ドラマチック・サンデー
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ドラマチック・サンデー(DRAMATIC SUNDAY)は、フジテレビ系列で、2010年10月17日から毎週日曜日の21:00 - 21:54(JST)に放送されているテレビドラマの放送枠の名称である。別名『日9』。正式名称は『明日へのチカラ ドラマチック・サンデー』。
概要
日曜夜9時枠では、2007年1月まで約40年にわたり関西テレビ制作の番組が放送されていた。1960年代後半から時代劇枠の『白雪劇場』に始まり『どてらい男シリーズ』などの人気ドラマ作品を輩出。1979年に放送された『刑事鉄平』で一旦連続ドラマ枠は終了していた。
その後『日曜恐怖シリーズ』を挟み、バラエティ枠に転向。花王一社提供による『花王名人劇場』→『花王ファミリースペシャル』→『発掘!あるある大事典』といった単発枠や情報バラエティ番組を放送し人気を博す。この間にも『名人劇場』及び『ファミリースペシャル』で『裸の大将』などの単発ドラマは不定期に放送され、花王の製品が置かれる場面が数多く見受けられた。
しかし、2007年1月に『あるある-』の後身である『発掘!あるある大事典II』で不祥事が発覚したことに伴い花王がスポンサーを降板、番組終了を余儀なくされ、ここで関西テレビ制作枠は幕を下ろした。その後はフジテレビ制作のバラエティ番組枠となって、三菱電機を筆頭とした複数社提供番組・『メントレG』の後、『エチカの鏡〜ココロにキクTV〜』で花王一社提供枠が復活した。
2010年10月より「秋改編の目玉[1]」と称し、この枠でのバラエティー番組枠を終了。31年3か月ぶり[2][3]に連続ドラマ枠を新設した。
当枠ではキャッチコピーを『明日へのチカラ』として、家族が揃って「明日からまた仕事や学校を頑張ろう」と思えるような前向きな思いが込められた作品を編成している。
同時間帯ではTBSの『日曜劇場』とドラマ枠が競合しているが、視聴率で『日曜劇場』に勝ったことは1度もない(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[4][5]。現時点で平均で2桁を記録したのは『マルモのおきて』と『早海さんと呼ばれる日』のみで、それ以外は1桁台[6][7]となっており、特に2012年4月期の『家族のうた』はゴールデンタイムとしての3%台[8][9]と異例の低視聴率を記録し、3話短縮の全8話と事実上打ち切りとなった。
開始当初からハイビジョン方式での放送で、ステレオ放送と文字多重放送が実施されているが、他のドラマ枠と異なり連動データ放送は未実施となっている。
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前番組『エチカの鏡〜ココロにキクTV〜』及び先述した『名人劇場』及び『ファミリースペシャル』に引き続いて花王の単独協賛である。今日の連続ドラマ枠で見られる初回・最終回の放送時間拡大版の場合は、放送途中で花王単独提供を終了し、スポットCMの挿入となる[10]。
ドラマ枠としてのオープニングタイトルは存在せず、ドラマのタイトルバックに内包される形で画面の隅に『明日へのチカラ/DRAMATIC SUNDAY』のロゴが表示されるのみである。その後「ドラマチック・サンデーは、自然と調和する心豊かな毎日を目指して花王の提供でお送りします」とアナウンスされ、花王のロゴ表記が若草色のカラーテロップで表示される[11]。なお、エンディングでは次回予告の後、「明日へのチカラ、ドラマチック・サンデーは、花王の提供でお送りしました」とアナウンスされる。[12]
なお、ドラマ枠での花王単独提供は、TBSの『花王 愛の劇場』(1999年9月まで[13])以来である。ただし、2011年3月の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生直後から5月上旬まで花王は1社提供を含む全ての協賛番組で提供クレジットを自粛していた。そのため、2011年3月の「スクール!!」最終回は全CM枠をACジャパンの公共広告に差し替え、4月-6月の「マルモのおきて」は第1話からCMこそ放映されているものの5月1日放送分までスポンサー表示は行っていなかったが、5月8日放送分からスポンサー表示が復帰した。さらに、5月22日放送分から花王の洗剤「アタックNeo」と「マルモのおきて」がコラボレーションしたCMが番組内で放送された。
2012年、前述の『家族のうた』の記録的な低視聴率の影響から、花王単独提供から花王を60秒の筆頭スポンサーとした複数社提供へと移行する方針も検討しているという。
花王は裏番組である『日曜劇場』(TBS系列)と『日曜洋画劇場』(テレビ朝日系列)にも提供枠を持っている。
放送作品一覧
タイトル末尾の▲マークは共同テレビが制作した作品(この場合は「制作著作・共同テレビ、制作・フジテレビ」でクレジットされる)。その他、制作プロダクション名のない作品はフジテレビの局制作。(制作・フジテレビドラマ制作センター、制作著作・フジテレビ)
2010年
- パーフェクト・リポート▲(10月17日 - 12月19日、主演:松雪泰子)
2011年
- スクール!!▲(1月16日 - 3月20日、主演:江口洋介)
- マルモのおきて▲(4月24日 - 7月3日、主演:阿部サダヲ、芦田愛菜)
- 花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011▲(7月10日 - 9月18日、主演:前田敦子(AKB48))
- 僕とスターの99日(10月23日 - 12月25日、主演:西島秀俊、キム・テヒ)制作協力:ケイファクトリー
2012年
- 早海さんと呼ばれる日▲(1月15日 - 3月18日、主演:松下奈緒)
- 家族のうた▲(4月15日 - 6月、主演:オダギリジョー)
- ビューティフルレイン▲(7月 - 9月、主演:豊川悦司、芦田愛菜)
ネット局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送曜日・放送時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | フジテレビ系列 | 日曜 21:00 - 21:54 | 制作局 |
北海道 | 北海道文化放送 | 同時ネット | ||
岩手県 | 岩手めんこいテレビ | |||
宮城県 | 仙台放送 | |||
秋田県 | 秋田テレビ | |||
山形県 | さくらんぼテレビ | |||
福島県 | 福島テレビ | |||
新潟県 | 新潟総合テレビ | |||
長野県 | 長野放送 | |||
静岡県 | テレビ静岡 | |||
富山県 | 富山テレビ | |||
石川県 | 石川テレビ | |||
福井県 | 福井テレビ | |||
中京広域圏 | 東海テレビ | |||
近畿広域圏 | 関西テレビ | |||
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | |||
岡山県・香川県 | 岡山放送 | |||
広島県 | テレビ新広島 | |||
愛媛県 | テレビ愛媛 | |||
高知県 | 高知さんさんテレビ | |||
福岡県 | テレビ西日本 | |||
佐賀県 | サガテレビ | |||
長崎県 | テレビ長崎 | |||
熊本県 | テレビくまもと | |||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | |||
沖縄県 | 沖縄テレビ | |||
大分県 | テレビ大分 | フジテレビ・日本テレビ</br>クロスネット局 | 水曜 16:52 - 17:53[14] | 3日遅れ |
※テレビ宮崎(FNN/FNS・NNN・ANNとのトリプルネット局)は当初、フジテレビ系列で唯一、本枠を非ネットとしてきた[15]が、3作目『マルモのおきて』を時差ネットで放送。後に、1作目『パーフェクト・リポート』も放送。
※山梨放送(日本テレビ系列)は3作目『マルモのおきて』、1作目『パーフェクト・リポート』を時差ネットで放送。
※青森テレビ(TBS系列)は3作目『マルモのおきて』、1作目『パーフェクト・リポート』、2作目『スクール!!』を時差ネットで放送。
※テレビ山口(TBS系列)は6作目『早海さんと呼ばれる日』を時差ネットで放送。
脚注
- ↑ [1]
- ↑ フジテレビ制作のドラマは40年前に21時前半枠で放送されたことがある。
- ↑ サンケイスポーツでは『日曜恐怖シリーズ』以来と報じているが、連続ドラマとしてであり、単発も含めたドラマ枠としては『裸の大将』などを放送していた『花王ファミリースペシャル』以来14年ぶりとなる。
- ↑ 唯一の時間帯1位を達成した『マルモのおきて』最終回の放送日は『日曜劇場』が休止であり、平均でも『日曜劇場』の『JIN-仁-』に大惨敗している。
- ↑ ただ、単回では『僕とスターの99日』の第4話と『早海さんとよばれる日』の第6話で上回った
- ↑ 2桁台を記録することも多かった『僕とスターの99日』も平均は10%弱と1桁に留まった
- ↑ 2桁完走したドラマは『マルモ-』のみだが、『マルモ-』も初回は10.0%と2桁ギリギリだったため、2桁完走したドラマは実質はまだないということとなる
- ↑ ちなみに『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011』の第2話では2%弱という超低視聴率を記録したが、それでも平均では『家族のうた』を上回っている
- ↑ マスメディアでもあまりにも話題になっておらず(新聞のラテ欄でもおすすめ番組としては一切紹介されない)、完全に忘れ去られた存在となっている
- ↑ 前番組は拡大放送であっても途中での交代・終了はなく、花王一社提供で全編を通した。また、2011年10月9日の「マルモのおきて」スペシャルでは前半は花王一社提供で、後半は花王筆頭の複数社提供となった。
- ↑ 前番組に引き続き『提供』の文字は表示されていない(これは同じ花王単独のテレビ番組であるTBS系列『A-Studio』なども同様である)。
- ↑ 同様に『情報プレゼンター とくダネ!』のネットセールス前半(8:30過ぎ~9:15ごろ)でも、前提供ではフレーズ入り、後提供はフレーズ無しでアナウンスされている。
- ↑ 以降は『花王』の冠名が外れて『愛の劇場』の名称で、花王筆頭複数社提供で放送を継続し、2009年3月に放送終了。
- ↑ 当該時間帯は日本テレビ制作『行列のできる法律相談所』を同時ネットしているため時差ネット。放送曜日が水曜日になるため、「ドラマチック・サンデー」のゾーン枠名は使っていない(テレビ大分の番組表にも「ドラマチック・サンデー」の表記はされていない)が、タイトル画面左上に表示される「ドラマチック・サンデー」のロゴは消さずに表示している。『早海さんと呼ばれる日』までは水曜 14:05 - 14:59に放送、『家族のうた』より現在の時間帯に移動。
- ↑ 当該時間帯は日本テレビ制作『行列のできる法律相談所』を同時ネットしているため。同局は『メントレG』を最後にフジテレビ系列日曜21時台番組の時差ネットは行っていなかった。
関連項目
外部リンク
フジテレビ系列 日曜21時台・花王一社提供枠 | ||
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前番組 | ドラマチック・サンデー (2010年10月 - ) 【ここから連続ドラマ枠】 | 次番組 |
エチカの鏡 〜ココロにキクTV〜 (2008年10月 - 2010年9月) 【ここまでバラエティ枠】 | ----- | |
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