地代

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地代(じだい/ちだい、 Grundrente)とは、土地利用者が土地所有者に渡す利用料のこと。一般的にはマルクス経済学の用語である。なお、本来はミクロ経済学におけるレント(rent)と同義である。

概要[編集]

地代には「絶対地代」と「差額地代」がある。

絶対地代[編集]

地主はいくらその土地の価値が低くても、ただで貸すことはしない。どのような土地でも賃貸料としての地代を徴収する。これが絶対地代である。

差額地代[編集]

同じ1ヘクタールの土地でも、土地の性質によって作物の生産高が変わってくる。このとき、地代はその土地の質が良ければ良いほど高くなるはずである。最劣等地の地代と比較したときの差額分の地代を、差額地代という。

差額地代の第1形態[編集]

別々の同一面積の土地に、同量の資本が投下される場合に生じる地代のこと。

差額地代の第2形態[編集]

同じ土地に同量の資本が次々に投下される場合に、差額地代が生じる場合、その地代のこと。

日本民法における地代[編集]

日本の民法266条では、地上権者が土地の所有者に払う対価のことを指す。なお地代の規定については民法274条から276条(小作料の減免、永小作料の放棄、永小作料の消滅請求)を準用し、その他については賃貸借の規定を準用することとなっている。


de:Grundrententheorie
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