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スタート当時は「チューンドカーの市民権を勝ち取る」というコンセプトから始まったため、ノーマル車や新車の展示が少なかった。 | スタート当時は「チューンドカーの市民権を勝ち取る」というコンセプトから始まったため、ノーマル車や新車の展示が少なかった。 | ||
2012年1月30日 (月) 01:15時点における版
東京オートサロン(とうきょうオートサロン)とは、チューニングカーの祭典とも呼ばれるモーターショーである。
1983年に「エキサイティングカーショー」の名称でスタート。1987年の第5回開催時に東京オートサロンに改名し、2012年(1月13日~15日)で30回目の開催となる。
開催時期
開催日は通常1月の第2週金・土・日が選ばれる。金曜日はプレスデーとなっていて、一般客は午後1時以降(土・日は午前9時から開場)の入場となり料金が高い。
特徴
スタート当時は「チューンドカーの市民権を勝ち取る」というコンセプトから始まったため、ノーマル車や新車の展示が少なかった。
ただし、新車発表を「東京モーターショー」では無く当イベントで発表した車も存在する。BCNR33型スカイラインGT-R(1995年)やBNR34型スカイラインGT-R(1999年)や、カスタムされる事も前提としていたbBや三菱・デリカD:5もこれに該当する。またBNR34スカイラインGT-Rの最終仕様、Nurもここでプロトタイプが公開されていた。
近年は、オートサロンに対して当初は懐疑的であった国内の主要自動車メーカーも市場調査を兼ねて自らカスタマイズカーやコンセプトカーを出品・公開してマーケットの拡大に乗り出している。
音楽面では、avexの全面バックアップにより、オリジナルCDのリリース等の他、所属アーティストによるライブも開催される。特にm.o.v.eは、2004年から毎年参加しており、頭文字Dの主題歌等を演奏している。
沿革
- 1983年:東京モーターショーも行われていた晴海の東京国際見本市会場にて「エキサイティングカーショー」として開催される。
- 1987年:名称をエキサイティングカーショーから、東京オートサロンへと変更。
- 1997年:東京ビッグサイトへと会場を移動。
- 1999年:東京ビッグサイトでは駐車場とスペースを確保する事が出来なくなったため、幕張メッセへと会場を移動する。幕張メッセ全11ホールのうち、1~8ホールを全て使う。(時期によってはイベントホールや駐車場も使っていた)。
- 2003年:イメージガールユニット「A-class」が結成される。
- 2007年:「RACE QUEEN AWARD 2007」が開催される(グランプリ:鈴木礼央奈)。
- 2009年:幕張メッセ 国際展示場ホール9~11を使用し、IMPORT AUTO SALON 2009(インポートオートサロン2009)が併催される。これにより会場の大きさで見た開催規模は東京モーターショーとほぼ同等となる。
- 2011年:第1回「日本レースクイーン大賞」が開催される(グランプリ:美波千夏)。
- 2012年:開催30回目を迎える。
エピソード
- 1998年は車の搬入日に大雪が降ってしまい、搬入に四苦八苦することになった。
- 2002年より、D1グランプリの表彰式が行われている。
- 2003年には韓国釜山にて開催されている。その際、ドラッグデモラン中にガレージザウルスのHNR32 スカイラインGTS-4(RB26DETT換装し800psへチューニングされた車両)が横転して廃車になっている(ビデオオプションvol.109に収録)。
- 2004年までは「走る!オートサロン パワーツアーズ」が行われていた。しかし2005年に鈴鹿サーキットとの都合上キャンセルとなり、それ以来は開催されていない。
- 2006年には幕張メッセ敷地内の外周路を使いマイルドセブンルノーF1(R25)のデモランが行われた。ドライバーはヘイキ・コバライネン。
- 30回目を迎えた2012年は、俳優の哀川翔がPR大使に就任。開幕セレモニーではくす玉が割られ、大量の紙吹雪(風船は入っていない)や紙テープと共に「祝 東京オートサロン開催30回記念」と書かれた垂れ幕で祝福した。また、この年は3日間の総入場者数が過去最高となる255,709人を記録した。
その他・豆知識
- 2001年より福岡の福岡ドームを会場とする『福岡オートサロン』、2000年より札幌つどーむにて『札幌オートサロン』という同種のイベントが開催されていたが、札幌は2008年以降は開催中止となり福岡も2010年以降開催されていない。極稀に3会場全てに出品するショップも存在する。
- オートサロンのキャンペーンガールは『A-class』というユニット名で、通常は4人編成だが、2007年と2008年は史上最多の8人(2007年はビジュアルチームとエンタメチームの各4人)、2009年は6人編成となった。
- ホール間を繋ぐ通路は、緊急時に簡単に外せるようになっている。設置理由は寒さ避けである。
- コンパニオンの数が他の展示会に比べ群を抜いて多い。このため全国各地からコンパニオンの撮影だけを目的とした(車を撮影する事に興味の無い)カメラ小僧と呼ばれる人達が多数来場する。会場内ではプロダクションがその年のシーズンのレースクイーンへのスカウト活動も行われており、チューニングカーショーとは別の面でのおたくの祭典ともなっている。またチューニングカーとは全く関連性の無いイベントも会場内で行われている事から、本来のイベント趣旨から外れるとして数多くの批判が集まっている。そのためオートサロンの前身・エキサイティングカーショーの発起人である稲田大二郎は、「熱走!! Exciting Car Showdown(エキサイティングカー・ショーダウン)」を新たに開催している(こちらにはレースクイーン、キャンギャルはいない)。
- 年始という特異な時期に行う理由は「違法行為の祭りとされていたため、会場が完全に空いている時期しか使わせてくれなかった」ためである。チューニングの規制緩和が図られた現在は合法行為であるものの、伝統的にこの時期に行われている。
- また、幕張メッセ駐車場には観覧客のドレスアップカー、チューニングカーなどが集まり、街道レーサーと呼ばれる車や旧車檜が多数集結し、毎年入り口で検問が行われていた。2011年は21時~翌朝6時まで駐車場を閉鎖したが、このため湾岸習志野インターチェンジから駐車場入り口まで渋滞が発生した。
- 主催は東京オートサロン事務局(TASA)であるが、事務局は後援の三栄書房内にある。
関連項目
- Option - チューニングカーメインのため、開催に合わせ事前特集(1、2月号)、イベント特集(3月号)記事が組まれる雑誌