老害

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老害

老害(ろうがい)とは、組織において、死に損ないどもが引退できずにいつまでも居座ってしまい腐敗を招くという災害、またはそれを起こす人物や危険物のことである。 また、老害によって労働環境が悪化した場合は労害冤罪なのに牢屋に入れられた場合は牢害、人の人生をおもちゃのように遊ぶ場合は弄害とも呼ばれている。

概要[編集]

太古より年功序列を重んじてきた日本では、老害現象とは切っても切れない縁である。政治・文化・企業あらゆる世界で発生し、近年社会問題となっている。この現象が進行すると、若手が育たず、スムーズに世代交代が行われなくなり、組織全体が老人集団と化してしまう。さらに、そういった老人組織が増えてくると今度は業界単位での老害現象へと拡大する。


宮城県内のJR東北本線で、電車の中の座席の上に老人クラブのグループ名で「席をお譲り下さい」との置き紙があったと、ツイッターで疑問や批判が相次ぐ炎上状態になっている。

花見に行く予定のグループの一行が、乗車駅の手前の駅から席を確保するのが狙いだった。批判を受けたこのグループが所属する仙台市老人クラブ連合会は、「ホームページ上で謝罪文を掲載する準備をしています」と答えた。

同連合会の事務局長によると、グループのメンバー1人が電車内に置き紙をしたことを認めた。置き紙は、座席の座部に載せてあり、A4判ぐらいの白い紙に大きな字で印刷されていた。

「次の駅から、敬老者が16名乗車します」。置き紙には、こう書かれており、前の駅で乗ったグループのメンバーが座席に貼り付け、「場所取り」をしたらしい。最後に、「伊達なクラブ」という仙台市老人クラブ連合会の別称、そして、その中のグループ名が書かれていた。

メンバーらが乗ったのは、4月9日午前9時台の電車だといい、60代のメンバー1人が仙台駅で乗って、16座席に置き紙をした。次の長町駅でほかのメンバーが乗り、お花見をするため大河原駅で降りた。このメンバーは、ほかのメンバーに80代ぐらいの高齢な人が多いため、気を使って席を確保したのではないかとした。ほかのメンバーは、置き紙をすることは知らなかったという。

一方、ツイッター上の投稿によると、電車の中は当時、宮城県大河原町内の花見名所に行く乗客らで混雑しており、乗客は、置き紙のある座席に座らず、立っていたという。電車の車掌が回って来て、グループのメンバーに注意したともいう。

「これはないわーーー」「勝手な人たちだな」「恥ずかしいと思わないのかな?」「この行為では敬われないと思うが」などと疑問や批判が多い。「座りたきゃ指定席買いなさいって思ってしまいます」「ここまでするならバス貸切にすればいい」といった声も出ていた。

連合会の事務局長は、「誰でも自由に座れる場所ですので、いくら高齢者でも、このような行為は問題があると思います。車内のルールを守る必要があり、紙を置いた会員を指導し、ほかの会員にも周知するつもりです。ホームページ上でも、謝罪文を掲載する準備をしています」と語り、謝罪した。

こうした行為は、過去に聞いたことはないという。事務局には、お叱りの電話やメールが数件来ていることも明らかにした。

JR東日本仙台支社の広報担当者は、「特にお知らせする内容ではないと考えています。調べる予定はなく、お答えすることはございません」と取材に答えた。

原因[編集]

過去の栄光にしがみつく
老害はかつてその業界で何らかの功績を挙げたものが多い。しかしながら功績がその一発限りだったりして、それをネタにいつまでも消化試合を続けて居座り続けるのだ。
引退の機会を逃す
上記とは逆に、大して実績があるわけでもない普通な人達が運良くリストラなどに巻き込まれずに生き残り続けるというもの。このような要領の良い連中は大抵コネを持っていて、それを利用して良い仕事やポストを回して貰いさらに長く居座る。
有力な後継者が現れない
こうなった場合、頼みの綱になるのは知名度だけは一人前のかつての王者なのである。老人側が全盛期のクオリティを維持しているのであれば問題ないのだが、そうではなく中途半端に劣化していることが多いので、状況は悪くなる一方である。漫画雑誌にありがちで、これによって人気作の引き際を見誤ると、なまじ人気があるので劣化しても終わるに終われない。作家にとっても次世代の新人にとっても不幸な状況だ。・・・という意見もあるが、あらゆる業種・業界において有能な後継者たり得る若者は早い段階でこいつらに潰されていくため、「現れない」と言うよりは「育てる気が無い」と言った方が正しいと考えられる。
同年代の人物同士で馴れ合う
別の業界で頑張っている高齢者(別に老害でなくてもよい)がいると老害も負けてられないと自分の限界も知らず一線を張ろうとする。しかしたいてい能力が無いのに張り切るため、傍目から見れば馴れ合い以外の何者でもない。

対策[編集]

更なる腐敗を呼ぶ恐れがあるため近年では非合理的であると考えられている方法。
  • 老人をこr
  • 殿堂入りにするなど高い地位に祭り上げる。
  • 若者に老害よりも強い権限を与える。
これはこれで「風雲児」などのイタイ存在を産み落とす可能性もある。
老害の多くは家庭に問題がある場合がある。「自分は家族のためにやってきたんだ」と自負しているため離婚の事実を突きつければ自分の人生を見つめ直すことができる。ただし、それによって悪化する場合も否定できない。素人にはお勧めできない。
  • 60歳以上徴兵制にする

「家族から運転免許を返納するように言われ」83歳が自宅に放火し全焼(2018年5月)[編集]

愛知県警一宮署は2018年5月12日、妻(81)と住む自宅兼工場に火を付けて全焼させたとして、現住建造物等放火で一宮市の、纐纈朝男(83)を逮捕した。

一宮署によると、出火後の事情聴取に「家族から運転免許証を返納するよう言われ、口論になった。自暴自棄になり、家を燃やして死のうと思った」などと話していたが、逮捕後は「でたらめだ」などと容疑を否認している。

纐纈は11日午後10時20分ごろ、自室で、火を付けたストーブの上に布団を掛けて燃え移らせ、木造2階建ての自宅兼撚糸工場延べ約260平方メートルを全焼させた。妻と纐纈は頭などに軽いやけどを負った。