岡山駅突き落とし事件
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岡山駅突き落とし事件(おかやまえきつきおとしじけん)とは2008年3月に発生した事件。
概要[編集]
2008年3月25日、岡山県岡山市のJR岡山駅のホームで大阪府に住む19歳少年が帰宅途中の岡山県職員だった38歳男性を線路に突き落とした。38歳男性は電車にはねられ、翌3月26日に死亡した。事件直後に警察が駆けつけた時に、少年が犯行を認めたため、逮捕された。また、JRは発生直後から当駅を通る列車の運転を見合わせた。
少年は事件当日朝に家出していたため両親が同日夜に大阪府警四条畷署に家出人捜索願を出していた。また少年は2001年1月の新大久保駅乗客転落事故の例を挙げ、「ホーム下に人を落とせば、電車にはねられて死ぬ。人を殺せば刑務所に行ける。誰でもよかった」と供述していた。また刃渡り約12センチの果物ナイフを所持していた。
少年の家族環境は、父親とは親子ではなく友達のような関係だったが、父親から「好きなところに行って鍛えろ」と突き放すような一言が、少年を「殺人しかない」と追い込む絶望的な心境に追い詰めた。精神鑑定では広汎性発達障害と診断された。
2009年6月17日、岡山地裁は少年に対して懲役5年以上10年以下の不定期刑を言い渡した。
参考文献[編集]
- 少年は「アスペルガー症候群」 岡山駅突き落とし事件で簡易鑑定 産経ニュース、2009年4月23日 23:47 (JST)