フィリップ・キュペール

フィリップ・キュペール（Philippe Cuper, 1957年4月25日 - ）は、フランスのクラリネット奏者。

ノール県リールの出身。幼時よりジルベール・ヴォワザンにクラリネットの手ほどきを受け、ジャック・ランスロの夏期講習も受講した。19歳の時にフランス空軍音楽隊に入り、ギィ・ダンガンの薫陶を受けつつソルボンヌ大学で音楽学を学んだ。1980年にパリ音楽院でギィ・ドプリュのクラスで学び、1981年には室内楽でプルミエ・プリを取得。1982年のミュンヘン国際音楽コンクールのクラリネット部門で２位入賞を果たした。1984年からパリ国立歌劇場管弦楽団の首席奏者に就任。1986年にプラハの春国際音楽コンクールのクラリネット部門で優勝。同年、パリ管楽八重奏団を創設し、ヴィオラ奏者のノエル・サントスとピアノ奏者のセシル・ユーゴナール＝ロシュとで三重奏団を結成した。