ヴォイチェフ・キラール

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ヴォイチェフ・キラール
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ヴォイチェフ・キラール (Wojciech Kilar, 1932年7月17日- ) は、 ポーランドリヴィウ(現ウクライナ)生まれの、現代音楽映画音楽作曲家キラルと表記される場合もある。

略歴[編集]

カトヴィツェで学んだ後、パリナディア・ブーランジェの薫陶を受ける。幾つかの賞を受賞。(クシシュトフ・ペンデレツキヘンリク・グレツキとともに)1960年代ポーランドのアバンギャルド運動に身を置く。1974年の交響詩『クシェサニ』が有名だが、1970年代中盤以降は、映画音楽の作曲家としても知られるようになり、ロマン・ポランスキー監督のハリウッド映画も手がけている。とはいえ、今なお、交響曲、室内楽曲、器楽曲を発表し続け、2001年1月にワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団により世界初演された、交響楽団、混声合唱と4人の独唱者のための『平和へのミサ A.D.2000』は 、同じ年の12月に、バチカンのヨハネ・パウロ2世 (ローマ教皇)の前でも演奏された。 [1]

作品[編集]

交響曲[編集]

  • セプテンバー・シンフォニー(2003年)

管弦楽曲[編集]

  • 小序曲(1955年)Youth Festival, 1955のための
  • 弦楽のための交響曲(1955年)
  • Ode Béla Bartók in memoriam ヴァイオリンと金管と打楽器のための(1956年)
  • Riff 62(1962年)
  • Generique(1963年)
  • Springfield Sonnet(1965年)
  • 前奏曲とクリスマス・キャロル 4つのオーボエと弦楽オーケストラのための(1972年)
  • 交響詩『クシェサニ』(1974年)
  • 交響詩『コスチェレツ山1909年』(1976年)
  • オラヴァ 弦楽オーケストラのための(1988年)
  • コラール前奏曲 弦楽オーケストラのための(1988年)
  • Requiem Father Kolbe 交響楽団のための(1994年)

協奏曲[編集]

  • 協奏交響曲 ピアノとオーケストラのための(1956年)
  • ピアノ協奏曲(1996年)

室内楽曲[編集]

  • フルート・ソナティネ(1951年)
  • 管楽五重奏曲(1952年)
  • Training 68 クラリネット、トロンボーンとピアノのための(1968年)

ピアノ曲[編集]

ピアノ独奏曲多数。

声楽曲[編集]

  • 灰色の霧(1979年)
  • ボクロジカ(1979年)
  • 出エジプト記(1981年)
  • ヴィクトリア(1983年)
  • アンジェラス(1984年)
  • 平和へのミサ A.D.2000(2001年初演)
  • ラメント 無伴奏合唱のための(2003年)

映画音楽[編集]

  • Nikt nie woła(Nobody's calling)(1960年)
  • Tarpany(Wild Horses)(1962年)
  • Głos z tamtego świata(Voice from beyond)(1962年)
  • Milczenie(Silence)(1963年)
  • Trzy kroki po ziemi(Three steps on Earth)(1965年)
  • Piekło i niebo(Hell and heaven)(1966年)
  • Bicz boży(God's whip)(1967年)
  • 人形(1969年)
  • 結晶の構造(1969年)
  • Rejs(Cruise)(1970年)
  • Bolesław Śmiały(King Boleslaus the Bold)(1972年)
  • Opętanie(Obsession)(1973年)
  • 約束の土地(1974年)
  • Smuga cienia(The shadow line)(1976年)
  • Ptaki ptakom(Bords to birds)(1977年)
  • Barwy ochronne(Camouflage)(1977年)
  • Spirala(Spiral)(1978年)
  • Rodzina Polanieckich(TVシリーズ)(1978年)
  • 王と鳥(1980年)
  • コンスタンス(1980年)
  • The Beads of One Rosary(1980年)
  • Przypadek(Blind chance)(1982年)
  • 太陽の年(1984年)
  • Paradigma(1985年)
  • 愛の記録(1986年)
  • Salsa(1988年)
  • 悲愴(1988年)
  • Stan posiadania(Inventory)(1989年)
  • コルチャック先生(1990年)
  • Życie za życie(マキシミリアノ・コルベにまつわる映画)(1991年)
  • ドラキュラ (映画)(1992年)
  • 巨人と青年(1992年)
  • キング・フォー・バーニング(1993年)TV
  • 死と乙女(1994年)
  • ある貴婦人の肖像(1996年)
  • Deceptive Charm(1996年)
  • Brat naszego Boga(Our God's brother)(1997年)
  • トゥルーマン・ショー(1988年)(『Requiem Father Kolbe』の一部)
  • ナインスゲート(1999年)
  • パン・タデウシュ物語(1999年)
  • Life As a Fatal Sexually Transmitted Disease(2000年)
  • 戦場のピアニスト(2002年)
  • Zemsta(Revenge)(2002年)

参考文献[編集]

  1. Czerwińska, I.,Mass for Peace, The Warsaw Voice, 16 December 2001. (accessed 1 October 2007)

外部リンク[編集]