神奈川中央交通町田営業所

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神奈川中央交通町田営業所(かながわちゅうおうこうつうまちだえいぎょうしょ)は、東京都町田市野津田町字関の上350に位置する神奈川中央交通の営業所の一つ。営業所の略号は「」で、車庫の通称は野津田車庫。営業所敷地西側に小田急バス町田営業所が隣接している。

所属車両のうち約半数と一部の路線・ダイヤを、併設の相模神奈交バス町田営業所に運行管理委託している。

本項では以下、単に「バスセンター」「町田BC」と表記した場合は町田バスセンターを、「ターミナル」「町田TM」と表記した場合は町田ターミナルをさすものとする。

沿革[編集]

ファイル:Mercedes-Benz O530 CITARO-G Kanachu Ma201 Machida Sta Bus lane 20140815.JPG
町田駅前の中央走行式バス専用レーンを走る連節バス「ツインライナー」
  • 1941年12月15日:関東乗合自動車から路線譲受。原町田駅前に「原町田営業所」を開設。
  • 1952年2月23日:鶴間営業所を開設。原町田営業所を「鶴間営業所原町田出張所」に組織変更。
  • 1957年6月25日:町田市森野に町田営業所を開設し、鶴間営業所を鶴間派出所とする。
  • 1964年5月21日:鶴間派出所を「町田営業所鶴間操車所」に改称。
  • 1967年8月10日:新原町田駅西口に緊急バスターミナルを開設し、使用開始する。
  • 1969年8月20日:町田営業所を町田市野津田町字関の上へ移転。
  • 1970年1月1日:新道の開通に伴い、緊急バスターミナル発着系統の新原町田駅経由を廃止する経路変更を実施。
  • 1970年7月1日:大和営業所の開設に伴い、鶴間操車所を廃止して営業所化する。
  • 1970年7月27日:鶴11(鶴川駅 - 鶴川団地)で日本初となる深夜バスを新設。
  • 1977年10月11日:町田市内の複数の団地を巡回する「買物バス」(町47・48・50)を新設。
  • 1980年4月1日:東京バス協会の方針により、町田営業所の所管路線に系統番号を付与する。
  • 1981年4月1日:「町田バスセンター」を開設、使用開始。
  • 1983年10月31日:町田ターミナルプラザ内に「町田ターミナル」を開設、一部路線を経由させる。
  • 1988年7月1日:バスセンターを改良して現在の乗り場配置になる。市民ホール - ターミナルに中央走行式バス専用レーン実施。
  • 1990年2月9日:管内全路線で神奈中バスカード利用開始。
  • 1995年:町田営業所の観光バス事業を神奈中ハイヤーへ移管(但し、これ以降も神奈中ハイヤー町田観光バス営業所として引き続き野津田車庫に残る)。
  • 1996年3月2日:リフト付き超低床バスを導入。
  • 1996年8月1日:管内全路線でバス共通カードに対応。
  • 1997年11月4日:町28(まちっこ「相原ルート」)を新設。
  • 2002年2月:小田急グループ内の事業再編で、町田市鶴間字大ヶ谷戸に所在の箱根登山観光バス東京営業所を神奈中ハイヤー(現・神奈中観光)へ移管。これに伴い、町田観光バス営業所を大ヶ谷戸へ移転(現在の神奈中観光東京営業所)。
  • 2002年6月16日:大規模なダイヤ改正。過剰運行の路線で減便を行った。町98・鶴30・34を廃止し、日中の山崎団地・藤の台団地線など、野津田車庫への出入庫を兼ねて運行している系統にパターンダイヤを導入して削減、運行便数の適正化を実施。
  • 2007年1月21日:小田原機器製の新型運賃箱を導入。
  • 2007年3月16日:全路線でGPSによるバスロケーションシステムの運用開始。
  • 2007年9月28日:ICカードリーダー(PASMO / Suica用アンテナ)を設置。10月までに、まちっこ専用車を除く全車に設置を完了。
  • 2008年1月20日:ICカード(PASMO / Suica)の利用を開始する。
  • 2012年5月28日:連節バス「ツインライナー」の営業運転を開始。

現行路線[編集]

●…相模神奈交バス管理委託のダイヤと共管、もしくは完全管理委託。

町田発着路線の系統番号の内訳[編集]

町田駅を発着する路線は非常に多く、町田市内の各団地へ向かう路線や、横浜線・東急田園都市線の各駅方面へ向かう路線など、非常に複雑である。

基本的に、町田BCから境川団地・市民病院方面(町26・36・45のみ出入庫を兼ね一部に委託が存在)の路線と町03は神奈中本体で運行、菅原神社方面と町76は相模神奈交委託車による運行となっている。

町田TM発着路線の木曽南団地・山崎団地・小山田・藤の台団地線は、始発 - 8:59までと21:00以降は町田BC発着となる。

少々例外はあるが、他営業所を含めて町田系統の番号は、以下のように振り分けられている。

  • 町01 - :町田担当の旧・「原」(原町田駅)系統など
  • 町04 - :相模原市方面(相模原営業所)
  • 町10 - :境川団地方面
  • 町20 - :市民病院方面
  • 町30 - :忠生二丁目方面、その他
  • 町40 - :藤の台団地方面、その他
  • 町50 - :町田駅発着路線
  • 町60 - :その他
  • 町70 - :成瀬街道方面(大和営業所)
  • 町80 - :町田街道方面(大和営業所)
  • 町91 - :その他(大和営業所)
  • 町95 - :その他

町田BC - 玉川学園前駅方面[編集]

  • 町03:町田BC - 町田TM - 原町田四丁目 - 消防署 - 南大谷都営 - 玉川学園前駅

平日午前2本運行。以前は玉川学園前駅より一つ先の「松風台」まで運行していたが、マンション建設と道路建設に伴い玉川学園前駅まで路線を短縮された。この系統は中型車(ま81 過去:ま132)が限定で運行に就く。これは玉川学園前駅に折返所がなく、バスは踏切を渡った先にある住宅街の路地を周回して折り返すためである。 なお、ま81号車は町03の運用前後、他の系統(町12・21・26・31・34)で使用される。

町田BC - 境川団地 - 木曽南団地・野津田車庫方面、小山田桜台・下山崎方面[編集]

  • 町11:町田BC - 森野六丁目 - 境川団地
  • 町12:町田TM - 森野六丁目 - 境川団地 - 木曽南団地
  • 町17:町田BC - 森野六丁目 - 境川団地 - 木曽南団地 - 町田総合高校 - 矢部八幡 - 淵野辺駅北口
  • 町78:町田BC - 森野六丁目 - 境川団地 - 木曽南団地 - 町田総合高校 - 忠生三丁目 - 図師大橋 - 図師 - 野津田車庫
  • 町33:町田BC - 森野六丁目 - 境川団地 - 木曽南団地 - 町田総合高校 - 忠生公園 - 忠生二丁目 - 下山崎
  • 町66:町田BC - 森野三丁目 - 市民病院 - 忠生公園 - 忠生二丁目 - 下山崎
  • 町32:町田BC - 森野六丁目 - 境川団地 - 忠生公園 - 忠生二丁目 - 忠生三丁目 - 桜美林学園 - 小山田桜台
  • 町34:町田BC - 森野三丁目 - 市民病院 - 忠生公園 - 忠生二丁目 - 忠生三丁目 - 桜美林学園 - 小山田桜台

町12は、境川団地・木曽南団地方面への主力路線で、これらの系統の中で唯一日中に町田ターミナル乗り入れとなる。町11は区間便で平日朝の運行。毎時1本程度の町17は町12の延伸路線のような格好で、町田駅前通りを直進し続け矢部八幡より多摩営業所の町29と同様の経路で淵野辺駅北口へ至る。町78は、町17と同経路で町田総合高校より数百メートル北西側の交差点まで進み、そこから上宿交差点に近い忠生、忠生三丁目を経由し、馬駆交差点から図師方面へと至る(忠生公園および町田工業高校は経由しない)。

町33は下山崎へ向かう主力路線で、町78とは異なり町田総合高校の南東側の交差点(町田総合高校南交差点)で他の路線と別れる。かつては町32と同様の経路で運行された。なお、後述の小山田桜台線とは異なり、平日の日中のみ毎時1本程度が市民病院経由の町66で運行される。町32・町78とは境川団地~忠生付近の一部区間で経路が異なっているほか、町田総合高校(町33)及び忠生公園入口(町33)停留所は他系統と若干離れた専用の停留所を経由するため、利用の際は注意を要する。

町32は、小山田桜台へ向かう主力路線で、平日・土曜の日中は毎時1本程度が市民病院経由の町34で運行される。前述の町78や町33とは境川団地 - 忠生二丁目 - 忠生三丁目間の経路が異なり、町32は町田総合高校を経由せず、横町・木曽・忠生公園・忠生二丁目・町田工業高校を経由して忠生三丁目へ向かう。なお、小山田桜台線が経由する「桜美林学園」停留所のすぐ近辺には、他の系統が停車し小山田桜台線が経由しない「桜美林学園」および「桜美林学園」停留所が存在するため注意が必要。

町田BC - 山崎団地・やくし台方面[編集]

ファイル:Yamazaki-Danchi-Center.jpg
町13に導入された連節バス(ま201)
  • 町13:町田BC -(急行)- 木曽入口 - 山崎団地センター
  • 町14:町田TM -(急行)- 木曽入口 - 山崎団地センター - 山崎団地
  • 町15:町田TM - 森野六丁目 - 境川団地 - 木曽入口 - 山崎団地センター - 山崎団地 (深夜バスあり)
  • 町20:町田BC - 森野六丁目 - 境川団地 - 木曽入口 - 山崎団地センター
  • 町35:町田BC - 森野六丁目 - 境川団地 - 木曽入口 - 山崎団地センター - 薬師池 - 国本学園前 - 野津田車庫
  • 町61:町田BC → 森野六丁目 → 境川団地 → 木曽入口 → 山崎団地センター → 藤の台団地 → やくし台センター → 国本学園前 → 野津田車庫(深夜バス)
  • 町23:町田BC - 森野三丁目 - 市民病院 - 木曽入口 - 山崎団地センター
  • 町24:町田TM - 森野三丁目 - 市民病院 - 木曽入口 - 山崎団地センター - 山崎団地
  • 町25:町田BC - 森野三丁目 - 市民病院 - 木曽入口 - 山崎団地センター - 薬師池 - 国本学園前 - 野津田車庫 (深夜バスあり)
  • 町37:町田BC - 森野三丁目 - 市民病院 - 木曽中原 - 町田木曽会館 - 藤の台団地 - やくし台センター

これらの路線は町田営業所の主力路線で、町田駅と町田市内最大規模の集合住宅であるUR町田山崎団地・都公社町田木曽住宅方面を結ぶ系統。このうち山崎団地線(町15・町24)は、山崎団地内の北二号停留所に近い都立山崎高校への通学路線としても利用される。日中は山崎団地線と山崎団地センター線がおおむね交互に運行され、町田BCから山崎団地センターは6分毎(うち1本が町13急行)、山崎団地までは12分毎(うち1本程度が町15境川経由)となるが、一部にこのパターンが崩れる時間帯が存在する。
急行系統(町13・14)は、町田TM・町田BCと境川団地、木曽入口から山崎団地までの各停留所に停車する。並行系統が多く存在するため、平日朝夕の通勤時間帯は殆どが急行で運行される一方、平日昼間及び土休日昼間は町13が毎時1本程度運行されるのみとなる。なお、町13のみ平日の一部便を除き原則としてツインライナーが使用される。運行経路は境川団地経由の町15と同経路。野津田車庫まで運行の町25・町35は出入庫系統だが、山崎団地方面の各系統とは運用上のつながりがなく、ダイヤも他の山崎団地線の系統とは独立している。給水塔前から先は今井谷戸を抜け、後述の町55と同様の経路を辿る。

町37は、当初は町25と同じ経路で薬師池まで進み、薬師台付近のトンネルを経由しやくし台団地(現・やくし台三丁目付近)まで行く経路だったが、町田市議会や藤の台団地住民からの市民病院への路線運行要請があったことや、また薬師台地区の宅地造成が進展し入居が進み、ロータリーや新道が完成したことにより藤の台団地経由・やくし台センター発着に変更され、更に町田木曽住宅住民からの要請で木曽中原経由になるなど、沿線住民の要望を多く取り入れた路線となった。木曽中原経由に変更された当初は、それまで停車していた山崎団地センターに停車しなくなることから、町37専用の乗り場が設けられたが、従来の山崎団地センター乗り場とは離れすぎていたため、後に分離させ名称を町田木曽会館に変更している。

町61は、町35を発展させた路線。今井谷戸から先は町37と同様の経路で藤の台団地・やくし台センターを経由し、薬師台のトンネルを抜け野津田車庫へ向かう。車庫行のみ運行で、平日2本・土曜1本どちらも24時30分以降に設定されている。境川団地・木曽住宅・町田木曽住宅・山崎団地・藤の台団地といった、町田市中部に位置する大規模集合住宅のほとんどを経由するように設定されているため、非常に混雑する。2013年4月現在、平日の町田BC発1:02発は、神奈中の一般路線では最も遅く駅を出発する便で、横浜線の終電・小田急小田原線新宿発で最後の急行相模大野行と接続しており、これら電車が遅れた場合は接続待ち合わせのために発車を数分程度遅らせる場合がある。

なお、時刻表・行先表示などの表記や乗客への案内において、山崎団地センターを「山団センター」と略すことがある。

ツインライナーは、2009年頃からの町田市の連節バス導入構想[1]に基づいて、2012年5月28日より町13急行に限定して導入されたもの[2]。ツインライナー運行開始にあわせ、急行系統(町13・町14)は途中の境川団地も停車することとなったため、朝9時までの町田行を除いて従来の運賃前払いから後払いへ変更となった。

町田BC - 日大三高方面[編集]

  • 町16:町田BC -(急行)- 日大三高
  • 町16:町田BC -(急行・日向根トンネル)- 日大三高

町田発が朝、高校発が夕方運転の通学路線。経路が2つあり、横町・図師大橋に停車するもの(町78と同様の経路で走行)と、横町のみ停車するもの(桜美林学園前・市立室内プールなどを通過走行する日向根トンネル経由)があるが、時刻表や停留所の表記は経路の区別がなく、方向幕での案内で区別される。日大三高・三中の学生や関係者が最優先となるが一般客も利用可能で、満員でない限りは区間利用も可能。ただし、途中停留所では時刻表が掲出されていない。休日は時刻表の見かけ上はほとんど運行されないが、実際には曜日を問わず学校行事や登校・終業・部活動などの時間にあわせ柔軟な臨時便の運行が実施される。

町田BC - 市民病院 - 上宿・図師方面[編集]

  • 町21:町田BC - 森野三丁目 - 市民病院正門
  • 町22:町田BC ← 森野三丁目 ← 市民病院 ← 上宿
  • ●町26:町田BC - 森野三丁目 - 市民病院 - 上宿 - 根岸 - 図師大橋 - 図師 - 野津田車庫
  • 町27:町田TM - 森野三丁目 - 市民病院 - 上宿 - 根岸 - 図師大橋 - 日大三高入口 - 小山田(多摩営業所と共管)
  • 町31:町田BC - 森野三丁目 - 市民病院 - 上宿 - 根岸 - 図師大橋 - 図師 - 日大三高東 - 多摩丘陵病院
  • ●町36:町田BC - 森野三丁目 - 市民病院 - 上宿 - 根岸 - 図師大橋 - 図師 - 五反田 - 大蔵 - 鶴川駅
  • ●町45:町田BC - 森野三丁目 - 市民病院 - 上宿 - 根岸 - 図師大橋 - 図師 - 都立野津田高校

町21は旭町交差点を回る経路で市民病院正門まで行く短距離路線。終点到着後の町田BC行は折り返さずにそのまま直進し滝の沢交差点で左折、浄水場前・市民病院前を経由して町田BCへ向かう。運行経路は循環経路で、かつては通して運行される便が存在したが、現在は打ち切りとなる。朝通勤時間帯に浄水場前 - 町田の混雑緩和(市民病院正門発)が主目的。町26は上宿方面へのメインで出入庫を兼ねているが、折返便も多く存在する。町22は区間便で、過去は頻発していたが、現在は町21同様に混雑緩和目的で平日朝1本の上宿発が残るのみ。なお、図師大橋 - 図師は運賃区界となっているが、停留所間の距離は非常に近い。

町27は芝溝街道から都道155号経由で小山田へ向かう。日大三高入口 - 小山田は道路整備中であり、一部に狭隘区間がある。多摩営業所と共管路線。ほかの町田TM発着系統に日中の町田BC発着は存在しないのに対し、町27は日中でも一部が町田BC発着となっている。町31は市北部にある多摩丘陵病院を結ぶ路線。かつては多摩センター駅・唐木田駅までの延伸計画があり、「町40」として方向幕が作成されていたが、京王帝都電鉄(現・京王バス)との調整など諸々の事情により、実際に開設されることはなかった。

町36・町45は都立野津田高校などへの通学輸送が主目的となっており、本数は非常に少ない。

町田BC - 市民病院 - 市立室内プール方面[編集]

  • 町38:町田BC → 森野三丁目 → 市民病院 → 上宿 → 根岸 → 市立室内プール
  • 町39:町田BC - 森野三丁目 - 市民病院 - 上宿 - 根岸 - 市立室内プール - 日大三高入口 - 図師大橋 - 図師 - 野津田車庫

町田BCと市立室内プールを結ぶ路線。開設当初は町38が主力で、出入庫便となる町39は本数が少なかったが、1997年の改正で町39が増便されるとともに町38は平日1便のみの運行となっている。現在、プール折返所は閉鎖され、町田市のゴミ収集車や「まちっこ」専用車・小田急バスの「玉ちゃんバス」専用車が使用するCNGガススタンドとなった。町38系統の運行も市立室内プール方向への片方向運行のみになっている。

町田BC - 南大谷都営前 - 三ツ又 - 成瀬台方面[編集]

  • ●町76:町田BC - 森野三丁目 - 五間道路 - 中町一丁目 - 消防署 - 南大谷都営 - 三ツ又 - 成瀬台入口 - 成瀬台

かつては大和担当だったが、相模神奈交バスに委託するために町田へ移管されて現在に至る。町田BC - 消防署(旧・市役所入口)は大回りとなり、この区間の所要時間は10分ほどで、さらに非常に渋滞しやすい区間であるため20分以上要す場合もある。それに対し、消防署から小田急線町田駅へは徒歩5分程度のため、ここで降車して徒歩で町田駅へ向かう乗客も少なくない。2012年7月市役所移転に伴い、バス停の名称変更及び、経由地の表示が変更された。

町田TM - 町田郵便局前 - 藤の台団地方面[編集]

  • ●町41:町田TM - 森野三丁目 - 町田郵便局 - 菅原神社 - 市立博物館 - 藤の台団地
  • ●町42:町田TM -(急行)- 市立博物館 - 藤の台団地

急行とあわせて朝夕2 - 7分、日中9分間隔で運行されており、町41単独として見た場合、町田営業所路線で最も運行本数が多い。藤の台団地のみならず途中の区間も沿線人口が多く、郵便局・警察署・旭町体育館・市立博物館といった公共施設や、中規模な工業団地・都立町田高校などが沿線近隣に点在することから終日混雑が激しく、時間帯によっては積み残しや満員通過が発生することがある。町42は急行路線で、町田TM・BCと市立博物館 - 藤の台団地の各停留所のみ停車。並行系統の殆どが町田駅(小田急線東口・POPビル前)発着路線であり、通過区間の各停留所と町田TM・BC結ぶ系統は町41がメインであるため、山崎団地方面の急行に比べると運転本数は少なめに設定されている。

町42は、神奈中で唯一「42」を付番された。神奈中では社番・系統番号で「42」「49」を欠番(忌番)としているが、それ以前の東京バス協会による系統番号の付番では考慮されていなかったためであり、既に定着している番号の変更を避けるため、例外扱いとなった。

相模神奈交バスへの運行管理委託当初から2007年頃まで、町76や鶴川方面の神奈交共管・委託系統とは異なり、神奈中本体運行便・神奈交委託運行便の増減やダイヤの持ち変えが度々行われた。

町田駅発着路線[編集]

  • ●町53:町田駅 - 町田郵便局 - 菅原神社 - 本町田 - 薬師池 - 袋橋 - 大蔵 - 鶴川駅
  • ●町55:町田駅 - 町田郵便局 - 菅原神社 - 本町田 - 薬師池 - 袋橋 - 野津田車庫
  • ●町52:町田駅 - 町田郵便局 - 菅原神社 - 市立博物館 - (藤の台団地通らず) - 木倉 - 金井 - 鶴川駅
  • ●町50:町田駅 - 町田郵便局 - 菅原神社 - 市立博物館 - 藤の台団地 - 木倉 - 金井 - 鶴川駅 - センター前 - 鶴川団地(買物バス
  • ●町54:町田駅 - 町田郵便局 - 菅原神社 - 市立博物館 - 藤の台団地 - 木倉 - 金井 - 鶴川駅
  • ●町51:町田駅 → 町田郵便局 → 菅原神社 → ストアー前 → 南大谷都営 → 消防署 → 町田駅(本町田団地循環)

小田急線町田駅北側(東口POPビル前)にある町田駅停留所を発着する。鶴川街道へ向かう町50・52・54、本町田方面へ向かう後述の町53・55、本町田団地循環の町51に分類できる。町田駅には折返場がないため、郵便局 → 中町一丁目 → 町田駅 → 森野三丁目 → 郵便局の循環経路で運行されるが、町田駅をまたいでの乗車はできない。なお、中町一丁目 → 町田駅間は歩行者の多い狭隘区間となる。

町53・55は、鎌倉街道を経由して本町田方面へ向かう、野津田町方面への主力路線。町53は(旧)袋橋を右折して芝溝街道を鶴川駅へ、町55は(新)袋橋を左折して野津田車庫へ至る。袋橋は両系統でかなり離れた停留所を使用しており、実際の分岐点は一つ手前の国本学園前となる。主力は町55で、町田駅発着路線の中では最も運行本数・利用客が多い。前述の町26同様、出庫路線だが折返便も存在する。町53は毎時2本程度の運行だが、町52より遠回りのため乗車区間によっては運賃が高額になる。

町53は古くに小田急バスと共同運行で新原町田駅と調布駅を結んだ路線の名残り。町53+後述の鶴22の経路で運行されていた。

町50・52・54は前述の町41と同様の経路で運行される。金井小学校入口から先は鶴川街道経由で鶴川駅へ至る。町50・54は途中藤の台団地に立ち寄る。また町50は鶴川駅より先、後述の鶴11と同経路で鶴川団地まで運行され、鶴川駅 - 鶴川団地で小田急との共通定期が利用できる。主力である町52は藤の台団地を素通りすることもあって、混雑の激しい町41とは対照的で空席が目立つ。ただし町53・55も利用が多いため、併走区間での利用者救済の役割を果たしているとも言える。

町50は「買物バス」としての設定で日中のみ運行。町54も町田発はほとんどが日中の運行で、鶴川発は日中から夕方が主体の運行である。町51は、町田駅を出ると菅原神社・日向台交差点を右折して養運寺 - 南大谷都営を経由し町田駅へ至る。なお、本町田団地という名称の停留所は存在せず、路線名・バスの行先案内と定期券の券面表示だけの名称である。

町田市民バス「まちっこ」[編集]

  • 町18:町田BC → 町田TM → 三塚 → 中町一丁目 → 町田市民病院 → 森野三丁目 → 保健所入口 → 町田BC (公共施設巡回)
  • 町28:町田TM - 中町一丁目 - 町田市民病院 - 市立室内プール - 久保ヶ谷戸 - 相原 - 青少年センター入口 (相原ルート・一部急行)

町18・町28は、町田市民バスとして町田市が運行補助を行っている。コミュニティバスや行政バスとは違い、神奈川中央交通の一般系統ではあるが、市の補助があるため町18は全線100円、町28は乗り通しても300円と、他路線(またはJR+バス利用より)も安い。ただし、市の公共施設や相原地区のアクセス向上のための特殊な運賃制度や市による運行補助の観点から、PASMOSuicaなどの交通系ICカードやカナちゃん手形、環境定期券制度、一日乗車券などは使用できない。ただし、東京都シルバーパスは利用可能。両系統とも橙色の小型車で平日のみ運行される。

町28は、神奈中の一般系統の中で最長距離を走行する路線(22.54km)。なお、殆どの区間で渋滞の激しい町田街道を長距離走行するため、定時運行が困難な場合がある。

2012年12月より、両系統とも市民病院正門バス停脇のスロープより病院玄関前に新設されたロータリーまで乗り入れるようになり、市民病院正門のバス停は原則として通過となった。但し、停留所ポールは撤去しておらず、ロータリー内に乗り入れられない大型車(一般の路線車両)などでの代走の際には、これまで通り町21と同様に市民病院正門停留所を使用する。

鶴川駅 - 岡上方面[編集]

鶴01は、鶴川駅と鶴川女子短大を結ぶ路線で、三輪止まりを延長した。鶴08は鶴川緑山住宅を循環する路線で、どちらも終点は町田市内だが、途中の岡上停留所が川崎市内のため、岡上での乗降もしくは岡上をまたいで利用した場合、運賃は川崎市内運賃(200円)となる。

鶴川女子短大から鶴08のけやき通りまでは300m程度と近い距離にある。

鶴川駅 - 平和台循環・真光寺公園方面[編集]

  • ●鶴10:鶴川駅 → 千都の杜循環 → 鶴川駅
  • ●鶴25:鶴川駅 → 平和台循環 → 鶴川駅
  • ●鶴26:鶴川駅 - 平和台入口 - 東平 - 広袴中央 - 真光寺公園

鶴川駅 - 鶴川団地方面[編集]

  • ●鶴11:鶴川駅 - 鶴川第二小学校 - センター前 - 鶴川団地(小田急バス町田営業所と共同運行)
  • ●鶴12:鶴川駅 → 鶴川第二小学校 - センター前 → 鶴川団地 → 団地南 → 鶴川第二小学校 - 鶴川駅(循環北廻り、小田急バス町田営業所と共同運行)
  • ●鶴12:鶴川駅 → 鶴川第二小学校 - 団地南 → 鶴川団地 → センター前 → 鶴川第二小学校 - 鶴川駅(循環南廻り、小田急バス町田営業所と共同運行)
  • ●鶴13:鶴川駅 - 鶴川第二小学校 - 鶴川六丁目 - 鶴川団地(小田急バス町田営業所と共同運行)

鶴川駅と鶴川団地を結び、町50と併せて高頻度運行されている。なお、運行形態はそれぞれ異なり、鶴11がセンター前経由、鶴12がセンター前 - 団地 - 団地南と循環し、鶴13が鶴川六丁目経由となっている。小田急バスとの共同運行でもあるため、個々の系統自体の本数はさほど多くない。下校時間帯は和光学園の学生の一部も鶴川団地発に乗車し(鶴川団地と和光学園は交差点を挟んだほぼ同位置)、さらに2つ先の国士舘大学でも学生が乗車する。そのため、運行便数が多く確保されていてもなお満員となることもあり、途中停留所での積み残しが問題視されている。なお、停留所が別扱いであるため、和光学園までの定期券は特例で神奈中運行便のみ利用可。

鶴13の方が鶴11・12より所要時間が2分短いため、鶴川駅 - 広袴を挟んで利用する場合、後発の鶴13が先に到着する場合もある。鶴川団地停留所に関して、神奈中は「鶴川団地」 小田急は「鶴川団地引返所」という名称を使用している。

鶴11は、日本の路線バスで初めて深夜バスの運行を開始した路線。1970年7月26日より、鶴川駅23時10分・23時30分の2便を設定し、運賃は通常の3倍である60円(当時)で定期券利用不可となっていた[3]。これは、運輸省が深夜時間帯のバス運行についてバス事業者へ検討をよびかける通達を出す半年前に運行が開始された[3]という点でも特筆される。

鶴川駅 - 和光学園 - 若葉台駅方面[編集]

  • ●鶴21:鶴川駅 - 下大蔵 - 団地南 - 和光学園 - 入谷戸 - 下黒川 - 若葉台駅
  • ●鶴22:鶴川駅 - 下大蔵 - 団地南 - 和光学園 - 入谷戸 - 下黒川 - 若葉台駅 - 稲城市役所 - 矢野口駅東 - 多摩川橋 - 調布駅南口
  • ●鶴23:鶴川駅 → 下大蔵 → 団地南 → 和光学園
  • ●鶴23:鶴川駅 -(急行)- 団地南 - 和光学園

鶴川駅から若葉台駅方面へ向かう路線。若葉台駅から京王相模原線を利用する場合、一つ手前の下黒川が最寄りとなる。また、京王相模原線の若葉台駅と下黒川は川崎市にあるが、若葉台駅のバスターミナルは稲城市にある。朝に1便のみ入谷戸始発の鶴川駅行が運行されていた。

鶴22は休日の朝に1往復が運行される。若葉台駅から再び鶴川街道に戻り、稲城市役所・矢野口駅東・多摩川原橋を経由して調布駅南口へ向かう。高速バス・深夜急行バスを除く神奈中の一般路線では多摩川を渡る唯一の路線である。この系統が運行されるため、小田急・柿24は休日朝の矢野口・調布発着便を削減している。この系統の運行に就いた車両は、当系統の運行後に鶴川駅より柿生駅北口まで回送し、後述の柿26・27の運用に就く。

鶴23は鶴川駅と和光学園を結ぶ通学路線。平日の朝夕の登下校時間帯に運行され、基本的には土曜・休日は運行がないが和光学園の要請で臨時運行・増便されることがある。途中、消防署前・鶴川三丁目・団地南・街道口のみに停車し、鶴12と同経路を走行する急行がメインだが、下大蔵経由の各停が平日の鶴川駅8時25分発の1本のみ運転されている。和光学園13時30分発は木曜日のみ運行。

なお鶴川駅 - 消防署前~街道口で鶴12と経路重複しているが、各系統とも神奈中単独運行のため小田急バスとの鶴川団地線共通定期券は利用できない。

鶴川駅 - 野津田車庫方面[編集]

  • ●鶴33:鶴川駅 - 大蔵 - 川島入口 - 袋橋 - 野津田車庫
  • ●鶴33:並木 → 野津田車庫 → 袋橋 → 川島入口 → 大蔵 → 鶴川駅
  • ●鶴37:鶴川駅 - 大蔵 - 袋橋 - 野津田車庫 - 図師 - 根岸 - 東町 - 淵野辺駅
  • ●鶴66:鶴川駅 - 大蔵 - 山王ガーデン - 袋橋 - 野津田車庫


鶴33は鶴川駅発着系統の出入庫路線。比較的短距離だが経由する芝溝街道は渋滞が発生しやすく、渋滞時は通常の数倍の時間がかかることがある。2013年7月1日のダイヤ改正で、鶴66(後述)の開設と一部便の振り替えに伴い減便され、併せて「川島入口」経由と案内されるようになった。平日朝1本のみ鶴川第一小学校・鶴川中学校への通学輸送目的で並木始発が設定されている。

鶴37は野津田車庫の先、淵野辺駅北口まで通して運行する。平日朝1往復のみ(野津田車庫 - 淵野辺駅には淵23が、休日には相模原営業所の淵24が運行される)。淵23は神奈川県相模原市の横浜線淵野辺駅北口と、野津田車庫を結ぶ。当初は相模原の担当で、その後多摩へ移管されたが、2006年4月3日の改正で多摩・町田両営業所の共管となった。なお、神奈中で他営業所の車庫を起終点とする路線は珍しく、この路線の他には伊勢原の伊83のみである。

鶴66は2013年7月1日に開設された新規路線。2000年代半ばの山王ガーデンシティ住宅地造成時より運行の協議がなされ、不動産会社側も路線開設を前提とした分譲販売を行なっていたが、なかなか実現していなかった。毎時1往復程度の運行。

淵23は2014年9月1日より町田営業所から多摩営業所へ移管された。

鶴川駅 - やくし台センター方面[編集]

  • ●鶴57:鶴川駅 - 金井 - 榛名坂ヒルズ - やくし台センター

森の丘入口から先は新興住宅地であり、朝夕の利用客はかなり多い。鶴川 - 金井入口を通る他の系統と同じで、鶴川街道の渋滞に巻き込まれてしまうと数倍の所要時間がかかる場合がある。前身は榛名坂ヒルズ居住者用に運行されていたシャトルバス。2011年より深夜バスの運行が開始された。

若葉台駅 - 柿生駅 - 市が尾駅方面[編集]

どちらも休日1往復(柿生→若葉台→市が尾→若葉台→柿生)のみ運転される。以前は下黒川止まりで運行され、駅前ターミナル供用開始により若葉台駅乗入れを開始した。しかし、途中停留所では当初ほとんどが「下黒川」の表示で、「若葉台駅」と表示されているのは市が尾駅を含む一部の停留所のみであったが、現在では停留所表示が更新されている。東急バス・小田急バスとは異なり、都道3号線上の柿生駅北口停留所に停車する(折返は北口ロータリーにて行う)。

臨時系統[編集]

2007年頃に、FC町田ゼルビア(JFL)の試合観戦用に野津田車庫 - 競技場を運行した貸切扱いでの臨時路線(100円)が前身で、シーズンごとに運賃無料化や、予約制の貸切運行化などへの移行、ゼルビアの2012年J2加入やスポーツ祭東京2013(多摩国体)の開催計画などに併せ路線バス開設が検討された後、2013年3月より乗合路線として開設された。野津田公園あるいは市立陸上競技場(野津田競技場)で、ゼルビアのホームゲーム他、各種イベントやスポーツの試合が開催される際に臨時運行される予定。運賃は通常の多区間制運賃(武相運賃制度・片道220円)で、途中停留所は停車しない。

運行経路は町36・鶴32と同様で、鶴川駅は6番乗り場での乗車(降車は西口停留所もしくは鶴川駅ロータリー)となる。無料シャトル時代は、永山駅聖蹟桜ヶ丘駅多摩センター駅方面との乗り継ぎのため、五反田に停車した。なお、現在は運行されていない野津田車庫発着のシャトルバスは、野津田車庫停留所ではなく操車所内(営業所社屋横)で乗降を扱っていた。

廃止路線[編集]

  • 町02:町田TM - 市役所前 - 市民病院正門
2006年9月11日までの町18の経路とほぼ同じだが、BCには行かずにTM発着だった。
  • 町03:町田BC - 玉川学園前駅 - 松風台
マンション建設等で玉川学園前駅まで短縮された。
  • 町28:町田BC - 桜美林学園
現在の町28とは別の系統。桜美林学園の学生輸送用として、「桜美林学園東」停留場付近を着終点として運行されていた。現在は淵野辺駅・多摩センター駅より桜美林学園が独自にスクールバスが運行している。
  • 町47:町田TM - 境川団地 - 山崎団地センター - 藤の台団地 - 本町田団地 - 町田TM(買物バス・右回り)
  • 町48:町田TM - 本町田団地 - 藤の台団地 - 山崎団地センター - 境川団地 - 町田TM(買物バス・左回り)
買物バスとして運行された循環路線で1977年10月11日に新設された。複数の団地を結ぶことで、各団地の商店街や町田駅への買い物の利便性向上や、団地間の交流の活性化を図って設定された[4]。1992年頃は毎日運行[5]だった。しかし、90年代までには生活スタイルの変化や町田駅近隣の発展により存在意義が無くなり、また利用者も減少したため末期は休日昼のみ運転となる。その後、並行系統もあるため廃止された。
  • 町98:藤の台団地 - 山崎団地センター - 上宿 - 根岸 - 市立室内プール
「町」系統で唯一、町田駅やBC・TMを全く経由しない路線。山崎・藤の台の両団地から市民プールへの輸送用路線で、運行本数は休日4本だった。時代の流れでプールの行楽利用自体が減少したことにより廃止された。
  • 鶴12:鶴川駅‐鶴川一丁目‐鶴川団地南‐鶴川団地
鶴川団地南は現在の団地南。鶴川団地循環の前身。
  • 鶴21:入谷戸 → 真光寺 → 和光学園 → 下大蔵 → 鶴川駅
若葉台駅発は和光学園・国士舘大学生徒で混雑し、積み残しの恐れがあるため、混雑緩和と小中学生の通学目的で平日朝1本のみ設定されていた途中始発。2008年に廃止となった。
  • 鶴23:鶴川駅 - 東平 - 和光学園
通常の鶴23とは異なり、東平から真光寺交差点を経由した路線。鶴26の新設により廃止(移行)となった。
  • 鶴30:鶴川駅 - 野津田車庫 - 日大三高入口 - 市立室内プール
  • 鶴32:鶴川駅 - 下大蔵 - 大蔵 - 五反田 - 小野路
現在の鶴32(鶴川駅 - 小野路 - 多摩センター駅)の開設以前に存在した路線。この当時の終点・小野路停留所は現在とは異なり、浅間下停留所付近に存在した。後の道路整備や多摩市落合付近の住宅造成の進展に伴い、現在の鶴32へと路線変更された後、相模原 → 多摩営業所へと移管された。
  • 鶴34:鶴川駅 - 袋橋 - 国本学園前 - 薬師池
町53の区間便で、薬師池と今井谷戸の間に存在した折返所(ゴルフ練習場付近)で転回していた。折返所廃止後は鶴川発の片道のみ運行となった。
  • 鶴35:鶴川駅 - 五反田 - ろうあ学校
ろうあ学校は現在の「ろう話学校」停留所。町36の区間便として運行された。
  • 鶴36:和光学園 - 下黒川
鶴21・22の区間便で、通学時間帯に運行されていた。鶴21へ吸収され廃止。
元々免許維持に近い性格を持っており神奈中のみ撤退し、現在は前述の柿27(若葉台 - 柿生 - 市ヶ尾)のみ運転となっている。なお、現在発行されている小田急・東急の共通定期券は、神奈中の路線では利用できない。
  • 多25:多摩センター駅 - 南大沢団地
  • 多45:多摩センター駅 -(急行)- 大妻学院
前者は京王相模原線の南大沢駅延伸までの、後者は小田急多摩線の唐木田駅延伸までの一時的なつなぎとして開設された路線。どちらもその後の鉄道延伸開業に伴い廃止された。
  • 系統番号なし: 原町田駅 - 本町田 - 鶴川駅 - 下黒川 - 矢の口 - 調布駅
小田急バスと共同運行だった路線で、古くは吉祥寺駅 - 原町田駅 - 江ノ島を結んだ。調布方面行に限り、新原町田駅~菅原神社前間で他路線とは異なる経路(都立町田高校前の鶴川街道を経由)を走行した。末期新原町田駅(小田急駅前、現在の町田駅停留所)発着で、1970年代初頭までに廃止。現在の町53および鶴22。

他営業所へ移管した路線[編集]

  • 町01:町田BC - 団地入口 - 鵜野森 - 相模大野駅
グリーンハイツ線の開設に合わせ相模原営業所(当時は峡の原操車所のみ存在)へ移管し、系統番号を町07に変更した。その後、町07はグリーンハイツ内を廻るルートへ変更があったものの、大野側の利用が少ないことから廃止されている。
  • 町29:町田BC - 市民病院 - 上宿 - 根岸 - 桜美林学園前 - 淵野辺駅
  • 町30:町田TM - 市民病院 - 上宿 - 根岸 - 矢部 - 橋本駅
相模原営業所(峡の原)へ移管した後、現在は多摩営業所の担当。なお、町30はそれ以前まで町田・相模原・津久井の3営業所で共管する珍しい運行体制で、その殆どを津久井が担当していた。
  • 古02:古淵駅 - 境川団地 - 山崎団地センター - 山崎団地
  • 古03:古淵駅 - 境川団地 - 山崎団地センター - 藤の台団地
町15などと同様の経路で、町田へ行かずに古淵発着とした路線。相模原営業所麻溝操車所の開設に伴い相模原(麻溝)へ移管した後、現在は多摩の担当となっている。
  •  淵23:淵野辺駅北口 - 東町 - 根岸 - 野津田車庫

この他、多摩ニュータウンエリア(聖蹟桜ヶ丘駅・永山駅・多摩センター駅・京王堀之内駅・南大沢駅)を発着する全ての系統が、相模原営業所を経て多摩営業所、または直接多摩営業所へ移管された。これら移管路線の詳細は多摩営業所を参照。

運賃の支払方法[編集]

通常は他営業所の対キロ路線と同じく、前乗り前降りの運賃後払い方式(「券なし」となる起点停留所から1運賃区間に限り、中扉から乗車)である。

ただし、鶴川駅発着のうち「鶴川第二小学校」停留所もしくは「岡上」停留所を経由する路線と、町03・町50・町51・急行系統(町13・町14・町16・町42)は終日前乗り中降りの運賃前払いであるほか、町田駅・町田バスセンター到着が朝9時59分までの町田行きも、町田駅での降車時間短縮のため運賃前払い方式となる。いずれの場合も終点では前・中扉両方から降車ができる。なお、2012年5月28日実施のダイヤ改正より、町13・町14の一部便の運賃支払いは、後払い方式に代わる[6]

車両[編集]

ファイル:KanagawaChuoKotsu ma6.JPG
先行導入されたエアロスター・ノンステップ(PKG-MP35UK改)。写真の「ま6」など数台は、試験的にUVカットガラス・黒色サッシ仕様で導入された。

まちっこ用3台と町03用1台、ツインライナーを除いて、在籍車両は全て三菱ふそう製大型車に統一されている。

近年はノンステップ車およびワンステップ車が約半数ずつ平行導入されていたが、2008年度からは東京都および町田市の方針(補助金等)により、路線用の新車は原則としてノンステップ車のみ導入となった。このため、それ以前に導入されたワンステップ車は新車導入に伴う玉突きで他の営業所へ転出しており[7]、現在所属している路線車両は委託車も含めてノンステップ車で占められており、ワンステップ車は車体広告(ラッピング)契約期間中の車両などのごく少数にまで減少している。

大型車はエアロスターK以降、本営業所ではほとんどがホイールベースM尺の車両のみ導入されていたが、1998年より順次導入されたノンステップ車は、従来の車両に比べ車体長が若干長くなることから、全てK尺が選択されている[8]。なお、現在導入されているエアロスター・ノンステップ車の定員は74名で、エアロスター・ワンステップのM尺車(定員79名)に比べて少ないことから、他の車両と比較して混雑が激しくなることがある。

2009年7月には新しいエアロスター・ノンステップが先駆けて導入されたが、これらのうち初期に導入された数台は、神奈中の一般路線車で初めてとなる緑色のUVカットガラス・三角形のつり革・LED路側灯などを試験導入した。窓のサッシも従来のエアロスターとは違い黒色で、緑色のガラスと相まって引き締まった外観となり、印象が大きく変わった。当該車両の車内ではUVカットガラスなどに関するアンケートが実施された。なお、それら初期導入車以外の車両及び多摩車は従来通りの仕様(銀色サッシ・ガラス)での導入となったが、アンケートの結果が好評だった為か、2009年9月以降に導入されたエアロスター(ワンステップも含む)には、営業所を問わず全て黒色サッシ・UVカットガラスが本格採用されている。

町18・町28(まちっこ)用の小型車は、三菱ふそう・エアロミディME(CNGノンステップ)2台と日野・ポンチョ1台の計3台が在籍。なお、エアロミディMEのうち1台は、町田市金森地区コミュニティバス(かわせみ号)の町田駅ルート開設時に購入[9]し、大和営業所へ導入したものの、その後の路線廃止[10]で余剰となっていたものを、まちっこ用の予備車として転入させたもの。

ツインライナーは、厚木営業所の連接バスと同じメルセデス・ベンツ・シターロGが導入された。但し、厚木営業所の車両とは異なり、こちらは側面窓の下が銀色の飾り帯状のアクセントとなっている。

2012年6月には、一般路線用としては十数年ぶりに三菱ふそう以外のメーカーの新車(いすゞ・エルガミオワンステップ車)が1台導入された。大型車が運行につけない町03用に1台のみ在籍していたエアロミディの代替に伴うためである。

行先方向幕[編集]

神奈川中央交通の車両前面LED行先表示器の表記は、一般的に上部に小さく経由地を表示し、その下に大きく行先が表示するレイアウトをとっている。町田営業所でもLED化当初はその一般的なレイアウトだったが、音声合成放送装置導入よりかつての「方向幕」の表示内容(左に経由地、右に行先)に出来る限り近づけたレイアウトに変更された。また、「深夜バス」「買物バス」などの表記に関しては、系統番号の枠の高さを低くした上で、系統番号枠の上に表記されている。 テンプレート:Triple image

その他[編集]

指定車両・機器

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. 町田市公式サイト () 2009年度 都市づくり部長の「仕事目標」中間確認 [ arch. ] 2010-07-07
  2. [1]
  3. 3.0 3.1 バス・ジャパン」8号「深夜バスの人気を探る」p43
  4. 「神奈川中央交通六十年史」による。
  5. 「小田急時刻表'92年ダイヤ改正号」によると、町田バスセンター発の便は右廻り・左廻りとも1日5回運行となっている。
  6. 5/28町田バスセンター内の乗り場変更及び運賃お支払方法を変更
  7. 但し運用数や廃車発生などの理由により、他の営業所よりワンステップ車が転入する場合もある。
  8. ノンステップ車はフロントオーバーハングの都合上、ホイールベースが同じ「尺」であってもワンステップ・ツーステップ車より若干車体長が長くなるため、M尺の場合、町田駅前などに存在する狭隘路を通行できなくなる恐れがある。
  9. 小田急バスが運行する玉川学園地域コミュニティバス(玉ちゃんバス)用のエアロミディMEは町田市・小田急バスの連名(共同所有)だが、神奈中は連名ではなく補助金による自社購入である。
  10. 町田市では、コミュニティバスの運行の条件として、数年間の補助金投入を行っても収支面で運行経費が賄えない状態が続く(あるいは見込まれる)場合、それ以上の補助金投入は行わずに路線を廃止するとしている。

外部リンク[編集]