魔装学園H×H

『魔装学園H×H』（まそうがくえんハイブリッドハート）は、久慈マサムネによる日本のライトノベル。イラストはHisasi。

概要[編集]

2014年2月1日に、単行本が角川スニーカー文庫より発売されたライトノベル作品。第18回スニーカー大賞優秀賞受賞作。受賞時のタイトルは『ソウルシンクロマシン』。

ストーリー[編集]

第一次世界間衝突と呼ばれる魔導兵器と戦闘状態になるも敗北。第二次世界間衝突が起こると、人々は緊急用避難として作られたメガフロートで暮らすことになった。しかし、メガフロートに乗れなかった本土の人々とは連絡がつかず、どうなっているのかは分からずじまいのままだった。そんな世界で、傷無は姉から戦略防衛学園アタラクシアに来るように言われて・・。

登場人物[編集]

メインキャラクター[編集]

飛弾傷無（ひだきずな）: 本作の主人公。アタラクシア二年甲組。
千鳥ヶ淵愛音（ちどりがふちあいね）: 毒舌家で少し残念な美少女。記憶を失った過去から、自分にはハート・ハイブリッド・ギアしかないと思っているところがある。
ユリシア・ファランドール: アメリカ軍のエース。当初は、傷無のことを足手まといにさえならなければいいというぐらいに思っていたのだが、身を挺して守ってもらってから、好意を持つようになった。
姫川ハユル（ひめかわはゆる）: 日本のエース。アタラクシアで風紀委員を務める真面目な女の子。そこまで胸は小さくないのだが、愛音とユリシアの二人が大きいこともあって、ユリシアに胸が薄いなどと言われてしまっている。
飛弾怜悧（ひだれいり）: 傷無の姉。若くしてアタラクシアの司令官兼校長を務めるなど優秀な人物。
シルヴィア・シルクカット: アタラクシア中等部一年生。イギリスからの留学生。傷無隊の隊員一号。

その他[編集]

識名京（しきなけい）: アタラクシアの技術主任で、ラボの責任者。怜悧とは学生時代からの親友。
飛弾那由多（ひだなゆた）: 傷無と怜悧の母親。天才科学者でハート・ハイブリッド・ギアの詳細なデータを知る唯一の人物。ある日、失踪してしまうが、傷無がアタラクシアに転入するきっかけとなるデータを送るなど、何かしら動いている模様。
崎坂早紀（さきさかさき）: アタラクシア二年甲組の担任の女性教師。

ハート・ハイブリッド・ギア[編集]

エロス: 傷無のハート・ハイブリッド・ギア。男性がインストールした場合、相手と心が通じ合った時に本来は回復に時間がかかるハイブリッド・カウントをすぐに回復させることができる。
ゼロス: 愛音のハート・ハイブリッド・ギア。絶頂改装によって、背徳武装『全時空粉砕』に進化する。
クロス: ユリシアのハート・ハイブリッド・ギア。
ネロス: ハユルのハート・ハイブリッド・ギア。

用語一覧[編集]

戦略防衛学園アタラクシア: 傷無たちの通う学園で、中等部や高等部に分かれている。メガフロート日本の防衛を担当している。
魔導装甲（ハート・ハイブリッド・ギア）: 異世界からやってくる軍隊に対して唯一対抗可能な兵器。使いこなせる人物は少なく、適合者しか使えない。男女の特性の違いから、本来のパフォーマンスは女性しか発揮できない。ハイブリッド・カウントと言う使用者の生命力をエネルギーとしており、一度使うと自然補給には相当な時間がかかる。
絶頂改装（クライマックス・ハイブリッド）: 魔導装甲を背徳的行為によって進化させること。進化した武装は、背徳武装と呼ばれ、すさまじい破壊力を誇る。

単行本[編集]

タイトル	初版発行日	ISBN	その他
魔装学園H×H	2014年2月1日	ISBN 978-4-04-101200-0

外部リンク[編集]