フリッツ・リーガー

フリッツ・リーガー（Fritz Rieger, 1910年6月28日 - 1978年11月30日）は、ドイツの指揮者。本名はフリードリヒ・エドムント・リーガー(Friedrich Edmund Rieger)。

ボヘミア北部オーバーアルトシュタット出身。21歳の時にプラハ・ドイツ歌劇場のカペルマイスターに就任する前はプラハのドイツ音楽院のフランツ・ランガーの許でピアノ奏者としての訓練を受け、フィデリオ・フィンケに作曲、ゲオルク・セルに指揮をそれぞれ学んでいた。1938年にドイツ歌劇場の職を辞した後は、1939年から1941年までアウシヒの歌劇場の指揮者、1941年から1945年までブレーメン国立歌劇場のオペラ監督を務め、ナチス党にも入党していた。1947年からマンハイム国立歌劇場の首席指揮者を務め、1949年にミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督及びミュンヘン市の音楽総監督に転出して1968年までそれらの任にあった。1969年から1971年までメルボルン交響楽団の首席指揮者。1974年からバイエルン国立歌劇場の客演指揮者であった。1964年には来日して読売日本交響楽団を指揮。

ボンにて死去。