七重奏曲 III (楽曲)
7重奏曲IIIセプテット、 WVE(暫定作品番号)-155 「タンツグロッケンシュピール」
作曲者[編集]
菅野茂
作曲地[編集]
シュトットガルト・ヘスラッハ・ドイツ
作曲時期[編集]
1998年12月18日に一週間で脱稿
楽器編成[編集]
フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、トランペット、ティンパニ(5個)、タンツグロッケンシュピール
演奏時間[編集]
約8分
概説[編集]
バーリンゲン国際作曲コンクールの為に書かれ第一位入賞した作品。世界でも珍しい踊りながら足で鐘を叩くタンツグロッケンシュピールが使わられている音楽。あるオランダ人が考案し、ヨーロッパの子供用の遊び場に良く配置されている。
編曲版[編集]
以下現在までにaからiまでの9曲の編曲がある。その内訳は、 155-a.Sub-Kammersinfonie II for Chamber Orchestra (8.11.1999/Stuttgart) ca. 10 min. (1110-1100,Pk,70050) 155-b.Sub-Violinkonzert (20.4.2000/Stuttgart) ca 20 min. (1010-1100-Sch, Pf-11111) 155-c. Sub-Saxophonkonzert (24.4.2000/Stuttgart) ca.12 min.(3222-4231-Pk-,2Sch,12,10,8,6,6,) 155-d. Pro-Tanzglockenspiel for 2 Saxophones, Timpani, Piano and Violincello ca. 8 min. (19.4.2000/Stuttgart) 155-e. Pro-Tanzglockenspiel for Alto flute, Clarinet, Timpani, Piano, Violin and Vilincello ca. 8 min. (5.5.2000/Stuttgart) 155-f. Sub-Saxophonkonzert für Saxophone und Blasorchester (18.9.2000/Stuttgart) ca.8 min 155-g. Septett III „Hackbrett-Spiel“ (28.9.2000/Stuttgart) ca. 8 min. Fl, Ob, Cl, Hr, Tp, Pk, Hb. 155-h. Spiel for XXI. Jahrhunderts (8.11.2000/Stuttgart) ca. 8 min. MS, Po, Pk, Ak, Pf, Vl. 155-i. Polyphonisches Konzert für Blass Kappelle (15.11.03/Hilgenroth) ca. 8 min. 155-j, Sub-Basson Concerto (15.2.04/ Hilgenroth) ca.12 min.(3222-4231-Pk-,2Sch,12,10,8,6,6,)
曲の内容[編集]
タンツグロッケンシュピールの音階が変ロ長調でできているので、その音階をもとにしたモードで作曲されている。まずティンパニで開始されそれからパッサカリア風にタンツグロッケンシュピールが絡む。次第に楽器が多くなって、いったん静まりヴァリエーションのセクションに入る。いろんな音色の組み合わせが続き、最後にはラルガメンテ風の不協和音のコーダに入ってこの曲は終わる。
出版[編集]
最初の5年間がドイツのフォールム・ミュージック・スルツで、その後ミュンヘンの4分33秒出版社(すべての編曲を含む)に移行している。
CD[編集]
フォールム・ミュージック・スルツ・ドイツ、ヘルムート・クロム指揮のトロッシンゲン現代音楽アンサンブル。