マルグリット・ロン

マルグリット・ロン（Marguerite Long, 1874年11月13日 - 1966年2月13日）は、フランスのピアノ奏者。

ニームにてマリー＝シャルロット・ロン(Marie-Charlotte Long)として生まれる。４歳から姉クレールに学ぶ形でピアノを始める。1883年にフランシス・プランテにピアノを学び、ニーム音楽院に入学して姉クレールの指導も受けた。1886年からシャルル＝アメデー・マジェにピアノを師事。1889年にパリ音楽院に入り、ソフィー・シェネとアンリ・フィソの薫陶を受け、1891年にプルミエ・プリを得て卒業。卒業後はアントナン・マルモンテルの許で研鑽を積みつつ、師のシェネの伝手でガルニエル・ジャンティオム音楽学校のピアノ講師を務めた。1893年にはパリのプレイエル・ウォルフで初舞台を踏む。1906年には音楽学者のジョゼフ・ド・マルリアーヴと結婚し、母校のパリ音楽院でピアノ科講師として教鞭を執るようになった。1920年には同音楽院の教授となり、1940年に音楽院での職を退いた。1943年にはジャック・ティボーと共にロン＝ティボー国際音楽コンクールを創設。1959年に演奏活動から引退。

パリにて没。