三鷹市

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三鷹市(みたかし)は、東京都多摩地域東部にあるである。東京都特別区部への通勤率は38.1%(平成22年国勢調査)。

概要[編集]

武者小路実篤三木露風山本有三太宰治など多くの作家たちが住んだ街として知られるほか、全国初のゼロ歳児保育施設の開所(1956年)、全国初の公共下水道100%整備(1973年)を実施した都市である。「みたか市民プラン21会議」、官民共同プロジェクト「あすのまち三鷹」、三鷹ネットワーク大学での市民大学研究機関企業との協働などが成果をあげ、2005年度のインテリジェント・コミュニティ・オブ・ザ・イヤー世界1位に選出された。

また、都市の便利さと緑豊かな自然とが調和する公園都市でもある。市域には豊かな自然が存在し、市内に国立天文台三鷹キャンパス武蔵野市にまたがる場所にで知られる井の頭恩賜公園小金井市調布市とまたがる地域に野川公園がある。桜の植樹が盛んで、三鷹通り、天文台、調布飛行場・武蔵野の森公園、国際基督教大学などの周辺に多くの桜並木が造られている。

観光名所としては、2001年に開館した三鷹の森ジブリ美術館を筆頭に、山本有三記念館、太宰治文学サロンなどの様々な文化施設が存在する。加えて、三鷹駅南に位置する禅林寺には太宰治及び森鴎外の、市内南西端に位置する龍源寺には近藤勇の墓が存在する。

市域境界線は入り組んでおり、5つの自治体と隣接する。市役所の一部は調布市域に掛かっている。

地理[編集]

東京都の多摩地域の東端に位置しており、東京23区多摩地域の境界を接している隣接5市の内の一つである。東経139度31-35分、北緯35度39-42分の位置にあり、東西6.4km、南北5.2km。市域はが大きく羽を広げたような形をしている。

北東に位置する井の頭地区には井の頭恩賜公園および井の頭池があり、東南方向に流れる神田川井の頭池を源流とする。また、武蔵野市との境界を東南方向に流れる玉川上水は、三鷹駅の真下を通り、万助橋から井の頭公園を横切り、牟礼地区を流れる。大沢地区の南側には野川が流れ、流れの北側に国分寺崖線という河岸段丘が存在する。また、上連雀地区・下連雀地区から新川地区を横断する仙川がある。

市北端にJR中央線が走り、三鷹駅を中心に市街地を形成し、南側は市で一番大きな商業地区となる。神田川沿いに走る京王井の頭線井の頭公園駅三鷹台駅は、それぞれ北側を武蔵野市杉並区と接する。また、市東部の下連雀1丁目は吉祥寺駅、北西部の井口地区は武蔵境駅、南西部の大沢地区は 西武多摩川線多磨駅が最寄駅である。

タクシーの営業区域が東京23区・武蔵野市・三鷹市で一つの区域として構成されている。

歴史[編集]

現在の三鷹市に当たる区域は武蔵国多磨郡内の一部として属した。

年表[編集]

  • 1590年頃 - 牟礼村、大沢村、上仙川村が成立。
  • 1690年頃 - 上連雀村、下連雀村、野崎村、野川村、北野村が成立。
  • 1725年頃 - 井口新田、深大寺新田、野崎新田、大沢新田が成立。
  • 1889年明治22年) - 市町村制の施行、および上記各村と上石原村、烏山村、下仙川村の一部の合併により、神奈川県北多摩郡三鷹村となる。
  • 1893年(明治26年) - 東京府に移管。
  • 1930年昭和5年) - 国鉄中央本線三鷹駅下連雀に開業。
  • 1940年(昭和15年) - 町制施行により北多摩郡三鷹町となる。
  • 1950年(昭和25年) - 市制施行により三鷹市となる。
  • 1955年(昭和30年) - 武蔵野市との合併について、市議会が1票差で否決し、合併は実現しなかった[1]
  • 1973年(昭和48年) - 全国で初めて、下水道普及率100%を達成した[2]
  • 1989年平成元年) - 三鷹100周年記念行事を開催。
  • 1993年(平成5年) - 三鷹駅南口広場第1期整備事業および三鷹駅南口駅前再開発地区第六ブロック協同ビル(ネオシティ三鷹ビル)竣工。
  • 1999年(平成11年) - 三鷹駅南口駅前再開発地区第七ブロック協同ビル(クレッセント三鷹)および三鷹ロンロン(現・アトレヴィ三鷹)竣工。
  • 2006年(平成18年) - 三鷹駅南口駅前広場第2期整備事業竣工。

地名由来[編集]

三鷹の名は、かつて徳川将軍家及び御三家が鷹狩を行なった鷹場の村々が集まっていたことと、世田谷領・府中領・野方領にまたがっていたことに由来する(三領の鷹場)と言われている。旧三鷹村役場火災による資料焼失のため詳細は定かではない。

  • 下連雀 - 1657年(明暦3年)1月の明暦の大火による神田連雀町(現在の千代田区神田須田町神田淡路町付近)の被災者の替え地として1658年(万治元年)に神田連雀新田として開墾されたことに由来する。「連雀」とは小板を使った背負い梯子のことで、江戸神田のその職人仲間が住んでいた町を連雀町と呼んでいたことが連雀の名の由来とする説もある。享保の頃、新田開発の進捗とともに、連雀新田が連雀村と称され、京都(朝廷)に近い方を「上」と称し、江戸方に近い方を「下」と称す慣習により上連雀村に対して下連雀村となった。
  • 上連雀 - 神田連雀新田の地区を拡大してして開発され、連雀前新田と称されたが、享保の頃に京都(朝廷)に近い方を「上」と称し、江戸方に近い方を「下」と称す慣習により下連雀村に対し上連雀村となった。
  • 牟礼 - 史料に出てくるものとしては、三鷹市の中で最も古い地名。1559年(永禄2年)に編纂された『小田原衆所領役帳』には「無連」としてその名が記されている。由来については諸説あるが、いずれも定かではない。
  • 井の頭 - 1965年(昭和40年)2月1日にそれまでの牟礼から独立し、井の頭として住居表示を実施。井の頭の名は徳川家光が鷹狩りに訪れ、湧水がほとばしるように出ているのを見て、「井の頭」と命名したとされている。神田川の源泉であり江戸市民の行楽地として親しまれてきた井の頭池の歴史にちなんでいる。
  • 新川 - 1874年(明治7年)、野川村と上仙川村が合併した際に「新川村」と名付けられたことによる。
  • 深大寺 - 古名刹深大寺のある旧神代村(現・調布市)の飛び地「深大寺新田」として開墾されたことに由来する。
  • 井口 - 江戸時代に新田開発した井口権三郎(井口家)に由来する。
  • 北野 - 下仙川村の北にあたり、野原が続いていたことに由来する。
  • 野崎 - 深大寺の村続きの野原だったことや、武蔵七党野与党の野崎光員が領したことによる説などがある。
  • 大沢 - 湧水地により多くの沢があったからといわれるが定かではない。
  • 中原 - 中仙川村の中央地区一帯の原野を指して名付けられた。もとは小字のひとつで、新住居表示の実施により、1965年(昭和40年)から町名として使われている。

人口[編集]

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三鷹市と全国の年齢別人口分布(2005年) 三鷹市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 三鷹市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

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三鷹市(に相当する地域)の人口の推移
テンプレート:人口統計/13
総務省統計局 国勢調査より

昼夜間人口[編集]

2005年に夜間人口(居住者)は166,767人であるが、市外からの通勤者と通学生および居住者のうちの市内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は148,458人での0.890倍の人口になる。通勤者・通学者で見ると市内から市外へ出る通勤者49,199人、市外から市内へ入る通勤者は35,145人と通勤者ではに市外へ通勤する通勤者が多く、学生では市外から市内へ入る通学生は5,209人で市内から市外に出る通学生9,464人と学生では市内へ流入が勝っている。東京都編集『東京都の昼間人口2005』平成20年発行146,147ページ 国勢調査では年齢不詳のものが東京都だけで16万人いる。上のグラフには年齢不詳のものを含め、昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に誤差は生じる)隣接している武蔵野市と三鷹市は規模としてはほぼ同規模の自治体であるが、夜間人口(居住者)は三鷹市が約3万人弱多いのに比べ、昼の人口は武蔵野市のほうが6000人上回る。三鷹市は住宅街の町の傾向が読み取れる。

市政[編集]

市長[編集]

市議会[編集]

  • 議員定数 28人
  • 議員数 28人
  • 任期 2011年5月1日 - 2015年4月30日
  • 常任委員会
    • 総務委員会(定数7人)
    • 文教委員会(定数7人)
    • 厚生委員会(定数7人)
    • まちづくり環境委員会(定数7人)
  • 特別委員会
    • 東京外郭環状道路調査対策特別委員会(定数9人)
    • 調布基地跡地利用対策特別委員会(定数9人)
  • 議会運営委員会(定数8人)
  • 会派構成

独自の施策[編集]

  • コミュニティ行政
  • 自治基本条例
    自治体運営の基本理念を記したもので、自治体の憲法に相当する。
  • みたか市民プラン21会議
  • 日本の自治体で最初に下水道100%を達成
  • SOHO支援事業
  • あすのまち三鷹
  • 三鷹むらさき商品券の発行
  • こどもと絵本プロジェクト

広域事務[編集]

  • 西東京、武蔵野、小金井、および本市の4市で、公共施設の共同利用を行っている。
  • ふじみ衛生組合 - 調布市及び本市の2市で、不燃ごみの共同処理を行っている。
  • 東京たま広域資源循環組合 - あきる野市日の出町奥多摩町及び檜原村を除く東京都多摩地域各自治体で、ごみの最終処分を行っている。2006年4月に「東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合」から名称変更した。
武蔵野市および本市の2市で可燃ごみの共同処理及び旧伝染病予防法に基づく伝染病棟の共同運営を行う「武蔵野三鷹地区保健衛生組合」があったが、2003年3月に解散した。

自治体交流[編集]

姉妹都市

友好市町村

旧ホークスサミット

国政・都政[編集]

国政[編集]

衆議院小選挙区選挙では東京都第22選挙区(三鷹市・調布市狛江市稲城市)に属する。小選挙区制導入当初は、武蔵野市小金井市と共に東京都第18選挙区を構成したが、一票の格差是正のため、2002年に府中市との入れ替えで東京都第22選挙区に変更された。近年選出の議員は以下のとおり。

都政[編集]

三鷹市で東京都議会の一つの選挙区をなす。定数は2人。近年選出の議員は以下のとおり。

教育[編集]

幼稚園[編集]

3園あった市立幼稚園が、私立幼稚園の経営圧迫を主な理由に、多くの市民の反対を押し切って、2006年度末にすべて廃止された。跡地は公設民営の保育園幼保一元化施設となっている。私立幼稚園は市内に16園あり、それぞれが独自の方針と内容で幼児教育にあたっている。東京都知事の認可を受けた幼稚園類似施設として、国際基督教大学教会幼児園がある。

小中一貫校[編集]

2009年9月、市内のすべての公立中学校が中学校区を単位として小中一貫校へと移行。これにより、2006年4月に開園した「にしみたか学園」をはじめとする7つの学園が生まれることとなった。既存の施設や6・3制区分はそのままとし、9年間の一貫したカリキュラムの実践によって小中学校間の連携を図る、というのが主な特色となっている。また、保護者地域住民学校運営を支えるとともに、学校を地域コミュニティの場とする「コミュニティ・スクール」制度を導入している。学園に属する各学校名は、例として「にしみたか学園三鷹市立第二小学校」のように、従来の名称の頭に学園名を付けたかたちとなる。

2006年4月開園

  • にしみたか学園 - 第二小学校・井口小学校・第二中学校 - 都内初の小中一貫校

2008年4月開園

  • 連雀学園 - 第四小学校・第六小学校・南浦小学校・第一中学校
  • 東三鷹学園 - 第一小学校・北野小学校・第六中学校
  • おおさわ学園 - 大沢台小学校・羽沢小学校・第七中学校

2009年4月開園

  • 三鷹の森学園 - 第五小学校・高山小学校・第三中学校
  • 三鷹中央学園 - 第三小学校・第七小学校・第四中学校

2009年9月開園

  • 鷹南(たかみなみ)学園 - 中原小学校・東台小学校・第五中学校

小学校[編集]

市立小学校は小中一貫校に移行。 小中一貫校の項を参照。

  • 市立
    • 第一小学校 (新川)
    • 第二小学校 (野崎)
    • 第三小学校 (上連雀)
    • 第四小学校 (下連雀)
    • 第五小学校 (井の頭)
    • 第六小学校 (下連雀)
    • 第七小学校 (上連雀)
    • 大沢台小学校 (大沢)
    • 高山小学校 (牟礼)
    • 南浦小学校 (下連雀)
    • 中原小学校 (中原)
    • 北野小学校 (北野)
    • 井口小学校 (井口)
    • 東台小学校 (中原)
    • 羽沢小学校 (大沢)

中学校[編集]

市立中学校は小中一貫校に移行。 小中一貫校の項を参照。

  • 市立
    • 第一中学校 (下連雀)
    • 第二中学校 (野崎)
    • 第三中学校 (牟礼)
    • 第四中学校 (上連雀)
    • 第五中学校 (新川)
    • 第六中学校 (新川)
    • 第七中学校 (大沢)

高等学校[編集]

大学[編集]

大沢にはキリスト教系の大学が多く所在する。

関連施設[編集]

  • 東京大学三鷹国際学生宿舎(新川) - 三鷹中等教育学校そばにある。以前は三鷹寮と呼ばれた。
  • 東京大学馬術場(大沢)

交通[編集]

鉄道[編集]

甲武鉄道(現・JR中央本線) 新宿駅八王子駅間が1889年に開通し同年武蔵境駅が開業、1899年吉祥寺駅が開業した。鉄道国有法により甲武鉄道が1906年国有化された後の1930年国鉄中央本線三鷹駅1933年には帝都電鉄(現・京王井の頭線)の井の頭公園駅三鷹台駅が開業した。
JR中央本線と京王井の頭線の利用者が多いが、他に京王線西武多摩川線によって市域が囲まれている。市域内のを結ぶ路線は少ないが、中央線、井の頭線以外でも十分利用可能な駅はつつじヶ丘駅仙川駅などいくつかある。地理的には他市区との境界付近に位置している駅が多い。また、京葉線が地下路線で三鷹まで延伸される計画(運輸政策審議会答申第18号)がある。なお、中央本線三鷹駅西側には三鷹車両センターの車庫がある。

かつて存在した路線[編集]

  • 国鉄 中央本線支線 三鷹駅~武蔵野競技場前駅(通称:武蔵野競技場線、グリーンパーク線)
1951年4月開業、1959年11月廃止。 

バス[編集]

鉄道路線が市周縁部に位置するため、市域内の交通機関としてバスが重要な役割を果たしている。小田急バス京王電鉄バスグループ関東バスが乗り入れているほか、コミュニティバスでは武蔵野市が運営する「ムーバス」、三鷹市と小田急バスの共同事業である「みたかシティバス」が運行している。市内のバス路線のほとんどは小田急バスのものである。

道路[編集]

  • 東西方向
    • 連雀通り - 都道134号。牟礼から井口の北端までを横断する。
    • 人見街道 - 都道110号。沿道には市役所など各種施設がある。
    • 東八道路 - 都道14号。人見街道の南側を平行に走る。
    • 甲州街道 - 国道20号。市の南端(中原)で数百メートルほど接する。
    • 山中通り - 市道138号線。吉祥寺通りと天文台通りを東西に結ぶ準幹線。
    • 新道北通り - 市道139号線。三鷹通りと武蔵境通りを東西に結ぶ準幹線。
    • 三鷹台通り - 市道135号線。三鷹台駅前から人見街道まで、井の頭地区を横断する。
    • 仲町通り - 市道143号線。赤鳥居通りから吉祥寺通りまで、連雀通りの北側を平行に走る。
    • 明星通り - 市道143号線。吉祥寺通りから井の頭公園通りまで、仲町通りの延長線上を走る。
    • 学園通り - 天文台通りから市の西端、国際基督教大学高等学校まで続く通り。沿道にルーテル学院大学東京神学大学中近東文化センターがある。
  • 南北方向
    • 吉祥寺通り - 都道114号都道117号。南側は甲州街道給田交差点に接続し、北野、新川、下連雀を経て、吉祥寺駅に至る。
    • 三鷹通り - 都道121号。市役所交差点南からけやき橋交差点に至る。
    • 武蔵境通り - 都道12号。上連雀の西側を通る。
    • 天文台通り - 都道123号。国立天文台の東側を通る。近年拡幅・付替工事が行われ、路線形状が改善された。
    • むらさき橋通り - 市道6号線、129号線及び582号線。武蔵野市成蹊通りと東八道路とを南北に結ぶ準幹線。玉川上水に架かるむらさき橋に由来する。
    • かえで通り - 市道392号線。JR中央線武蔵境駅南口南方と東八道路とを南北に結ぶ準幹線。
    • 中央通り - 市道130号線。JR中央線三鷹駅南口と連雀通りとを南北に結ぶ。三鷹市内で最大の商業地域を形成・縦断する。
    • 天神山通り - 市道134号線。新川と北野の境目を走る。
    • 北野中央通り - 市道142号線。北野地区東部の東八道路以南を縦断する。
    • 島屋敷通り - 市道200号線。UR新川島谷敷団地の中央を縦断する。
    • 中仙川通り - 市道146号線。中原地区中央部を縦断する。
    • 井の頭公園通り - 市道142号線。井の頭公園西園から人見街道まで、井の頭地区を縦断する。
    • 三鷹台駅前通り - 市道135号線。三鷹台駅から牟礼まで、井の頭地区を縦断する。道幅が狭く見通しが悪い。三鷹市は歩道設置を進めている。
  • その他方向
    • さくら通り - 市道129号線。三鷹通りとむらさき橋通りを北西から南東に結ぶ準幹線。
  • 高速道路

産業[編集]

商業[編集]

三鷹市はベッドタウンとしてマンションアパートが多く建っているが、三鷹駅南口地区を中心に小規模な商店も多く存在している。商業集積はJR中央線三鷹駅南口地区(下連雀三丁目、下連雀四丁目)と、東八道路沿道であり、比較的大規模な商業施設もこの地区に固まっている。

  • アトレヴィ三鷹(三鷹駅ビル)※2010年4月1日、LONLON(ロンロン)より改称。
  • 三鷹コラル(ネオシティ三鷹ビル) - 三鷹駅南口ペデストリアンデッキより直通。
主なテナント
中規模スーパーマーケット(括弧内の数字は売場フロア数)
ホームセンター家電量販店
かつて存在した店舗
  • 第一パン三鷹店(上連雀8丁目)
  • ラオックス三鷹店(野崎4丁目):土地所有者の相続発生に伴い撤退
  • サトームセン三鷹電器館・三鷹パソコン館(野崎1丁目)
  • ジュピ三鷹店(野崎1丁目)
  • ドアーズ三鷹店(野崎1丁目)
  • シヅオカヤ三鷹店(下連雀3丁目)
  • 長崎屋三鷹店(下連雀3丁目) :建物はそのまま丸正三鷹駅前店へ
  • ママズプレート(丸正)三鷹駅前店(下連雀3丁目):2013年10月閉店
  • イトーヨーカ堂三鷹店(下連雀3丁目)
  • オダキューOX三鷹牟礼店(1F)(牟礼2丁目):Odakyu MARTへ名称変更→2013年春閉店
  • オダキューOX三鷹野崎店(1F)(野嵜3丁目):Odakyu MARTへ名称変更→2013年春閉店

工業[編集]

太平洋戦争前の1933年に正田飛行機と三鷹航空、1937年日本無線電信電話1941年中島飛行機三鷹研究所といった軍需産業関連の工場が多く開設された。また1939年には調布飛行場の開設とともに国立中央航空研究所が設置された。下請けの工場も多くあり、開戦により軍需産業は潤い工場従事者の増加によりこの時期に人口も大きく増加する。戦後は通信や自動車関連に転換して操業した工場が多いが、より郊外に移転する工場が多く出て宅地化が進んだ。また、バブル期の土地売却による移転やバブル崩壊後の不景気、国内需要の頭打ちによる閉鎖などにより、市内の大規模工場はほとんど姿を消した。現在は日本無線や三鷹光器など、先端技術系の工場が一部存在している。

市内に本社を置く主な企業[編集]

市内に事業所を置く主な企業[編集]

  • NTTデータ - 下連雀に事業所を置く。日本年金機構三鷹分室はこの中にあり、NTTデータが業務を受託している。
  • 化研生薬 - 下連雀に本社、三鷹工場がある。
  • ジェーシービー - 下連雀に事務処理センターがある。
  • セコム - 下連雀に開発センタ、SCセンタがある。
  • 日本無線 - 下連雀に三鷹製作所がある。
  • 富士重工業 - 大沢に東京事業所があるが、技術開発が中心であり、製造部門はない。
  • 能美防災 - 牟礼に三鷹工場がある。

かつて市内に本社・事業所があった企業[編集]

農業[編集]

  • 武蔵野地域の特産品であるウド、近年特産品として知られるようになったキウイフルーツ、また、カリフラワーブロッコリー栽培されている。主に、野菜花き果樹等を生産する市街地農業が営まれている。市全域の農協業務は東京むさし農業協同組合(JA東京むさし)が執り行っている。市域のほとんどが水利に乏しい武蔵野台地の中位面上に位置しているため、元来水田耕作には向いておらず、かつては大沢、牟礼、新川の一部にあった稲作農家も現在は存在していない。市内に残る唯一の水田(大沢)は、市有地化され市域の小学生等を対象とした農業体験用のものとなっている。
  • 総農家数は306戸で、この内、販売農家は237戸、自給的農家は69戸である。販売農家を専兼業別にみると専業農家は69戸、兼業農家は168戸となっている。農業収入が農業外収入より多い第一種兼業農家は11戸、農業外収入の比率のほうが高い第二種兼業農家は157戸である。農家の農業収入は平均すると概ね300万円以下と推測されるが、不動産賃貸収入等の農業外収入により非常に裕福な世帯が多い。(2005年農林業センサス)
  • 1974年制定の生産緑地法に基づいて導入された生産緑地地区は、市の方針により、都内でも高い指定率となっている。近年では土地所有者の高齢化相続による指定解除によりその指定面積は年々減少傾向にある。1995年に188.44ヘクタールあった生産緑地地区の指定面積は、2007年には160.81ヘクタールとなっている。

国の施設[編集]

公共施設[編集]

公園[編集]

博物館・美術館[編集]

  • 三鷹市立アニメーション美術館(通称「三鷹の森ジブリ美術館」、下連雀) - 井の頭恩賜公園西園内にある。
  • 三鷹市美術ギャラリー(下連雀・三鷹コラル5F)
  • 山本有三記念館(下連雀) - 山本有三の旧邸。現在は記念館として一般公開されている。
  • 湯浅八郎記念館(=国際基督教大学博物館、大沢) - 大学内に1982年6月開館。
  • 中近東文化センター付属博物館(大沢)
  • 太宰治文学サロン(下連雀) - 太宰ゆかりの伊勢元酒店(三鷹市職員の実家)跡地マンション内にオープン。

ホールなど[編集]

  • 三鷹市公会堂(野崎)
  • 三鷹市芸術文化センター(上連雀)-三鷹図書館跡地に建設。中/小ホール及び器楽練習室等を備える。
  • みたか井心亭(下連雀)

図書館[編集]

  • 三鷹図書館本館(上連雀)
  • 下連雀図書館(下連雀)
  • 東部図書館(牟礼)
  • 西部図書館(大沢)
  • 三鷹駅前図書館(下連雀)
  • 南部図書館みんなみ(新川)
  • 移動図書館ひまわり号

児童館[編集]

  • 東児童館(牟礼)
  • 西児童館(深大寺)
  • むらさき子どもひろば(下連雀)

総合医療機関[編集]

スポーツ施設[編集]

  • 市民総合体育館(野崎) - 第一体育館と、屋内プールや和洋弓場などの施設がある第二体育館からなる。年間利用者は約12万9000人(2005年度)。
  • 井の頭恩賜公園西園競技場・テニスコート(下連雀)
  • 新川テニスコート(新川)
  • 大沢総合グラウンド(大沢)
  • 井口特設グラウンド(井口)
  • 大沢野川グラウンド(大沢)
  • 北野スポーツ広場(北野)
  • MTSテニスアリーナ三鷹(下連雀)

市政関連 [編集]

  • 三鷹市役所
  • 三鷹市市政窓口(三鷹駅前(下連雀)・三鷹台(井の頭)・西部(野崎)・東部(中原))
  • コミュニティセンター(井口・井の頭・新川・中原・連雀・駅前・牟礼・大沢)
  • 三鷹市市民協働センター(下連雀) - 元東京都三鷹労政会館

その他[編集]

  • 三鷹郵便局(野崎) - 市役所隣、旧集配郵便局。
  • 中近東文化センター - 中近東文化の研究施設。1979年に出光佐三により作られた。建築は岡田新一が設計。
  • 社会教育会館(下連雀)
  • 東社会教育会館(牟礼)
  • 西社会教育会館(深大寺)
  • 三鷹産業プラザ(下連雀)- SOHOの拠点、三鷹市特産品、ポキ(Poki)グッズの販売
  • 三鷹商工会館(下連雀)
  • 三鷹国際交流協会(MISHOP)(下連雀)
  • 三鷹ネットワーク大学(下連雀) - 三鷹駅前
  • みたか都市観光協会(下連雀) - 三鷹駅前

住宅団地[編集]

  • 三鷹駅前第一団地(下連雀 市街地住宅 1963年 現存 譲渡返還)
  • 三鷹駅前第二団地(下連雀 市街地住宅 1963年 現存 譲渡返還)
  • 都市再生機構三鷹台団地 : 三鷹都市計画事業(一団地の住宅施設), 牟礼、1962年 一部建替え工事中)
  • 牟礼団地 (牟礼、旧日本住宅公団、準郊外団地、賃貸490 分譲160 1956年 分譲棟のみ現存)
  • 都営牟礼四丁目アパート(牟礼、1975年)
  • 都営牟礼六丁目アパート(牟礼、1995年)
  • 新川団地(新川、1959年)
  • 新川・島屋敷通り団地
  • 都営新川一丁目アパート(新川、1994年)
  • 都営新川五丁目アパート(新川、1999年-2003年)
  • 都営中原三丁目団地 : 三鷹都市計画事業(一団地の住宅施設), 中原、1992年-1995年)
  • 都営中原四丁目第1アパート(中原、1973年-1974年)
  • 都営中原四丁目第2アパート(中原、1973年)
  • 都営井の頭三丁目アパート(井の頭、1977年)
  • 都営井の頭四丁目アパート(井の頭、1989年)
  • 都営井の頭五丁目アパート(井の頭、1972年)
  • 都営井の頭五丁目第2アパート(井の頭、1993年)
  • 都営井口二丁目第1アパート(井口、1987年)
  • 都営井口二丁目第2アパート(井口、1987年)
  • 都営三鷹井口アパート(井口、1985年)
  • 都営井口五丁目アパート(井口、1987年)
  • 都営下連雀一丁目アパート(下連雀、1973年-1991年)
  • 都営下連雀六丁目第2アパート(下連雀、2004年-2007年)
  • 都営下連雀六丁目アパート(下連雀、1971年-1973年)
  • 都営下連雀七丁目第2アパート(下連雀、1977年-1979年)
  • 都営下連雀アパート(下連雀、1965年-1971年)
  • 都営下連雀七丁目アパート(下連雀、1970年-1992年)
  • 都営下連雀九丁目アパート(下連雀、1971年-1972年)
  • 都営上連雀一丁目アパート(上連雀、1981年)
  • 都営上連雀六丁目アパート(上連雀、1970年-1989年)
  • 都営上連雀七丁目アパート(上連雀、1971年-1972年)
  • 都営上連雀七丁目第2アパート(上連雀、1974年-1977年)
  • 都営上連雀九丁目アパート(上連雀、1976年)
  • 都営上連雀九丁目第2アパート(上連雀、1978年-1980年)
  • 都営三鷹深大寺アパート(深大寺、1977年-1981年)
  • 都営三鷹深大寺第3アパート(深大寺、1991年)
  • 都営三鷹深大寺第2アパート(深大寺、1983年)
  • 都営三鷹大沢二丁目アパート(大沢、1970年-1971年)
  • 都営三鷹大沢二丁目第2アパート(大沢、1986年)
  • 都営三鷹大沢四丁目アパート(大沢、1978年-1983年)
  • 都営野崎吉野東アパート(野崎、1974年)
  • 都営野崎アパート(野崎、1974年)

警察・消防[編集]

警察署[編集]

消防署[編集]

  • 東京消防庁三鷹消防署(新川6-28-14)化学機動中隊・はしご隊1・指揮隊1・救急隊1
    • 下連雀出張所(下連雀4-15-28)特別消火中隊・救急隊1
    • 大沢出張所(大沢3-9-17)ポンプ中隊・救急隊1
    • 牟礼出張所(牟礼2-6-17)ポンプ中隊・資材輸送隊・救急隊無

地域放送[編集]

月〜金曜に三鷹市提供の広報番組『おはよう三鷹市』を放送している。
また、開局時から1年間カネコ本社ビルのサテライトスタジオから公開番組を生放送していた。
「J:COMチャンネル」(地デジ11ch)で『みる・みる・三鷹』という三鷹市広報番組を放送。
この他、三鷹駅南口にライブカメラを設置しており、J:COMチャンネル『デイリー武蔵野三鷹』のエンディング等で映像を見ることができる。

観光[編集]

観光スポット[編集]

公共施設の項も参照。

まちおこし・地域おこし[編集]

Poki(ポキ)
三鷹の森ジブリ美術館開館時に宮崎駿によりデザインされた三鷹市のマスコットキャラクター。三鷹市の第三セクター、株式会社まちづくり三鷹がスタジオジブリから使用許諾権及び再許諾権を取得しており、市のポスターやPR活動、特産品等の包装へ使用されている。Poki(ポキ)という名称は一般公募によって決定された。市の特産品を集めた「ポキショップ風の駅」が同美術館へ至る途上にある。
ミルキィホームズ
ミルキィホームズ」は、ブシロードが展開するメディアミックス企画「Project MILKY HOLMES」のキャラクターである。三鷹市、および、みたか都市観光協会のキャラクターとして採用された[4]。一例として、ミルキィホームズのメンバーが三鷹市の名所旧跡を訪れる様子を描いたポスターを作成しており、それらをイベントにて配布するなどの活動が実施されている[4]
既存著作物を活用した広報活動
三鷹市役所でも、各部において既存著作物を活用した広報活動が行われている。三鷹市水道部では1990年-2000年にアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』や、他の作品に登場するキャラクターを使用した広報ポスターを複数種作成した。また、建築指導課では2009年に漫画・アニメ作品『とらドラ!』のキャラクターを使用し、建築物の完了検査を受けるよう呼びかけた[5]
地域商品券
東京都の「新・元気を出せ!商店街事業」補助金[6] により地域商品券事業を実施し「三鷹むさらき商品券」を発行している。
『地域産業おこしに燃える人』選定
2003年9月、内閣官房及び経済産業省が選定する『地域産業おこしに燃える人』33人に三鷹市から堀池喜一郎(NPO法人 シニアSOHO普及サロン・三鷹代表理事)らが選ばれる[7]

名所・旧跡[編集]

祭・イベント[編集]

  • 三鷹市民駅伝大会 - 2月
  • 三鷹の森アニメフェスタ - 3月
  • みたか商工まつり - 7月
  • 三鷹阿波踊り - 8月
  • 八幡大神社例大祭 - 9月
  • ガーデニングフェスタ - 10月
  • みたかスポーツフェスティバル - 10月
  • 三鷹国際交流フェスティバル MISHOP - 10月
  • 三鷹の森フェスティバル - 10月
  • 丸池わくわくまつり - 10月
  • 牟礼の里公園秋まつり - 10月
  • 大沢の里秋まつり - 11月
  • 三鷹市市民文化祭 - 11月
  • 三鷹市農業祭 - 11月

名物・特産品[編集]

農業の項も参照。

出身人物[編集]

実業家[編集]

文化[編集]

芸能[編集]

放送[編集]

スポーツ[編集]

ゆかりの人物[編集]

居住者[編集]

その他[編集]

大きな出来事[編集]

賞歴[編集]

2005年6月14日、世界の116団体からなる非政府系の国際組織、世界テレポート連合(WTA)の内部組織インテリジェント・コミュニティ・フォーラムは、2005年インテリジェント・コミュニティ・オブ・ザ・イヤーに三鷹市を選出した[9]

脚注[編集]

  1. 実現しなかった武蔵野市との合併(三鷹市HP)
  2. 全国初の下水道100%達成(三鷹市HP)
  3. Tokyo Ring Step 計画概要(外環とは) 東京外かく環状道路調査事務所
  4. 4.0 4.1 「『探偵オペラミルキィホームズ』が三鷹市の観光協会ポスターに採用」『『探偵オペラミルキィホームズ』が三鷹市の観光協会ポスターに採用 | ホビー | マイナビニュースマイナビ2011年6月22日
  5. 大野潤三「三鷹市ポスター 困惑の人気」『読売新聞』2009年3月19日。
  6. 東京都産業労働局 http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/shoko/josei_shotengai.html
  7. 地域産業おこしに燃える人」首相官邸、2003年9月17日。
  8. 筑摩書房「少年漫画劇場 第5巻」奥付による。
  9. 日本社会情報学会通信 Vol.20 No.3」12-13ページ 日本社会情報学会、2005年8月10日。

外部リンク[編集]

行政
観光