「ニーソックス」の版間の差分
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[[膝]]よりやや上までの、長い丈を持った靴下がこのように呼ばれる。市販されているものの丈は60~70cmぐらいのものが多く、標準的な体型の[[女性]]が身につけた場合、膝より5~10cmほど上までが覆われる。多くの場合、[[タイツ]]の腰~太もも部分がない形状をしている。黒色で薄手のものが多く着用され、過半数を占めているが、その他の色や素材、レースなどで装飾が施されたもの、レース生地のもの、ボーダーなどの柄入りのものも売られている。 | [[膝]]よりやや上までの、長い丈を持った靴下がこのように呼ばれる。市販されているものの丈は60~70cmぐらいのものが多く、標準的な体型の[[女性]]が身につけた場合、膝より5~10cmほど上までが覆われる。多くの場合、[[タイツ]]の腰~太もも部分がない形状をしている。黒色で薄手のものが多く着用され、過半数を占めているが、その他の色や素材、レースなどで装飾が施されたもの、レース生地のもの、ボーダーなどの柄入りのものも売られている。 | ||
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+ | ニーソックス自体は[[1980年代]]にはすでに存在しており、歌番組などにおいて女性アイドルが[[ミニスカート]]とあわせて履く着用しているのが見受けられた。当時は黒はあまり使われず白が多く、名前もハイソックスと呼ばれていた。当初[[ロリータファッション]]の一部として見られていたが、[[2006年]]前後からミニスカートや[[ショートパンツ]]とあわせて履く「美脚ファッション」として流行し、[[カジュアル]]な着こなしに留まらず[[礼服|フォーマルファッション]]、[[ギャル]]系ファッション、[[制服]]、[[パンク・ファッション]]、[[メイド服]]など服装の種類を問わずに組み合わせる事が出来る事から、幅広い[[ジャンル]]の若年層から根強い人気を得ているファッションアイテムとなった。 | ||
− | + | とくに[[ギャル]]系ファッションでは、ストッキングのようにセクシーさをアピールする事が出来るなどの理由で[[エロかわ]]ファッションとして人気がある。通常のニーソックスと比べ、ギャル系のニーソックスやサイハイソックスはセクシーさを強調するため[[レザー]]入りのデザインであったり[[ガーターベルト]]を付けて履かれる事がある。網タイツ式の物も人気を得ている。流行は今もなお衰える事が無く定着化しつつある。また2010年頃からはグラビア写真などで[[ビキニ]]等の[[水着]]にニーソックスを履くスタイルも人気を得ていっている。 | |
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本来のニーソックス、およびニーハイソックスとは、'''膝下までの丈の靴下'''を表す言葉である。 | 本来のニーソックス、およびニーハイソックスとは、'''膝下までの丈の靴下'''を表す言葉である。 | ||
しかしこの長さのものは「'''[[ハイソックス]]'''」と呼ばれており、その他の呼称は知られていなかった。 | しかしこの長さのものは「'''[[ハイソックス]]'''」と呼ばれており、その他の呼称は知られていなかった。 | ||
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[[ハイソックス]]に関しては当該項目を参照。 | [[ハイソックス]]に関しては当該項目を参照。 | ||
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*[[らき☆すた|かえして!ニーソックス]] | *[[らき☆すた|かえして!ニーソックス]] | ||
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2015年4月11日 (土) 14:09時点における最新版
ニーソックス(英 knee socks)とは、膝上まである靴下の慣用的表現である。
概要[編集]
膝よりやや上までの、長い丈を持った靴下がこのように呼ばれる。市販されているものの丈は60~70cmぐらいのものが多く、標準的な体型の女性が身につけた場合、膝より5~10cmほど上までが覆われる。多くの場合、タイツの腰~太もも部分がない形状をしている。黒色で薄手のものが多く着用され、過半数を占めているが、その他の色や素材、レースなどで装飾が施されたもの、レース生地のもの、ボーダーなどの柄入りのものも売られている。
ファッションとしての普及[編集]
ニーソックス自体は1980年代にはすでに存在しており、歌番組などにおいて女性アイドルがミニスカートとあわせて履く着用しているのが見受けられた。当時は黒はあまり使われず白が多く、名前もハイソックスと呼ばれていた。当初ロリータファッションの一部として見られていたが、2006年前後からミニスカートやショートパンツとあわせて履く「美脚ファッション」として流行し、カジュアルな着こなしに留まらずフォーマルファッション、ギャル系ファッション、制服、パンク・ファッション、メイド服など服装の種類を問わずに組み合わせる事が出来る事から、幅広いジャンルの若年層から根強い人気を得ているファッションアイテムとなった。
とくにギャル系ファッションでは、ストッキングのようにセクシーさをアピールする事が出来るなどの理由でエロかわファッションとして人気がある。通常のニーソックスと比べ、ギャル系のニーソックスやサイハイソックスはセクシーさを強調するためレザー入りのデザインであったりガーターベルトを付けて履かれる事がある。網タイツ式の物も人気を得ている。流行は今もなお衰える事が無く定着化しつつある。また2010年頃からはグラビア写真などでビキニ等の水着にニーソックスを履くスタイルも人気を得ていっている。
ニーソックスやサイハイソックスは漫画・アニメ・ゲームなど、架空の女性キャラクターが着用する事も多く、オタク文化においてはいわゆる「絶対領域」と併せて萌え属性として採り上げられる事も多い。
また、1987年頃からは一部の女子高校生たちが履いていた。2000年代以降はサイハイソックスと人気が並行する形で、多くの女子高校生たちの間で流行して履かれるようになった。女子高校生たち曰く、理由は「女の色気があるから」、「色っぽく見せるため」、「防寒用で履く」などである。
2011年には、ニーソックスとストッキングが合体したタイツのようなものも出回っている[1]。ニーハイとストッキングで『ニースト』などと呼ばれることもあるようだ。今までは寒さ対策に、ストッキングを履いた上にニーソックスを重ねて履いていた人などに注目されている。また、ストッキング部分とニーソックス部分の境目がないので、太もものお肉を気にする女性に人気を集めている。この『ニースト』の出現によって、いままでニーソックスを敬遠していた女性にもニーソックス文化が広まっている。ちなみに、ニーハイ感覚の『ニースト』は主にファッションモデルの間で着用されており、一般人では極めて稀である[2]。しかしニーソックスは太もものお肉がニーソにムッチリと食い込んでいるのがニーソの魅力のひとつでもあるので、異性からの評判は悪い。
本来の意味[編集]
本来のニーソックス、およびニーハイソックスとは、膝下までの丈の靴下を表す言葉である。 しかしこの長さのものは「ハイソックス」と呼ばれており、その他の呼称は知られていなかった。 そのため現代日本においては、ニーソックス、ニーハイソックスという呼称も「オーバーニーソックス」と同じ意味で浸透し、使用されている。さらに太ももまで届く丈のものは、thigh-high(腿丈)という意味のサイハイソックスと呼ばれ区別される。
ハイソックスに関しては当該項目を参照。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ ニーハイ柄のパンティストッキング自体は2000年代にはすでに存在しており、バラエティ番組などにおいて女性タレントがミニスカートやショートパンツとあわせて履く着用しているのが見受けられた。当時は黒はあまり使われず肌色が多く、名前も柄パンストと呼ばれていた
- ↑ しかも、例のファッションモデル達ですら2012年まで着用したことが確認されたのはファッションセンスの高い血液型B型とAB型のモデルのみであったが、2013年以降はメジャーなファッションの一つとして定着している
靴下 | |
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ひざ上(ストッキング) : | ボディストッキング - タイツ - パンティストッキング - ストッキング - サイハイソックス - オーバーザニー |
ひざ下(ハイソックス) : | ハイソックス - スリークォーターソックス - ブーツソックス - クルーソックス |
足首(ソックス) : | ソックス - アンクレット - スニーカーソックス |
その他(レギンス等) : | トレンカー - スパッツ - ルーズソックス - 紺ハイ - レッグウォーマー - ガーター |
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美容・ファッション | |
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正装 | 礼服 - オートクチュール - ドレス - ローブ・デコルテ - リトル・ブラック・ドレス - イブニングドレス - アフタヌーンドレス - オペラグローブ |
婚礼 | ウエディングドレス - ブライダルインナー |
上着 | トップス (衣服) - アウターウェア - セーター - カーディガン - ストール (衣服) |
下着 | ファウンデーション (服飾) - インナーウェア - ブラジャー - ランジェリー - スリーインワン - ウエストニッパー - コルセット - ボディシェイパー - ガードル - ボディスーツ - ビスチェ - キャミソール - セクシーランジェリー - レオタード |
靴下 | 靴下 - ストッキング - ガーター - サイハイソックス - サイハイ - ニーソックス - ニーハイ - ハイソックス |
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