百合ヶ丘駅

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百合ヶ丘駅(ゆりがおかえき)は、神奈川県川崎市麻生区百合丘一丁目にある小田急電鉄小田原線である。駅番号はOH 22

歴史

多摩線開業に伴い、新百合ヶ丘駅が開業するまでは、比較的整備された駅前広場を有するため、川崎市の拠点として、小田急電鉄に急行停車の要望書が出されたり、川崎市を縦断する地下鉄の駅設置が計画された時期もあった[1]

  • 1960年昭和35年)3月25日 - 百合丘第一団地の入居開始に伴う交通の便を確保するために開業。各駅停車と準急・通勤準急の停車駅となる。駅周辺は田畑の続く丘陵地が造成されて、当時としては新しい生活スタイルを実現した団地として、先駆的なベッドタウンであった。
  • 1978年(昭和53年)3月31日 - 百合ヶ丘駅・読売ランド前駅生田駅を通過する通称「スキップ準急」(正式名称ではない)が設定され、当該列車に限り通過駅となる。
  • 1981年(昭和56年)3月6日 - 橋上駅舎と南北自由通路が完成し、供用開始。
  • 1990年平成2年)3月27日 - 通称「スキップ準急」が廃止され、準急全列車の停車駅となる。
  • 2004年(平成16年)12月11日 - 区間準急が設定され、停車駅となる。
  • 2013年(平成25年)1月24日 - 行先案内表示器が設置され、使用開始。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。線路は掘割部にある。橋上駅舎を有しており、南口側は駅舎と駅前広場が直接繋がっている。建設当初は待避線スペースも確保され島式ホーム2面4線も可能なようにされていた。

2006年2月25日よりエレベーターの使用が開始された。

2012年度の投資計画で行先案内表示器の設置が企図され[2]、2013年1月24日より稼働を開始した。

百合ヶ丘駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 小田原線 下り 小田原箱根湯本藤沢片瀬江ノ島方面
2 小田原線 上り 新宿千代田線方面

利用状況

2013年度の1日平均乗降人員は21,211人である[3]

ここ十数年は、隣の新百合ヶ丘駅において商業施設等の出店が目立ち、路線バスの多くも当駅から新百合ヶ丘駅発着へと移行していることから、当駅の乗降客数は新百合ヶ丘駅に奪われる形で減少を続けている。近年の乗降人員・乗車人員の推移は下表のとおり。

年度 1日平均
乗降人員[4]
1日平均
乗車人員
1995年 13,638[5]
1996年 12,931[6]
1997年 12,746[7]
1998年 12,052[7]
1999年 11,625[7]
2000年 11,430[7]
2001年 11,436[7]
2002年 11,121[8]
2003年 22,445 10,984[8]
2004年 21,867 10,787[8]
2005年 21,572 10,640[8]
2006年 21,541 10,550[8]
2007年 21,598 10,625[9]
2008年 21,674 10,650[9]
2009年 21,407 10,524[9]
2010年 21,177 10,459[9]
2011年 20,736 10,152[9]
2012年 20,814 10,165[10]
2013年 21,211

駅周辺

路線バス

小田急バスの路線は登戸営業所により運行されている。

百合ヶ丘駅入口

北口側の県道3号世田谷町田線上にある停留所である。

右折箇所直手前に停留所が移動になる前は、百03・百04系統の百合ヶ丘駅行も停車していた。

百合ヶ丘駅

南口にある停留所である。

3番乗り場に停車していた百03・百04系統は2013年6月2日をもって廃止[11]された。

駅名の由来

百合丘団地が近くにあることから「百合ヶ丘」(なぜ百合丘ではないのかは定かではない)となる。「百合丘団地」という団地名の由来は、かつてこの周辺に神奈川県の県花である「山百合」が多かったからという。また、そのほかにもこの近辺の開墾に当たって128人(または100人という説もある)の地主が協力し、「百人が力を合わせた」ということからだとする説もある。

隣の駅

小田急電鉄
小田原線
快速急行・多摩急行・急行
通過
準急・区間準急・各駅停車
読売ランド前駅 (OH 21) - 百合ヶ丘駅 (OH 22) - 新百合ヶ丘駅 (OH 23)
  • 下り電車で、新百合ヶ丘駅3番ホームに到着となる唐木田行きは、当駅到着前に「小田原方面への乗り換えはこの駅の方が便利」という旨のアナウンスが流れる(階段を使う必要が無いため)[12]

脚注

関連項目


外部リンク