交響曲第一番 (ディティユー)
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交響曲第1番は、アンリ・デュティユーが1951年に作曲した交響曲である。初演は同年6月7日にロジェ・デゾルミエール指揮フランス国立放送管弦楽団によって初演された。そのフランス・アカデミックな書法は日本の作曲界に於ける「芸大アカデミズム」の手本とされ、毎日コンクールや尾高賞に長年にわたって影響を与え続けた音楽である。
楽器編成[編集]
ピッコロ1、フルート2、オーボエ2、イングリッシュホルン持ち替え)、クラリネット(変ロ)2、バスクラリネット(変ロ)2、ファゴット2、コントラファゴット、持ち替え)、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ4、シンバル、大太鼓、小太鼓、トライアングル、タムタム、ゴング、クロタル、シロフォン、ヴィブラフォン、グロッケンシュピール、チェレスタ、ピアノ、ハープ1、弦五部
演奏時間[編集]
約31分。
楽曲構成[編集]
- 第1楽章 パッサカリア アンダンテ
- 低弦のピッツィカートによりパッサカリア主題が奏される。この主題が反復する内に種々の楽器が入り乱れ、変奏される。
- 第2楽章 スケルツォ モルト・ヴィヴァーチェ
- 6/16拍子 自由な三部形式
- 第3楽章 間奏曲 レント
- エレジー風の楽章
- 第4楽章 間奏曲 変奏曲を含むフィナーレ
参考文献[編集]
- 最新名曲解説全集 補巻第1巻(音楽之友社)fr:Symphonie n° 1 de Dutilleux