「京王多摩川駅」の版間の差分
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2015年2月25日 (水) 01:41時点における版
京王多摩川駅(けいおうたまがわえき)は、東京都調布市多摩川四丁目にある京王電鉄相模原線の駅である。
目次
歴史
開業当初は調布駅から分岐した路線の終着駅であり、多摩川の砂利運搬が主な目的であったが、1927年に京王閣が開業してからは多くの行楽客に利用された。京王閣の閉鎖後、跡地は京王閣競輪場となり、最寄り駅として機能している。駅構造も頭端式のホームとなっていた。
しかし、相模原線が京王よみうりランドまで延伸すると、当駅は通過式の中間駅となった。ニュータウン鉄道として相模原線が建設されたのは当駅からであり、そのため加算運賃適用における境界は当駅になっており、当駅と調布駅の間は加算運賃が適用されない。
年表
- 1916年(大正5年)6月1日 - 京王電気軌道の多摩川原(たまがわら)駅として開業。
- 1937年(昭和12年)5月1日 - 京王多摩川駅に改称
- 1944年(昭和19年)5月31日 - 東京急行電鉄(大東急)に併合。同社京王線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)6月1日 - 東急から京王帝都電鉄が分離。同社の駅となる
- 1968年(昭和43年)12月21日 - 高架化。
- 1971年(昭和46年)4月1日 - 相模原線が京王よみうりランドまで延伸され、途中駅となる。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。改札口は通常北側のみ営業しているが、京王閣競輪開催時と調布市花火大会開催時には南側の臨時改札口も営業する。 各ホームには北側改札と連絡するエレベーターと待合室を設置している。売店「A LoT」は改札部にある。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■相模原線 | 下り | 京王よみうりランド・京王多摩センター・橋本方面 |
2 | ■相模原線 | 上り | 調布・明大前・笹塚・新宿・都営新宿線方面 |
利用状況
2013年度の1日平均乗降人員は16,744人である[1]。
乗降人員および乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1955年(昭和30年) | 6,866 | ||
1960年(昭和35年) | 9,206 | ||
1965年(昭和40年) | 13,935 | ||
1970年(昭和45年) | 14,690 | ||
[2] 1971年(昭和46年) | 14,689 | ||
1975年(昭和50年) | 15,575 | ||
1980年(昭和55年) | 16,769 | ||
1985年(昭和60年) | 15,369 | 8,638 | |
1990年(平成 | 2年)17,892 | 9,521 | [3] |
[4] 1991年(平成 3年) | 18,144 | 9,607 | [5] |
1992年(平成 | 4年)9,468 | [6] | |
1993年(平成 | 5年)8,877 | [7] | |
1994年(平成 | 6年)8,600 | [8] | |
1995年(平成 | 7年)16,489 | 8,546 | [9] |
1996年(平成 | 8年)8,299 | [10] | |
1997年(平成 | 9年)16,047 | 8,295 | [11] |
1998年(平成10年) | 16,368 | 8,410 | [12] |
1999年(平成11年) | 16,214 | 8,234 | [13] |
2000年(平成12年) | 16,537 | 8,427 | [14] |
2001年(平成13年) | 16,623 | 8,450 | [15] |
2002年(平成14年) | 16,672 | 8,503 | [16] |
2003年(平成15年) | 16,328 | 8,251 | [17] |
2004年(平成16年) | 16,586 | 8,362 | [18] |
2005年(平成17年) | 16,160 | 8,283 | [19] |
2006年(平成18年) | 15,768 | 8,231 | [20] |
2007年(平成19年) | 16,363 | 8,479 | [21] |
2008年(平成20年) | 16,298 | 8,382 | [22] |
2009年(平成21年) | 16,236 | 8,341 | [23] |
2010年(平成22年) | 16,108 | 8,224 | [24] |
2011年(平成23年) | 15,887 | 8,102 | [25] |
2012年(平成24年) | 16,430 | 8,378 | |
2013年(平成25年) | 16,744 |
駅周辺
駅から南に行くと多摩川の土手に出る。東には桜堤通りがあり、染地まで約1kmの桜並木が続く。駅東側は競輪場への来場者を対象にした飲食店が立地する。商業施設の多い調布駅に近いことから、当駅周辺には大型商業施設は少ない。2000年代に入ってから駅周辺にマンションが数多く建設されている。
西側
- 京王閣競輪場(東京オーヴァル)
- 調布市郷土博物館
- 京王フローラルガーデンANGE(旧・京王百花苑)
- 医療法人社団桐光会 調布病院
- 京王キッズプラッツ多摩川
- 双葉保育園
- 下石原地域福祉センター
- 調布市立多摩川児童館
- 調布市立富士見台小学校
- 調布市立多摩川小学校
- 京王多摩川駅自転車等駐車場
- 鶴川街道
東側
- 警視庁調布警察署 京王多摩川駅前交番
- 東京都立調布南高等学校
- 調布小島郵便局
- 昭和信用金庫多摩川支店
- 京王テニスクラブ
- 多摩川児童公園
- 京王多摩川駅東自転車駐車場
- 角川大映撮影所(旧・大映スタジオ)
- 日活撮影所
- 桜堤通り
バス路線
「京王多摩川駅」(調布市ミニバス)
「京王多摩川駅入口」(調市ミニバス・京王バス東)
- 西路線(調43) 地域福祉センター・飛田給駅南口行/調布駅北口行
- 調41 多摩川住宅西行/調布駅北口行
付記
駅名の由来
駅開設当時の駅名「多摩川原駅」は、この駅が多摩川の砂利輸送を目的としたことから名付けられた。現在の「京王多摩川駅」は、駅所在地付近に「多摩川」が流れていることと、当時の東京横浜電鉄(現・東京急行電鉄)東横線多摩川園前駅の旧名称が「多摩川駅」であったため、「京王」と冠されたことによるものである。なお、多摩川園前駅は2000年に再び多摩川駅の名称に戻された。
隣の駅
- 京王閣競輪場・調布市花火大会開催時に特急・急行が臨時停車する場合がある。
脚注
- ↑ 京王グループ 1日の駅別乗降人員
- ↑ 相模原線延伸時年度
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)228ページ
- ↑ 当駅の乗降人員最高値年度
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)234ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
関連項目
外部リンク
- 京王電鉄 京王多摩川駅
- 『京王電気軌道株式会社三十年史』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)戦前の京王多摩川駅写真