本八幡駅
本八幡駅(もとやわたえき)は、千葉県市川市八幡二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。同市の中心街にある。
目次
乗り入れ路線
JR東日本の総武本線(緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車)と東京都交通局の都営地下鉄新宿線が乗り入れ、接続駅となっている。
都営新宿線は当駅が終着駅であり、「S 21」の駅番号が付与されている。東京都交通局の運営する鉄道路線では唯一東京都域外に存在する駅である。
歴史
- 1935年(昭和10年)9月1日 - 総武本線の駅が開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 1989年(平成元年)3月19日 - 都営地下鉄新宿線の駅が開業。当初は仮設駅として営業していた。
- 1991年(平成3年)9月1日 - 都営地下鉄新宿線の駅の本設駅が開業。同時に京王相模原線からの直通運転区間を大島駅から当駅まで拡大。
- 2001年(平成13年)11月18日 - JR東日本でICカードSuica供用開始。
- 2003年(平成15年)JR駅構内に指定席券売機設置。
- 2003年~2004年(平成15年~平成16年)駅構内のクイーンズ伊勢丹のリニューアルに伴い、東口の営業時間が始発から終電までに拡大。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 都営地下鉄でICカードPASMO供用開始。
駅構造
JRの駅と都営地下鉄の駅とは、駅ビル(Shapo本八幡)の中にある連絡通路で結ばれている。さらに都営地下鉄の駅は、京成電鉄の京成八幡駅とも地下連絡通路で結ばれている。
JR東日本
島式ホーム1面2線を有する高架駅である。みどりの窓口(営業時間6:00 - 22:00)、自動改札機、指定席券売機が設置されている。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■総武線(各駅停車) | 錦糸町・秋葉原・新宿方面 |
2 | ■総武線(各駅停車) | 船橋・津田沼・千葉方面 |
東京都交通局(都営地下鉄)
島式ホーム1面2線を有する地下駅である。
開業当初はコンコースの半分がまだ完成しておらず、仮設駅として営業していたが、1991年9月1日にコンコースを拡幅し、本設駅として営業を開始した。
都営地下鉄最東端、かつ東京都外に所在する唯一の駅である。東京都シルバーパスが都外では唯一使用可能。また、都営まるごときっぷ(1日乗車券)など都営交通限定の割引乗車券類を都外で唯一発売している駅でもあり、都営地下鉄を使えるものであれば当駅も乗降が可能である。
馬喰駅務管理所本八幡駅務区として、船堀駅 - 篠崎駅間を管理している。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | 都営新宿線 | 馬喰横山・新宿・京王線方面 |
江戸川区内の新宿線各駅と同様に駅シンボルが設置されているが、当駅では市川市の木であるクロマツが飾られている。
かつては、当駅から東京10号線延伸新線(元々は千葉県営鉄道北千葉線)が延伸して新鎌ヶ谷駅方面まで乗り入れる計画が存在していた。現在は、京成バス市川営業所によって、当駅から北総鉄道北総線の大町駅や東松戸駅を結んでいる。
当駅から市ケ谷駅・新宿駅までは新宿線と中央・総武線各駅停車が競合している。
地下通路を介し成田国際空港直通の京成本線京成八幡駅と接続している。地上と改札階を結ぶエレベーターは国道14号を挟んで南北にそれぞれ設置されており、南側のA4b出入口は2010年2月11日に[1]、北側のA4a出入口は2013年7月19日に[2]供用を開始した。
利用状況
- JR東日本 - 2013年度の一日平均乗車人員は58,274人である。JR東日本全体では81位。最新データでは西隣の快速停車駅の市川駅よりおよそ1,000人少ないが、年度によっては市川駅の人数を超えることもある。
- 東京都交通局 - 2011年度の一日平均乗降人員は66,877人(乗車人員33,583人・降車人員33,294人)である[3]。
各年度の一日平均乗車人員数は下表のとおり。
年度 | JR東日本 | 都営地下鉄 | 出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)59,782 | 19,880 | [4] |
1991年(平成 | 3年)61,325 | 22,670 | [5] |
1992年(平成 | 4年)62,653 | 25,236 | [6] |
1993年(平成 | 5年)62,235 | 27,895 | [7] |
1994年(平成 | 6年)61,463 | 29,588 | [8] |
1995年(平成 | 7年)60,777 | 29,419 | [9] |
1996年(平成 | 8年)60,077 | 29,176 | [10] |
1997年(平成 | 9年)58,589 | 29,189 | [11] |
1998年(平成10年) | 57,689 | 29,719 | [12] |
1999年(平成11年) | 56,954 | 29,533 | [13] |
2000年(平成12年) | 56,875 | 29,917 | [14] |
2001年(平成13年) | 56,745 | 30,847 | [15] |
2002年(平成14年) | 56,871 | 31,533 | [16] |
2003年(平成15年) | 56,938 | 31,438 | [17] |
2004年(平成16年) | 57,016 | 31,325 | [18] |
2005年(平成17年) | 57,366 | 31,465 | [19] |
2006年(平成18年) | 58,105 | 31,964 | [20] |
2007年(平成19年) | 58,509 | 33,383 | [21] |
2008年(平成20年) | 58,190 | 33,948 | [22] |
2009年(平成21年) | 58,066 | 34,326 | [23] |
2010年(平成22年) | 57,429 | 34,413 | [24] |
2011年(平成23年) | 56,644 | 33,583 | |
2012年(平成24年) | 57,348 | ||
2013年(平成25年) | 58,274 |
駅ビル・駅周辺
市川市の行政施設や商業施設が数多く集まる。
JR本八幡駅と京成八幡駅の間は再開発地区に指定されており、再開発が進められている。2013年9月にはこの再開発地区に京成電鉄本社が移転した。
- Shapo(シャポー)本八幡 - 駅高架下。
駅周辺
駅
- 京成八幡駅(京成電鉄本線) - 都営新宿線本八幡駅と地下通路を通して連絡しているが、JR東日本の本八幡駅との連絡業務は取り扱っていない。
行政・商業施設
- 京成電鉄 本社
- 市川市役所
- 市川市文化会館
- 市川市市民会館
- 市川市八幡市民談話室
- 市川市生涯学習センター(メディアパーク市川)
- 市川市中央図書館
- 市川市文学プラザ
- 市川市保健センター
- 市川市消防局
- 市川市東消防署
- いちかわ情報プラザ
- 千葉県立現代産業科学館
- 千葉県市川健康福祉センター
- 市川公共職業安定所(ハローワーク市川)
- 千葉県立市川工業高等学校
- 葛飾八幡宮
- 八幡の藪知らず
- いちかわFM([3])
- シャポー本八幡 - JR駅高架下
- ニッケコルトンプラザ - 北口から無料送迎バスが運行されている。
- パティオ
- MEGAドン・キホーテ 本八幡店 - かつては長崎屋の本社併設店舗である本八幡店だったが、2010年1月31日に一時閉店。改装工事を行い、同年3月に「MEGAドン・キホーテ」として再オープンした。近隣にピカソ本八幡店が営業していたが、同年9月30日に閉店。
- 西友 本八幡店
- サイゼリヤ1号店教育記念館
- 市川郵便局
- ゆうちょ銀行 市川店
- 北八幡郵便局
- 市川南八幡郵便局
- 三菱東京UFJ銀行
- 三菱UFJ信託銀行 市川八幡支店
- 三井住友銀行 本八幡支店
- みずほ銀行 本八幡支店
- りそな銀行 市川支店
- 千葉銀行
- 本八幡支店
- 本八幡南支店
- 京葉銀行 本八幡支店
- TDKテクニカルセンター(TDKの技術の中心施設)
- オレンジフードコート 本社
- 当駅周辺は千葉県内で屈指のラーメン激戦区であり、多数の店が立地するほか、美容室・漫画喫茶なども多く立地する。
バス路線
北口
全て京成バスによる運行である。
- 1番のりば
- 2番のりば
- 本71:鬼越駅経由 市川学園・医療センター入口行(医療センター行きは本数少)
- 本72:八幡六丁目経由 市川学園行(平日のみ・本数少)
- 本73:ニッケコルトンプラザ・鬼越駅経由 市川学園行
- 本73:ニッケコルトンプラザ・鬼越駅・市川学園経由 医療センター入口行(夕方のみ)
- 本11:八幡六丁目・市川学園経由 市川学園・医療センター入口行
- 本12:八幡六丁目・市川学園・保健医療福祉センター経由 医療センター入口行(平日のみ)
- 本13:八幡六丁目・市川学園・市川大野駅経由 医療センター入口行(土休日は本数少)
- 本14:八幡六丁目・市川学園・市川大野駅経由 市川営業所行
- 本15:八幡六丁目・市川学園・市川大野駅経由 動植物園行(土休日のみ)
南口
駅から約100m程南の場所にあり、全て京成トランジットバスによる運行である。
隣の駅
脚注
- ↑ [1]
- ↑ [2]
- ↑ 東京都交通局 各駅乗降人員一覧
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成2年)209ージ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成3年)209ージ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成4年)207ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成5年)207ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成6年)207ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成7年)225ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成8年)225ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成9年)225ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成10年)225ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成11年)225ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成12年)203ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成13年)207ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成14年)209ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成15年)209ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成16年)209ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成17年)209ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成18年)207ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成19年)199ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成20年)201ページ
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成22年)