ピエタリ・インキネン

ピエタリ・インキネン（Pietari Inkinen, 1980年4月29日 - ）は、フィンランドのヴァイオリン奏者、指揮者。

コウヴォラ出身。４歳の頃からヴァイオリンとピアノを始め、スズキ・メソードで教育を受けた。10代の頃にはロック・バンドで演奏していたが、1994年にはシベリウス音楽院に入学して、トゥオマス・ハーパネンにヴァイオリンを師事。また指揮法をヨルマ・パヌラ、レイフ・セーゲルスタム、アッツォ・アルミラ等に師事し、2003年にヴァイオリン部門、2005年に指揮部門のそれぞれを修了。在学中の1995年と1998年にキュメンラークソ基金から奨学金を得、17歳の時にはケルン音楽大学のザハール・ブロンにもヴァイオリンを学んでいる。2000年にはクオピオ・ヴァイオリン・コンクールでメリ・エングルンドと１位を分け合ったり、シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで４位入賞したりした。2008年から2016年までニュージーランド交響楽団の音楽監督、2015年から2019年までプラハ交響楽団、2016年から2023年まで日本フィルハーモニー交響楽団、2017年からザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、2022年からKBS交響楽団のそれぞれの首席指揮者を務めた。