ファーム日本選手権
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ファーム日本選手権(ファームにほんせんしゅけん)とはプロ野球2軍リーグの日本一決定戦のことである。イースタン、ウエスタンの両リーグ優勝チーム間でもうひとつの日本一(2軍の統一チャンピオン)を争おうと1987年に「ジュニア日本選手権」としてスタートした。
当初は9月中旬か下旬に行われていたが1997年から大会名を「ファーム日本選手権」と改め、10月の教育リーグ前に行われている。
大会の仕組み[編集]
- 延長戦は回数・時間制限なし。
- ホームチーム(1塁側)は西暦奇数年はイースタンリーグの優勝チーム、偶数年はウエスタンリーグの優勝チームが担当する。アウェーチームは3塁側。
- 球審は西暦奇数年はパシフィック・リーグ、偶数年はセントラル・リーグの所属審判が行う。
- 出場チームは試合の数日前に出場資格者名簿をコミッショナーに提出する。出場資格の詳細については日本野球機構オフィシャルサイトを参照のこと。
- 指名打者は1軍のセ・リーグに所属するチームがホームゲームを担当する場合は採用しない。
各年度のファーム日本選手権[編集]
回 | 開催日 | 勝利チーム | 優勝回数 | スコア | 相手チーム | 開催球場 | MVP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1987年9月14日 | 巨人(イ) | 初優勝 | 9-0 | 中日(ウ) | 平塚球場 | 加茂川重治 |
2 | 1988年9月12日 | 巨人(イ) | 2年連続2回目 | 5-2 | 中日(ウ) | 西京極球場 | 松原靖 |
3 | 1989年9月18日 | 巨人(イ) | 3年連続3回目 | 3-0 | オリックス(ウ) | 平塚球場 | 橋本清 |
4 | 1990年10月7日 | 中日(ウ) | 初優勝 | 6-4 | 巨人(イ) | 東京ドーム | 清水雅治 |
5 | 1991年9月21日 | 巨人(イ) | 2年ぶり4回目 | 8-7 | 広島(ウ) | 平塚球場 | 呂明賜 |
6 | 1992年10月3日 | 巨人(イ) | 2年連続5回目 | 3-2 | 中日(ウ) | 川崎球場 | 杉山直輝 |
7 | 1993年10月10日 | 巨人(イ) | 3年連続6回目 | 3-0 | 中日(ウ) | 福井県営球場 | 松谷竜二郎 |
8 | 1994年10月9日 | オリックス(ウ) | 初優勝 | 6-4 | 巨人(イ) | 神奈川県立相模原球場 | 戎信行 |
9 | 1995年10月7日 | 巨人(イ) | 2年ぶり7回目 | 1-0 | 近鉄(ウ) | 富山市民球場 | 門奈哲寛 |
- | 1996年 | 未開催 | |||||
10 | 1997年10月10日 | 日本ハム(イ) | 初優勝 | 1-0 | オリックス(ウ) | 宜野湾市立野球場 | 大貝恭史 |
11 | 1998年10月10日 | ヤクルト(イ) | 初優勝 | 4-1 | 阪神(ウ) | 宜野湾市立野球場 | 五十嵐亮太 |
12 | 1999年10月9日 | 阪神(ウ) | 初優勝 | 7-3 | 日本ハム(イ) | 浦添市民球場 | 濱中治 |
13 | 2000年10月7日 | 中日(ウ) | 10年ぶり2回目 | 4-2 | 巨人(イ) | 浦添市民球場 | 筒井壮 |
14 | 2001年10月6日 | 西武(イ) | 初優勝 | 5-0 | 阪神(ウ) | 松山坊っちゃんスタジアム | 三井浩二 |
15 | 2002年10月12日 | 阪神(ウ) | 3年ぶり2回目 | 16-3 | 西武(イ) | 松山坊っちゃんスタジアム | 藤原通 |
16 | 2003年10月11日 | 阪神(ウ) | 2年連続3回目 | 3-0 | 日本ハム(イ) | 長野オリンピックスタジアム | 早川健一郎 |
17 | 2004年10月9日 | 中日(ウ) | 4年ぶり3回目 | 4-3 | 日本ハム(イ) | サンマリンスタジアム宮崎 | 土谷鉄平 |
18 | 2005年10月8日 | ロッテ(イ) | 初優勝 | 7-5 | 阪神(ウ) | スカイマークスタジアム | 辻俊哉 |
19 | 2006年9月30日 | 阪神(ウ) | 3年ぶり4回目 | 6-0 | ロッテ(イ) | 山形県野球場 | 中村泰広 |
20 | 2007年9月29日 | 中日(ウ) | 3年ぶり4回目 | 7-2 | 巨人(イ) | 山形県野球場 | 吉見一起 |
- 第4回(1990年)は9月18日に大阪球場で試合が行われたが、3回表1アウトの時点で雨天ノーゲームとなったため、東京ドームで再試合(ノーゲームの時点でスコアは巨人-中日で6-0)。
- 第5回(1991年)は9月20日に試合が行われたが、7回裏2アウトの時点で降雨引き分け(その時点でのスコアが5-5)となったため、翌日再試合(開催は同じ平塚球場)。
- 第17回(2004年)はアイビースタジアムで開催される予定だったが、サンマリンスタジアム宮崎に変更。
その他[編集]
- テレビ中継はCS放送のスカイ・A sports+で初回生中継及び録画中継を行っている。放送席にはABCアナウンサー及び解説者、そしてゲストとして野球雑誌の記者を招くことが多い。
- 大会初期はテレビ東京から生放送された。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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