寧峰

寧 峰（ニン・フェン、英:Ning Feng, 1981年3月26日 - ）は中華人民共和国のヴァイオリン奏者。

成都市出身。４歳の頃から文有信にヴァイオリンを学び、11歳で四川音楽学院附属高等学校に進学して胡惟民に師事した。1998年からロンドン王立音楽院に留学して胡坤のクラスに入り、2003年に音楽院開学以来初めてのパーフェクトな成績で卒業。その後、2007年までベルリンのハンス・アイスラー音楽大学のアンティエ・ヴァイトハースの薫陶を受けた。1999年にロン＝ティボー国際音楽コンクールで上位入賞こそ逃したものの、ダンソン・フランソワ＝スカルボ賞を受賞。2000年にはメニューイン国際青少年ヴァイオリン・コンクールで２位、2001年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールで５位、ロンドン・オラトリー国際ヴァイオリン・コンクールで１位にそれぞれ入賞。2002年にはチャイコフスキー国際音楽コンクールに挑戦し、上位入賞は逃したものの「現代作品最優秀パフォーマンス」で表彰されている。2003年にはヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクールで３位。2005年にはニュージーランドのマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクール、2006年にはパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールのそれぞれで優勝した。ロンドン王立音楽院在学中の2001年にウィグモア・ホールでリサイタル・デビュー。