Yoshi (妄想)
~ Yoshi (妄想) について、ケン
~ Yoshi (妄想) について、オヤジ
~ Yoshi (妄想) について、ガッシ石松
~ Yoshi (妄想) について、菊川怜
~ Yoshi ノーベル文学賞 について、風浦可符香
Yoshi(ヨシッ)は21世紀の最も重要な作家の1人と評価されるオセアニア合衆国の小説家・映画監督・芸術家。処女作である『Deep Love』でイグノーベル文学賞を受賞した。Yoshiの作品世界の多くは、渋谷という土地に深くインスピレーションを得ていると容易に想像できる。というよりも、渋谷という都市のステレオタイプ像を利用し、自らの過度な妄想をそこに投影することで、表面上写実主義を装うことに成功しているのだ。彼の作品に対する批判は後を絶たないが、彼の真の目的は、アイロニカルな作品のタイトルからも分かるように、行き過ぎた日本の商業主義への挑戦であり、既存の文学性に対する価値基準の破壊なのである。また、同じ綴りの奴にでっていうがいるが、こっちとは何の関係も無い。 立ちマンと素人パイパンがお好み。
小説家として
ペンネームであるYoshiは、ニュースピークにおける最も象徴的な語彙である「良い/良くない(good/ungood)」にヒントを得て、これを日本語に改めたものである。だから決して、彼の苗字が「吉野」や「有吉」だったり、名前が「良男」や「清」だったりするなどということはない。しかし、現状では、彼の本名を単純にローマ字表記したものであると誤って認識されがちである。
また、彼の文体は「文学として稚拙すぎる」として批判されるが、これもニュースピークのルールを厳格に日本語に適用したものであるから、この批判は適切ではない。彼の作品は、一見すると日本語で書かれているように見えるためこのような誤解が生まれるが、日本文学という枠組みではなく、本来はニュースピーク文学として評価されるべきなのである。
ニュースピークを用いる一方で、日本語の特徴を活用して、作品には擬音語が積極的に用いられている。擬音語の導入は、ニュースピークという極めて人工的に均一化された言語体系の中に、人間に内在していたはずの非理性的な言語感覚を部分的に取り戻させることにつながった。さらにそれらを登場人物のセリフのなかに組み込むことで、たとえば小学生が頻繁に表現として用いる「ガッシ」「ボカッ」などの破壊音、ボクサーがパンチを繰り出すときに口から発する「シュッシュッ」という破擦音などのように、より肉体的な言語感覚の復興が試みられている。現に1984年に発表された『俺ら東京さ行ぐだ』は歌謡曲の形式を用いながら、ヒップホップに見られるラップやラップ音、ポルターガイスト現象と言った手法を小説に取り入れるなど、小説自体への自己言及などのメタ的要素などホルヘ・ルイス・ボルヘス、スタニスワフ・レム、ダグラス・ホフスタッター、レオ・レオニ『平行植物』に見られるような実験小説の影響が強いという指摘が、台東区在住小学校4年生の渡辺君によりなされている。余談ではあるが、渡辺君の好きな食べ物は焼肉であることが、筑波大学らの調査により判明している。
また、作品の一部には意識の流れの手法も垣間見られる。
抜粋
「許してくれよ!入れたかっただけなんだから」
「バキッ!ボコッ!」
ケンはかまわず殴り続ける。
「ヒッー!助けてー!助けてー!」
オヤジが悲鳴に近い叫び声をあげた。
「お前みたいな奴がいるからいけないんだ!」
ケンが叫びながら殴り続ける。
「ギャー」
オヤジの血があたりに飛び散った。ケンのコブシも血で染まっている。
「世の中!狂ってんだよ!狂ってんだよ!」
ケンの形相は、もうフツウではなかった。その様子を見ていた、ミクも従業員も言葉を失ってしまっていた。思わずミクが言った。
「店長!それ以上やったら死んじゃう!」
「ガッシ!ボカ!」
ケンには、まったく聞こえていない。オヤジも失神したのか動かなくなった。
「キャー、やめて!」
ミクが叫んだ。
「あっ……はい」
従業員が後ろからケンを押さえた。
スイーツ(笑)
このページはアンサイクロペディアの記事・Yoshi (妄想)を利用しています。 |