湘南
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湘南(しょうなん)とは、神奈川県の相模湾沿岸地方を指す名称である。語源は、かつて中国に存在した長沙国湘南県で、現在の湖南省南部地域の地名である[1]。
概要[編集]
国内文献における「湘南」の初出は倭名類聚抄で、かつて中国に存在した長沙国湘南県である。中世中国の湘南では禅宗が発展し、そのメッカであった。現在の日本では「湘南」とは主に神奈川県相模湾沿岸を指す。
「湘南」の由来[編集]
「湘南」とは、もともと中国の湖南省を流れる湘江の南部のことで、かつては長沙国湘南県が存在し、中世には禅宗のメッカとなった。日本における「湘南」も禅宗の流入に伴って広まったと考えられ、「禅宗」を保護した鎌倉幕府の北条得宗家が居し、国内初の禅寺「建長寺」や「円覚寺」を擁した鎌倉周辺の地域が、中国の「湘南」にちなんで名付けられたといわれる[2]。実際に、円覚寺の僧夢窓疎石の周辺には「湘南」を冠する人物・建築が散見される。また、1664年ごろ、室町時代に中国から日本に移住した中国人の子孫が小田原に居してういろう商人となり(崇雪という人物)、自ら創設した大磯の鴫立庵に建てた石碑に「著盡湘南清絶地」と刻んだものが、現在の神奈川県周辺域における呼称の起源ともいわれる。この石碑は複製品が作られて鴫立庵の庭にあり、本物は大磯町が管理している[3]。
湘南の範囲[編集]
「湘南」の範囲は人により時代により様々な定義がされ、統一されていない。そのため下記の湘南の種類別の定義を記述する。
県の行政区域 [4] |
気象区分 [5] |
ナンバープレート [6] | |
---|---|---|---|
推計人口合計 (テンプレート:自治体人口/神奈川県) |
- 人 | - 人 | - 人 |
平塚市 | ○ | ○ | ○ |
藤沢市 | ○ | ○ | ○ |
茅ヶ崎市 | ○ | ○ | ○ |
秦野市 | ○ | × | ○ |
伊勢原市 | ○ | × | ○ |
大和市 | × | ○ | × |
海老名市 | × | ○ | × |
座間市 | × | ○ | × |
綾瀬市 | × | ○ | × |
小田原市 | × | × | ○ |
南足柄市 | × | × | ○ |
寒川町 | ○ | ○ | ○ |
大磯町 | ○ | ○ | ○ |
二宮町 | ○ | ○ | ○ |
中井町 | × | × | ○ |
大井町 | × | × | ○ |
松田町 | × | × | ○ |
山北町 | × | × | ○ |
開成町 | × | × | ○ |
箱根町 | × | × | ○ |
湯河原町 | × | × | ○ |
真鶴町 | × | × | ○ |
少なくとも全ての条件を満たしている平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町、大磯町、二宮町は確実に湘南といえる。
脚注[編集]
- ↑ 倭名類聚抄
- ↑ この地域が、景勝地でもある湘江の南部並みの絶景であったという説や、相模国の南部のため本来「相南」と略称するべきところ、佳字を当てる意味もあって中国の湘南にちなんだという説もある。
- ↑ 語源は仏教語であるともいわれる。中国の湘南地方(洞庭湖湖南の地域)は禅仏教が発展した地方であることから、禅に関連した古典や事象に「湘南」の文字を見ることができる。碧巌録、湘南葛藤録、西芳寺湘南亭など
- ↑ 神奈川県の出先機関である「湘南地域県政総合センター」の所管区域
- ↑ 横浜地方気象台の二次細分区域。横浜地方気象台市町村別区域一覧
- ↑ 関東運輸局神奈川運輸支局の出先機関である「湘南自動車検査登録事務所」の管轄区域