ノリタケカンパニーリミテド
株式会社ノリタケカンパニーリミテド Noritake Company, Limited
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 東証1部 5331 ~上場中 名証1部 5331 |
略称 | ノリタケ |
本社所在地 | 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36号 |
電話番号 | |
設立 | 1904年(和暦??年)7月10日 (日本陶器合名会社) |
業種 | 3400 |
事業内容 | 窯業 |
代表者 | 代表取締役社長 木梨憲武 |
資本金 | 156億32百万円 |
売上高 | 単体 790億3,500万円 連結 1,129億8,400万円 (2009年3月期) |
総資産 | 単体 871億3,100万円 連結 1,130億7,700万円 (2009年3月31日現在) |
従業員数 | 単体 1,054名、連結 4,289名 (2009年9月30日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 明治安田生命保険相互会社 7.63% 第一生命保険相互会社 7.39% 日本生命保険相互会社 5.67% |
主要子会社 | ノリタケグループ参照 |
関係する人物 | 森村市左衛門(創業者) 大倉和親(初代社長) |
外部リンク | http://www.noritake.co.jp/ |
特記事項: |
株式会社ノリタケカンパニーリミテド(Noritake Co., Ltd.)は、愛知県名古屋市西区に本社・工場を置く世界最大級の高級陶磁器・砥石メーカーである。環境エンジニアリング事業も手がけている。「ノリタケ」とは、創業地である愛知県愛知郡鷹場村大字則武(現・名古屋市中村区則武)に由来する。
本社にはノリタケの企業文化施設「ノリタケの森」が開設、一般公開され、近年の名古屋政財界が提唱する「産業文化観光」の拠点のひとつとなっている。神奈川県厚木市の厚木工場は現在ノリタケスクエアになっている。
目次
沿革・事業内容
1904年に森村市左衛門によって日本陶器合名会社として創業された。前身の日本陶器は日本で初めて高級洋食器を生産し、明治時代から戦前にかけて陶器商社の森村組の手で欧米に大量に輸出された。初期の製品はハンドメイドで絵付けの美しさ、細工の繊細さで知られる。その後アール・デコを基調としたデザインの食器が大量に生産され、凝ったデザインで現在でも親しまれている。ノリタケブランドは欧米で絶大な人気を博し、国内の業者が模造して輸出した偽物が出回るほどであった。オールド・ノリタケと言われるこの時期の製品は、陶磁器愛好家のコレクターズ・アイテムとなっている。戦後日本に駐留したアメリカ軍の将兵が帰国する時のお土産として1953年まで販売されたノリタケ製品をプレミアノリタケといい、一部に愛好されている。
日本陶器は第二次世界大戦で多数の陶磁器と熟練職人、生産設備を失い、戦前のような高品質の製品を生産できなくなったため、戦後は一時ノリタケブランドを使わず、「ローズチャイナ」というブランド名で輸出を行った。その後ふたたび高品質な製品を世に送り出すことができるようになり、ノリタケブランドが復活する。その後は日本の経済発展に伴って、電子部品、ファインセラミックスなどの分野にも進出した。東京、名古屋両証券取引所の第1部に上場している。 また、日本初のIBM製品導入企業でもある。
現在では食器類の売上比率は15%程度と他部門に主力を譲っており、工業機材およびセラミックマテリアル、環境エンジニアリングの3事業が全体の75%以上を占める(2006年9月期)。工業機材事業は砥石、研磨布紙およびCBN、ダイヤモンドなど、研削材や半導体材料からなる。セラミックマテリアル事業には電子ペーストや回路基板、窯業材料などがある。環境エンジニアリング事業は液晶ディスプレイ、電池材料等向けの焼成炉など、産業機械を扱っている。
2009年10月1日には子会社であるノリタケエンジニアリング、日本陶器、ノリタケテーブルウェア、東京砥石の4社を吸収合併し、2010年4月1日にはノリタケ機材とノリタケセラミックスの2社を吸収合併する(予定)。
グループ企業
←ノリタケ本社
森村グループ
詳細は森村グループを参照
- TOTO・・・衛生陶器・温水洗浄便座等の製造・販売
- 日本碍子・・・がいし・セラミックスの製造・販売
- 日本特殊陶業・・・スパークプラグの製造・販売
- 大倉陶園・・・高級陶磁器(主に食器)の生産
- 共立マテリアル・・・セラミックス原料の製造・販売
- 森村商事・・・窯業・耐火物原料、航空機材、機械プラント、食品、生活用品等の輸出入及び国内販売。森村財閥の源流企業。
これらの会社は森村商事(旧 森村組)が設立したり、ノリタケカンパニーリミテドから分社した会社であり、現在はノリタケカンパニーリミテドを中心に森村グループを構成している。また、共立マテリアルと大倉陶園はノリタケカンパニーリミテドの連結対象である。
なお、森村グループのタイル・衛生陶器メーカーだった株式会社INAXは2001年にアルミサッシなどを手掛ける建材メーカー大手のトステムとの経営統合によりグループから離脱している。
ノリタケグループ
工業機材部門
- ゼンノリタケ・・・砥石の販売
- 東京砥石・・・砥石の製造(2009年10月1日ノリタケカンパニーリミテドに吸収合併)
- 東濃研磨・・・小径砥石、軸付砥石の製造
- ノリタケコーテッドアブレーシブ・・・研磨布紙の製造、販売
- ノリタケスーパーアブレーシブ・・・ダイヤモンド工具の製造、販売
- ノリタケスーパードレッサー・・・ドレッサ(砥石の加工用具)を生産
- ノリタケボンデッドアブレーシブ・・・研削砥石の製造、販売
- ノリタケリサイクルセンター・・・使用済み砥石のリサイクル
- 広島研磨工業・・・標準研削砥石を生産
- 日本レヂボン・・・元三菱商事グループ、砥石・研磨布紙・ガラスクロス製品等の製造・販売
セラミックマテリアル事業
- ノリタケ機材・・・金属ペースト、歯科材料などの製造
- ノリタケジプサム・・・石膏を製造
- ノリタケセラミックス・・・厚膜基板を製造
- ノリタケデンタルサプライ・・・歯科材料の開発、販売
食器事業
- 日本陶器・・・食器の生産(2009年10月1日ノリタケカンパニーリミテドに吸収合併)
- ノリタケテーブルウェア・・・ノリタケ・大倉陶園の食器の国内総販売元(2009年10月1日ノリタケカンパニーリミテドに吸収合併)
- ニットートレーディング(2006年9月30日をもって解散)
環境エンジニアリング事業
- ノリタケエンジニアリング・・・生産装置の開発、製造(2009年10月1日ノリタケカンパニーリミテドに吸収合併)
- ノリタケリフラクトリー・・・耐火物の製造
- ノリタケTCF・・・焼成炉などの製造
電子事業
関連項目
外部リンク
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