) 14,230 7,595 [4]
1993年(平成05年) 14,348 7,671 [5]
1994年(平成06年) 14,255 7,663 [6]
1995年(平成07年) 14,003 7,694 [7]
1996年(平成08年) 14,151 7,408 [8]
1997年(平成09年) 13,704 7,304 [9]
1998年(平成10年) 13,323 7,271 [10]
1999年(平成11年) 13,232 7,033 [11]
2000年(平成12年) 13,112 6,978 [12]
2001年(平成13年) 12,751 7,211 [13]
2002年(平成14年) 12,477 7,214 [14]
2003年(平成15年) 12,620 7,423 [15]
2004年(平成16年) 12,614 7,655 [16]
2005年(平成17年) 40,889 12,732 7,756 [17]
2006年(平成18年) 41,497 12,742 8,047 [18]
2007年(平成19年) 43,075 13,090 8,492 [19]
2008年(平成20年) 44,048 13,378 8,658 [20]
2009年(平成21年) 43,768 13,397 8,493 [21]
2010年(平成22年) 44,220 13,622 8,562 [22]
2011年(平成23年) 44,161 13,568 8,574 [23]
2012年(平成24年) 45,152 13,710 8,923 [24]
2013年(平成25年) 46,275

駅周辺

バス路線

当駅には駅前にロータリーを設置するスペースがないが、ユアエルム青戸5番街と6番街の間の高架下に停留所を設置し、2011年8月1日から青01系統慈恵医大青戸病院行の運行を開始した。

また、駅から徒歩約3分の青砥駅入口停留所からは、下記の路線が発着する。

この他、駅の東を通る環七通りにある青砥駅東交差点停留所からは、下記の路線が発着する。

いずれの路線も、京成バス京成タウンバスによって運行されている。

アリオ亀有へのアクセスのために、無料循環シャトルバスが青砥駅入口・青砥駅東交差点の両バス停に停車する。

その他

タクシー乗り場はロータリーがないため、リブレ京成青砥店横にタクシーが横付けされ、そこから乗車することが慣例となっている。正式なものではないため、タクシー乗り場等の表示はない。

駅名の由来

講談太平記に登場する青砥藤綱が由来とされる。町名は江戸時代の川運の港を意味する「戸」からきた青戸であり、混同されることが多い。また、駅開業時は亀青村青戸ではなく、本田町中原(葛飾区に移行後は本田中原町)に属していた。当駅の住所が青戸となったのは、1967年(昭和42年)の住居表示施行後である。

その他

当駅の高架化事業着手時点では、「スカイライナー」(ただし当駅は通過)を10両編成にする計画があったため、上下ホームとも10両編成分の有効長に対応した設計となっている。その後、このスペースを活用し、下りホーム上野寄りに「シティライナー」や「イブニングライナー」の利用客のための待合室が設置されている。

隣の駅

京成電鉄
KS 本線
快速特急・アクセス特急・特急・通勤特急
日暮里駅(KS02) - 青砥駅 (KS09) - 京成高砂駅 (KS10)
快速
千住大橋駅 (KS05) - 青砥駅 (KS09) - 京成高砂駅 (KS10)
普通
お花茶屋駅 (KS08) - 青砥駅 (KS09) - 京成高砂駅 (KS10)
KS 押上線
快速特急・アクセス特急・特急・通勤特急・快速
押上駅 (KS45) - 青砥駅 (KS09) - 京成高砂駅(本線)(KS10)
普通
京成立石駅 (KS49) - 青砥駅 (KS09) - 京成高砂駅(本線)(KS10)

脚注

関連項目

外部リンク