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<nowiki>'''杉並区'''(すぎなみく)は、[[東京都]]の[[特別区]]のひとつで、23区西部に区分される。[[郵便番号]](上3桁)166・167・168。
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'''杉並区'''(すぎなみく)は、[[東京都]]の[[特別区]]のひとつで、23区西部に区分される。[[郵便番号]](上3桁)166・167・168。
  
 
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杉並区(すぎなみく)は、東京都特別区のひとつで、23区西部に区分される。郵便番号(上3桁)166・167・168。

概要[編集]

元来この地域は武蔵国多摩郡であり、江戸時代から明治大正時代も多摩地域に属していた。地理的に東京区部の扱いになったのは、1929年昭和4年)の世界恐慌後に東京市に編入されてからである。

東多摩郡西半にあたり、城西地区と呼ばれる東京23区の西部に位置する。面積は34.02平方キロメートルで、東京23区の中では8番目である。自然が豊富な閑静な住宅地域として発展してきた。

地形的には武蔵野台地上にあり、全体的になだらかな高台地域。特に高台に沿って、古来より甲州街道青梅街道が南北の区境近傍に東西に通っている。 神田川善福寺川沿いの低地は、近世には水田耕作に利用されていたが、勾配のきつい坂はないため、広範囲に洪水被害が及ぶことが危惧されている[1]

大宮一丁目にある大宮八幡近辺が東京都全体の人口重心となっている。

人口[編集]

600px
杉並区と全国の年齢別人口分布(2005年) 杉並区の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 杉並区
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

}}

杉並区(に相当する地域)の人口の推移
テンプレート:人口統計/13
総務省統計局 国勢調査より

昼夜間人口[編集]

2005年に夜間人口(居住者)は522,582人であるが、区外からの通勤者と通学生および居住者のうちの区内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は439,379人での0.841倍の人口になる。通勤者で見ると区内から区外への通勤者は161,305人、区外から区内への通勤者は77,071人となっている。東京都編集『東京都の昼間人口2005』平成20年発行134,135ページ 国勢調査では年齢不詳のものが東京都だけで16万人いる。上のグラフには年齢不詳のものを含め、昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に誤差は生じる)

地理[編集]

河川など[編集]

区内の水流は神田川に合流する支流となっている。

歴史[編集]

近世以前
  • 古来 武蔵国に在り、現在の杉並区に当たる区域は多磨郡内の一部として属していた。
近世
  • 江戸時代は武蔵国の一部であり、御府内(江戸の市域・城下町)には含まれていない。
  • 甲州街道の第2宿高井戸宿が設けられた。
  • 青梅街道は、当区内に宿駅はなかったが、妙法寺の門前は立場として江戸時代後期ににぎわい、落語「堀之内」の舞台となった。
  • 甲州街道に沿って玉川上水が設置された。
近・現代
  • 明治大学和泉校舎の一帯は、幕末から長く火薬庫があったところで、江戸幕府の和泉新田御焔硝蔵、後の陸軍省和泉新田火薬庫である。
  • 明治・大正時代も東京市15区に含まれない地域であった。
  • 昭和時代の世界恐慌後に多摩地域から東京市に編入が完了した。
  • 区名の由来は、江戸時代の初期、成宗・田端両村の領主が青梅街道沿いに植えた杉並木があったことに始まる。この杉並木は明治前になくなった。その後「杉並」の名は村名として採用され、町名、さらに区名となって現在に至る。
    • 1889年(明治22年)の市町村制施行当時からの自治体名でありながら、同名の鉄道駅が存在せず、また同名の住所もない。鉄道のない檜原村および島嶼部を除けば、都内ではほかに武蔵野市があるのみである。
  • 関東大震災後に、多くの文化人学者都心下町から移り住んだ地でもある。
区の沿革

地域[編集]

年間行事[編集]

6月
  • 久我山ホタル祭り - 6月第1土・日
8月
10月
  • 阿佐谷ジャズストリート -10月第三または第四金曜・土曜
  • 高円寺フェス - 大人の文化祭
11月
  • 杉並郷土芸能大会
  • トロールの森 - 屋外アート展(西荻窪・善福寺池周辺)
  • TERA to TERA - 吉祥寺・高円寺区間内でのアートイベント
  • すぎなみフェスタ -2012年の80周年記念イベントを後継する桃井原っぱ公園で開催される区民祭
その他
  • 知る区ロード[4]
区内を巡る全長36kmの散策路である。1985年に行われた区の不燃化基礎調査の中で提言された「歩いて杉並を知るルートづくり」を元に、内の史跡や産業のPR目的を含めて1988年に既存の道路を利用する形で定められた。年に一度、区内の小学生らを集めて路上を散策するイベント「知る区ロード探検隊」が開催される。

町丁[編集]

杉並区の町名 を参照

  • 中将通り - 現在の中央図書館から荻窪団地に抜ける道のあたりには、帝国陸海軍の職業軍人の自宅が多くあったので通称「中将通り」と呼ばれていた。

ナンバープレート[編集]

杉並区は、練馬ナンバー(東京運輸支局)を割り当てられていたが、2014年11月17日からご当地ナンバーである杉並ナンバーが交付される。[5]

練馬ナンバー割り当て地域(~2014年11月16日)
  • 新宿区・文京区・中野区・杉並区・豊島区・北区・板橋区・練馬区[1]
杉並ナンバー割り当て地域(2014年11月17日~)
  • 杉並区

区域放送[編集]

区政[編集]

ファイル:Suginami city office 2009.JPG
阿佐谷南にある杉並区役所庁舎。南阿佐ケ谷駅直ぐ上にある。

区長[編集]

  • 区長 : 田中良(たなかりょう) (2期目)
  • 任期 : 2010年(平成22年)7月13日 - 2018年(平成30年)7月10日[6]

独自の施策[編集]

  • 2002年平成14年)
  • 3月、レジ袋税条例。同様の法定外目的税は全国初。5年後までに買い物客に占めるレジ袋辞退率60%が達成されれば、課税の実施は見送られる。(目標は達成されることはなかったが、区の方針変更などにより2008年条例は廃止された)
  • 8月、住民基本台帳ネットワークへの接続を拒否(2008年裁判敗訴を受け、今後接続する方針)。
  • 12月、障害者週間にあたり、障害を持つ有権者が区の長や幹部に直接意見を述べる「障害者区議会」を開催。日本の自治体では初の取り組み[7]
  • 2003年(平成15年)7月、危機管理室を設置し、同年8月には住宅地を巡回する等を行う安全パトロール隊を発足。結果的に2002年まで増加していた区内犯罪件数が減少。
  • 2004年(平成16年)3月、「杉並区防犯カメラの設置及び利用に関する条例」。防犯カメラの運用基準を全国で初めて条例で規定。
  • 2005年(平成17年)8月、区教育委員会が新しい歴史教科書をつくる会の教科書を採択。全国の自治体としては二例目。
  • 2006年平成18年)4月、区独自の教員養成塾「杉並師範館」を開設。市区町村では全国初。
  • 近年アニメーション産業振興も行っている。杉並区役所には「産業経済課アニメ係」がある。アニメを地域振興・地場産業として捉えたのは自治体としては初[8]
  • 育て!杉苗債 - 道路建設のために発行した区債の愛称。額面100円。償還3年。杉の苗を貰える訳ではない。

区民事務所・駅前事務所・分室[編集]

杉並区の出先機関。区の行政機構の一部を分担し、各窓口サービスを行っている。区民事務所駅前事務所、及び分室が設置されている。

  • 阿佐谷区民事務所 :阿佐谷北2丁目18番17号
  • 井草区民事務所 :下井草4丁目30番2号
  • 高円寺区民事務所 :梅里1丁目22番32号 セシオン杉並内
  • 永福和泉区民事務所 :和泉3丁目8番18号 永福和泉地域区民センター内
    • 桜上水北分室 :下高井戸1丁目24番15号
  • 高井戸駅前事務所 :高井戸西2丁目1番26号 京王リトナード高井戸2階
    • 宮前分室 :宮前5丁目5番27号
  • 荻窪駅前事務所 :上荻1丁目2番1号 インテグラルタワー2階
  • 西荻窪駅前事務所 :西荻北2丁目2番1号 松岡西荻ビル4階
  • 高円寺駅前事務所 :高円寺北2丁目5番1号 ホテルメッツ高円寺3階

立法[編集]

区議会[編集]

  • 定数 : 48名
  • 任期 : 2011年(平成23年)5月1日 - 2015年(平成27年)4月30日[6]
  • 議長 : 斉藤常男(杉並区議会自由民主党)
  • 副議長 : 大槻城一(杉並区議会公明党)
会派名 議席数 議員名(◎は幹事長)
杉並区議会自由民主党 12 ◎富本卓、大熊昌巳、脇坂たつや、大和田伸、浅井くにお、井口かづ子、今井ひろし、大泉時男、小泉やすお、斉藤常男、はなし俊郎、吉田あい
杉並区議会公明党 8 ◎川原口宏之、中村康弘、横山えみ、山本ひろこ、大槻城一、北明範、島田敏光、渡辺富士雄
民主社民クラブ 7 ◎小川宗次郎、増田裕一、山下かずあき、安斉あきら、市来とも子、河津利恵子、山本あけみ
日本共産党杉並区議団 7 ◎くすやま美紀、山田耕平、金子けんたろう、上保まさたけ、鈴木信男、富田たく、原田あきら
区議会生活者ネットワーク 3 ◎市橋綾子、そね文子、つかはら彩子
無所属区民派 2 けしば誠一、新城せつこ
自民と区政クラブ 2 ◎岩田いくま、藤本なおや
杉並同志会 1 松浦芳子
みんなの党杉並 1 横田政直
共に生きる杉並 1 木梨もりよし
美しい杉並 1 田中ゆうたろう
緑の党 1 奥山たえこ
計(欠員2) 46

※2011年9月30日、関まさおが死去。2013年6月14日、小松久子が都議会議員選挙に出馬したことにより自動失職。同年7月4日、すぐろ奈緒が第23回参議院議員通常選挙比例区で出馬したことにより自動失職[9]

※2014年6月29日、上記の欠員を埋めるための補欠選挙が行われる。はなし俊郎、つかはら彩子、上保まさたけの3名は同選挙により当選した。

※2014年6月22日、佐々木浩と堀部やすしが杉並区長選挙に出馬したことにより自動失職[10]。自動失職であったため、6月29日の補欠選挙では補充の数に算定されなかった。よって現在杉並区議会は「欠員2」である。

都議会[編集]

  • 定数 : 6名
  • 選挙区 : 杉並区選挙区
  • 任期 : 2013年(平成25年)7月23日 - 2017年(平成29年)7月22日[6](「2013年東京都議会議員選挙」参照)
議員名 会派名 当選回数
早坂義弘 東京都議会自由民主党 3
小宮あんり 東京都議会自由民主党 2
吉田信夫 日本共産党東京都議会議員団 5
まつば多美子 都議会公明党 3
田中朝子 都議会結いと維新 1
小松久子 都議会生活者ネットワーク 1

衆議院[編集]

議員名 党派名 当選回数
石原伸晃 自由民主党 9

友好交流都市[編集]

国内[編集]

北海道名寄市(旧・風連町

国外[編集]

産業[編集]

第1次産業[編集]

区内には約46haの農地、200戸近い農家があり、野菜、花、植木、果物が生産。

第2次産業[編集]

主な企業[編集]

第3次産業[編集]

主な企業[編集]

アニメ関連の主な企業[編集]

アニメ産業 - 日本全国に約400あるアニメ製作スタジオのうち、70ほどが杉並区内にあり、周辺の練馬区三鷹市とともに世界有数のアニメ産業集積地となっている。アルプスの少女ハイジルパン三世風の谷のナウシカ機動戦士ガンダムなど多くの作品が杉並に所在するスタジオで製作されてきた。

過去に所在した主な企業・事業所[編集]

商業[編集]

区内にある商店街・商業施設[編集]

など

消防(東京消防庁)[編集]

公安(警視庁)[編集]

教育[編集]

大学[編集]

専修学校[編集]

高等学校[編集]

ファイル:Bunkajoshidai-Suginami.jpg
文化女子大学附属杉並中学校・高等学校
都立
私立

中学校[編集]

区立
私立

小学校[編集]

区立
  • 杉並区立杉並第一小学校
  • 杉並区立杉並第二小学校
  • 杉並区立杉並第三小学校
  • 杉並区立杉並第四小学校
  • 杉並区立天沼小学校
  • 杉並区立杉並第六小学校
  • 杉並区立杉並第七小学校
  • 杉並区立杉並第八小学校
  • 杉並区立杉並第九小学校
  • 杉並区立杉並第十小学校
  • 杉並区立西田小学校
  • 杉並区立東田小学校
  • 杉並区立馬橋小学校
  • 杉並区立桃井第一小学校
  • 杉並区立桃井第二小学校
  • 杉並区立桃井第三小学校
  • 杉並区立桃井第四小学校
  • 杉並区立桃井第五小学校
  • 杉並区立四宮小学校
  • 杉並区立荻窪小学校
  • 杉並区立井荻小学校
  • 杉並区立沓掛小学校
  • 杉並区立高井戸小学校
  • 杉並区立高井戸第二小学校
  • 杉並区立高井戸第三小学校
  • 杉並区立高井戸第四小学校
  • 杉並区立松庵小学校
  • 杉並区立浜田山小学校
  • 杉並区立富士見丘小学校
  • 杉並区立大宮小学校
  • 杉並区立新泉小学校
  • 杉並区立堀之内小学校
  • 杉並区立和田小学校
  • 杉並区立方南小学校
  • 杉並区立永福小学校
  • 杉並区立済美小学校
  • 杉並区立八成小学校
  • 杉並区立三谷小学校
  • 杉並区立松ノ木小学校
  • 杉並区立和泉小学校
  • 杉並区立高井戸東小学校
  • 杉並区立久我山小学校
  • 杉並区立永福南小学校
私立

特別支援学校[編集]

その他[編集]

病院[編集]

区内救急指定病院[2]

交通[編集]

鉄道[編集]

JR logo (east).svg 東日本旅客鉄道(JR東日本)
中央本線中央線快速中央・総武緩行線
KeioRailway logo.png 京王電鉄
京王線
  • - 八幡山駅(駅周辺は当区と世田谷区の区境が入り組んでおり、駅高架下の京王リトナード八幡山の一部店舗は世田谷区に位置している。)
  • その他、下高井戸駅 - 桜上水駅間で当区(下高井戸一丁目)を通過している。(※ 下高井戸駅(東急世田谷線との乗換駅)は当区ではなく世田谷区(松原三丁目)に位置している。)
井の頭線
SeibuRailway mark.svg 西武鉄道
新宿線
Tokyo Metro logo.svg 東京地下鉄(東京メトロ)
M 丸ノ内線

道路[編集]

バス路線[編集]

ファイル:Sugimaru.JPG
コミュニティバス『すぎ丸』

名所・旧跡[編集]

公園[編集]

神社[編集]

寺院[編集]

文化・スポーツ施設[編集]

文化施設[編集]

スポーツ施設等[編集]

文化団体・スポーツチーム[編集]

音楽関連団体[編集]

演劇関連団体[編集]

スポーツチーム[編集]

住宅団地[編集]

著名な出身者・居住者[編集]

杉並区名誉区民[編集]

2015年3月現在、9名の名誉区民がいる。区役所のホール正面に、肖像写真が掲載され、略歴を記載され顕彰を受けている。

  1. 小柴昌俊 - 物理学者
  2. 山彦節子 - 人間国宝浄瑠璃奏者
  3. 22世 金春惣右衛門 - 人間国宝能/囃子方
  4. 安福建雄 - 人間国宝能/囃子方
  5. 佐々木苑子 - 人間国宝染織作家
  6. 石井桃子 - 児童文学者
  7. 遠藤実 - 音楽家
  8. 速水融 - 経済学者
  9. 四世 山本東次郎則壽 - 能楽師

政治[編集]

経済[編集]

文化・芸術[編集]

芸能[編集]

スポーツ[編集]

放送[編集]

その他[編集]

杉並に住んだ著名人[編集]

舞台になった作品[編集]

大きな出来事[編集]

観光キャラクター[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政
観光
商店街
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