西武ホールディングス

提供: Yourpedia
2015年5月20日 (水) 20:27時点におけるテレビ業界崩壊 (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「'''株式会社西武ホールディングス'''(せいぶホールディングス、''Seibu Holdings Inc.'')は、西武鉄道プリンスホテル、及...」)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索

株式会社西武ホールディングス(せいぶホールディングス、Seibu Holdings Inc.)は、西武鉄道プリンスホテル、及び埼玉西武ライオンズ等を傘下に持つ、西武グループ持株会社である。

概要[編集]

西武ホールディングスは、2004年に発覚した西武鉄道における有価証券報告書虚偽報告事件を受けて、西武グループ創業家の堤義明前社長のワンマン経営からの企業体質の改善を図るとともに、東京都埼玉県を中心にした鉄道事業と、プリンスホテル・コクドが請け負ってきたレジャーホテル事業の一体型経営を行い、西武グループの経営再建をするために設立された。

グループ再編が行われるまでは、西武鉄道・国土計画の創業者である堤康次郎の後継者である堤義明が大半の株を保有するコクドにおいて、西武鉄道・西武建設と、首都圏外のプリンスホテル・ゴルフ・スキー場などの運営会社の株式の大数を有しており、コクドのオーナーである義明が西武鉄道グループの経営権を握っていた。しかし、2004年10月に上場会社であった西武鉄道と伊豆箱根鉄道が有価証券報告書上で、コクドの実質持株比率が上場廃止基準に触れるにも関わらず過小記載するといった虚偽記載を行っていたと公式に発表すると共に、堤義明がコクドの会長職などを辞任し、表舞台から退いた(2005年に証券取引法違反容疑により逮捕)。東証はそれぞれ上場廃止処分を下した。不採算事業の拡大と上場廃止に伴う信用低下から、メインバンクであるみずほフィナンシャルグループなど金融機関主導による経営再建の策定が急浮上した経緯がある。

2014年4月23日に東京証券取引所第1部に上場。事実上の前身会社である西武鉄道が有価証券報告書虚偽報告事件を受け、2004年12月17日に上場廃止して以来、約9年半ぶりの再上場となった[1]。鉄道業界における上場は1997年に上場した東海旅客鉄道(JR東海)以来17年ぶりである。この上場に合わせて、「西武ホールディングス」および「西武グループ」のロゴマークを変更した。

2019年3月の竣工を目処に、約380億円を投じ池袋旧本社ビル跡地に賃貸オフィスビルを新築する計画が明らかとされている。計画によれば西武池袋線の線路上空に18階建てのビルを建設。低層部には商業テナントを誘致するとしている[2][3]

設立スキーム[編集]

設立に至る手順は以下の通り。

旧コクド株主をめぐる訴訟[編集]

  • 2009年5月 - 東京地裁判決で、コクド(→旧プリンスホテルが吸収合併→西武ホールディングス)の株式について、実父の堤康次郎の存命時より名義借用によって株主を偽装していたことが認められる。堤義明が相続して20年以上経過したものを除いた一部のコクド株式については堤猶二らの持ち分を認めた判決が下された。

傘下子会社[編集]

西武グループ を参照


関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • (2014-4-23) 西武HDが9年ぶり株式上場 初値は1600円 共同通信 [ arch. ] 2015-3-26
  • (2015-3-25) 西武HD、池袋旧本社ビル建て替えに380億円 完成は19年3月 日本経済新聞 [ arch. ] 2015-3-26
  • (2015-3-25) 「池袋旧本社ビル建替え計画」の事業決定について 株式会社西武ホールディング ス [ arch. ] 2015-3-26
  • 持株会社方式による西武グループ再編についてPDF  - 西武鉄道(当時) 2005年8月10日発表
  • 西武グループ再編および資本増強に関する合意についてPDF  - 西武鉄道、プリンスホテル、コクド(いずれも当時) 2005年11月10日発表
  • グループ再編手続きの完了ならびに『グループビジョン』制定のお知らせPDF  - 西武ホールディングス 2006年3月27日発表
  • (2014-10-8) 西武HD、グループ再編巡る損賠訴訟上告を最高裁が棄却と発表 日本経済新聞 [ arch. ] 2015-3-26