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実写映画版の公開を記念したトリビュートアルバムが2作リリースされた。[[2006年]][[6月21日]]には、前編公開を記念した『[[DEATH NOTE TRIBUTE]]』が、同年[[12月20日]]には『デスノート the Last name』公開を記念した第2弾 『[[The songs for DEATH NOTE the movie~the Last name TRIBUTE~]]がリリースされた。第1弾は小畑健による描きおろしオリジナル・イラスト・ジャケット仕様。 | 実写映画版の公開を記念したトリビュートアルバムが2作リリースされた。[[2006年]][[6月21日]]には、前編公開を記念した『[[DEATH NOTE TRIBUTE]]』が、同年[[12月20日]]には『デスノート the Last name』公開を記念した第2弾 『[[The songs for DEATH NOTE the movie~the Last name TRIBUTE~]]がリリースされた。第1弾は小畑健による描きおろしオリジナル・イラスト・ジャケット仕様。 | ||
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:映画『[[デスノート (映画)|デスノート]]』のスピンオフ『L change the WorLd』のノベライズ作品。著者は[[M (小説家)|M]]。尚、著者であるMの詳細は一切公開されていない。 | :映画『[[デスノート (映画)|デスノート]]』のスピンオフ『L change the WorLd』のノベライズ作品。著者は[[M (小説家)|M]]。尚、著者であるMの詳細は一切公開されていない。 | ||
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[[2007年]][[9月4日]]には、アニメ公式解説本(DEATH NOTE/A)が発売された。公式ではないものの、単行本の14巻目とされている。 | [[2007年]][[9月4日]]には、アニメ公式解説本(DEATH NOTE/A)が発売された。公式ではないものの、単行本の14巻目とされている。 | ||
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: 作品中、Lが使用していたパソコンはすべて[[アップル インコーポレイテッド|アップル]]社製の[[Macintosh]] (Mac) である。ノートマシンはPower Book、デスクトップマシンはPower Macであった。連載中、新機種が発表された場合は、その都度最新のマシンに描きかえられている。逆に高校生時代の夜神月の使用マシンはNEC製品と見られるものが置かれていた。 | : 作品中、Lが使用していたパソコンはすべて[[アップル インコーポレイテッド|アップル]]社製の[[Macintosh]] (Mac) である。ノートマシンはPower Book、デスクトップマシンはPower Macであった。連載中、新機種が発表された場合は、その都度最新のマシンに描きかえられている。逆に高校生時代の夜神月の使用マシンはNEC製品と見られるものが置かれていた。 | ||
; 不吉 | ; 不吉 | ||
− | : 本作の連載は108話で終わり、13日の金曜日に13巻(公式ガイドブック)が発売された。このことは、公式ガイドブックにて意図的であったことが明かされた(数字の意味は[[煩悩]]、[[13 (忌み数)|13]] | + | : 本作の連載は108話で終わり、13日の金曜日に13巻(公式ガイドブック)が発売された。このことは、公式ガイドブックにて意図的であったことが明かされた(数字の意味は[[煩悩]]、[[13 (忌み数)|13]]を参照)。 |
; 実写映画版の月のペン | ; 実写映画版の月のペン | ||
: 作品中、[[ぺんてる]]の「TUFF」がシャープペンシルで[[プラチナ萬年筆|プラチナ]]の「ポケット」がボールペンとして使用された。また主に作中で利用されたのはボールペンであり、モバイルストアなどで販売されている。一般の文具店でも販売されている。 ちなみにアニメ版では、ぺんてるの「エナージェルペンシル(シャープペンシル)」やぺんてる「グラフ1000」に酷似したものが使用されている。これらのことから、ぺんてる製が多い。 | : 作品中、[[ぺんてる]]の「TUFF」がシャープペンシルで[[プラチナ萬年筆|プラチナ]]の「ポケット」がボールペンとして使用された。また主に作中で利用されたのはボールペンであり、モバイルストアなどで販売されている。一般の文具店でも販売されている。 ちなみにアニメ版では、ぺんてるの「エナージェルペンシル(シャープペンシル)」やぺんてる「グラフ1000」に酷似したものが使用されている。これらのことから、ぺんてる製が多い。 | ||
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: [[中国]]でデスノートの[[模倣品]]、コミックスなどが出回り、[[未成年者]]のその国の[[教育]]上思わしくない等の関係で[[当局]]が回収中(香港や台湾は除く)。[[韓国]]でも、模した製品、コミックスなどが出回っている([[2007年]]現在)。 | : [[中国]]でデスノートの[[模倣品]]、コミックスなどが出回り、[[未成年者]]のその国の[[教育]]上思わしくない等の関係で[[当局]]が回収中(香港や台湾は除く)。[[韓国]]でも、模した製品、コミックスなどが出回っている([[2007年]]現在)。 | ||
: また、[[2007年]][[9月28日]]、ベルギーの[[ブリュッセル]]市内で起こった男性と推定される遺体が放置された事件では''WATASHI WA KIRA DESS(私はキラです)''と[[ローマ字]]のように書かれたメモが、[[切断]]された死体の一部と共に発見されている。この「KIRA」は[[DEATH NOTEの登場人物]]の一人、キラのことを指すのではないか、およびこの事件は、同漫画に触発された[[猟奇殺人]]事件ではないかと見て、地元警察では調べを進めている。また、地面に漢字、記号のようにも見える痕跡が発見されたことが報じられている。 | : また、[[2007年]][[9月28日]]、ベルギーの[[ブリュッセル]]市内で起こった男性と推定される遺体が放置された事件では''WATASHI WA KIRA DESS(私はキラです)''と[[ローマ字]]のように書かれたメモが、[[切断]]された死体の一部と共に発見されている。この「KIRA」は[[DEATH NOTEの登場人物]]の一人、キラのことを指すのではないか、およびこの事件は、同漫画に触発された[[猟奇殺人]]事件ではないかと見て、地元警察では調べを進めている。また、地面に漢字、記号のようにも見える痕跡が発見されたことが報じられている。 | ||
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:しかし、1973年の『[[不思議な手帖]]』で既にこのようなノートが登場しており、すべて独立したアイディアか、「DEATH NOTE」も含め『不思議な手帖』を参考にしたかは明らかではない。 | :しかし、1973年の『[[不思議な手帖]]』で既にこのようなノートが登場しており、すべて独立したアイディアか、「DEATH NOTE」も含め『不思議な手帖』を参考にしたかは明らかではない。 | ||
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− | :: 本作の30年以上前、[[1973年]]に[[水木しげる]] | + | :: 本作の30年以上前、[[1973年]]に[[水木しげる]]によって発表された短編漫画。「名前を書くと人が死ぬノート」という設定が共通しているほかは完全なる別作品。 |
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『DEATH NOTE』(デスノート)は、原作:大場つぐみ・作画:小畑健のサイコサスペンス漫画。及び、これを原作とする実写映画・小説・アニメ・ゲーム作品。また、作中に登場する架空のノートの事を指す場合もある。
2003年12月から2006年5月まで「週刊少年ジャンプ」(2004年1号 - 2006年24号)に連載。2008年2月に完結から3年後を描いた短編が掲載された。略称は「デスノ」。
概要[編集]
2003年8月に「週刊少年ジャンプ」へ掲載された読み切り漫画が元になっている。名前を書かれた人間は死んでしまうという死神のノート「デスノート」を偶然手に入れ、それを使って犯罪者を次々と粛清していく主人公・夜神月(やがみ ライト)と、大量殺人犯として月を追う名探偵・L(エル)との闘いを描いた物語である。
単行本は初版100万部(漫画単行本最速記録)の売り上げを記録している。2004年の売り上げは、発売から1年目で年間ベスト10に入った。また、12巻までの累計発行部数は2530万部を突破した(一巻平均にて200万部を越す)。
作品テーマ等から、『アクメツ』(「週刊少年チャンピオン」掲載、2002〜2006年)・『LOST+BRAIN』(「週刊少年サンデー」連載、2008年)と比較されることもある。
作風[編集]
テンプレート:独自研究S 作品の中には、裏の裏の裏を読むといった「知能戦」や「心理戦」が中心にある。これに類する手法としてはミステリーなどで使われる一種の倒叙形式になっており、夜神月とそれを追うL、メロ、ニアが互いを追いつめる要素がこの作品の見所の一つといえる。また、テンポが重視され、ドラマ性やメッセージ性は意図的に極力削ぎ落とされている。
正悪の概念を問うような構成なのだが、作品完結後のインタビューでは作者である大場つぐみ・小畑健両人は善悪論をテーマとは考えておらず、大場つぐみは「正義は各々が個人で考えればいい」という要旨の発言をしている(DEATH NOTE HOW TO READ 13 真相より)。
ストーリー[編集]
第一部[編集]
page.1~page.59(単行本1巻~7巻)、アニメ版:1話~26話
高校生の夜神月(やがみ ライト)は、ある日奇妙な黒いノートを拾う。それは死神・リュークが落とした、人間の名前を書き込むと書かれた人間が死ぬデスノートだった。犯罪者が存在しない理想の新世界を作るため、月は世界中の犯罪者名を次々とノートに書き込んで葬っていく。やがて犯罪者を葬る者の存在に気付いた大衆は殺し屋(=Killer) の意味から「キラ (KIRA)」と呼び始め、キラを「神」と崇拝する者まで現れた。
一方、キラの存在を察したICPO(インターポール)は、手がけた事件を必ず解決に導く、全世界の警察を意のままに動かせる唯一の存在である謎の探偵L(エル)にキラ事件の調査を依頼。
キラを悪と見なすLは綿密な方法で、キラが日本の関東地区にいることを証明し、日本に捜査本部を設け、キラに挑む。こうして“キラ”と“L”は、それぞれの正義を掲げて対峙することになる。
第二部[編集]
page.60~page.108(単行本7巻~12巻)、アニメ版:27話~37話
第一部の終了から5年後の2009年、2代目Lとなっていた月はキラ及び警察の裏のトップとして世界の本格的な改革に乗り出す。キラとLの見せ掛けの勝負を演出する裏で月は世界中のキラ信者を確実に増やしていき、その支持者は個人から国家にまで及ぶ。
Lの死の直後、養護施設ワイミーズハウスで「Lの後継者」として育てられたニアとメロに管理人ロジャーからLの死が告げられていた。その後、ニアを中心にアメリカでSPK(Secret Provision for KIRA)(キラ対策特務機関)が設立される(ニア・レスター指揮官・リドナー・ジェバンニなど)。
そして、謎のマフィアグループによって警察庁長官が誘拐されるも夜神月の計画によって死亡し、今度は夜神粧裕(月の妹)が誘拐され、警察庁のキラ捜査本部の保持するデスノートとの交換が要求される。この事件の対処にSPKも加わるが、月指揮の下、ノートは奪われてしまう。SPKの中心人物・Nは2代目L(月)の無能振りを批判し、アメリカでの2代目Lの実権は自分が握っていることを明らかにする。月はその後の調べによって、誘拐犯もNもLの次期後継者であるメロとニアであることを知り敵愾心を募らせる。メロはニアに勝つため、ニアはキラを捕まえるため、月は二人を殺すため、三人のプライドを賭けた戦いが始まる。
特別編[編集]
2008年に本誌11号にて、映画『L change the WorLd』の公開に伴い執筆された短編作品。
キラ事件から3年後、再び原因不明の死者が続出する。だが以前と違うのは日本で死を望む高齢者が次々と死んでいくことであり、その影響で日本は長寿大国1位から6位へ転落していた。日本の捜査本部やニアはデスノートによる新たなキラの犯行であると断定する。そしてニアはこの事件に対し意外な決断を下す。
登場人物[編集]
DEATH NOTEの登場人物 を参照
デスノートのルール[編集]
基本ルール[編集]
- デスノートに名前を書かれた人間は死ぬ。
- 書かれる人物の顔が頭に入っていないと効果は無い。
- ゆえに同姓同名の人間に一遍に効果は得られない。通称名などでは不可。
- 同じ人間の顔を思い浮かべて4回名前を書き間違えると、その人間にデスノートは効かなくなる。しかし、デスノートでの死を避けるために故意に書き間違えた場合は書いた人間が死に、名前を書かれた人間もノートの効力からは逃れられない(本名を書かれれば死ぬ)。
- 名前の後に人間界単位で40秒以内に死因を書くと、そのとおりになる。
- 死因を書かなければ、すべてが心臓麻痺となる。
- 死因を書くと更に6分40秒、詳しい死の状況を記載する時間が与えられる。
- デスノートから切り取ったページや切れ端などでもデスノートの効果は有効である。
- 所有権に関わらず、デスノートに一度でも触れれば誰でも、それ以降はそのデスノートに憑いている死神を見ること、話すことが出来る。
- 所有権を持たない者でもデスノート、もしくはその切れ端に名前を書けば所有者と同等の効果を得ることが出来る。
- 絵で顔を知っているだけの人間は、デスノートで殺すことは出来ない。ある程度鮮明な写真や映像なら殺せる。
- 原則的に人の寿命を延ばすことはできないが、稀に間接的にではあるが寿命が延びるケースがある。
- デスノートはどれだけ使ってもページが尽きることはない。
- デスノートに書く物質は、文字として認識できれば、何でも可能である。
- デスノートを使った人間は天国にも地獄にも行けない。
- 原作では、これは「天国も地獄も存在せず、死んだ後にあるのは無である」という意味である。
- 実写映画版では、文字通りノートを使った人間のみが無の状態になるとされている。
- アニメ版では、アイキャッチでのルール説明のみであり、本編では描かれなかった。
- 死神の名前を書いても死神は死なない。
- 「人間界単位で124歳以上」及び「残りの寿命が12分以内」「生後780日未満」の人間をデスノートで殺すことは出来ない。
- 二冊以上のデスノートに同じ人間の名前が書かれた場合、一番先に書かれたものが優先される。
- 人間界で同時に存在していいデスノートは6冊まで。もちろん死神自身が所有するノートはその数に入らない。
- いかなる方法を用いてもデスノートに名前を書かれた人物の死自体を取り消すことは出来ないが、死の時刻・状況は記入後6分40秒以内ならば書いた文字の上に二本線を引いて書き直すことで変更できる。
- 死んだ者は生きかえらない。
2016年の映画では6冊登場した
死因を書いた場合[編集]
- 記された死因での死亡となる。
- 死因を書いてから人間界単位で6分40秒以内に死に至るまでの詳細を書くと、その人間の死まで物理的に可能な範囲で操ることができる。可能な範囲でない書き方をした場合書いた事柄を無効としすべて心臓麻痺で死ぬ。
- 先に書いておいた死因や死に至るまでの詳細の前に名前を書き足しても有効(約19日以内)。
- 殺しの対象者が知りえない情報を使う、または行い得ないことをさせることは不可能。ただし自殺は有効であり、誰もがする可能性があるとされ、考えもしないことには入らない。
- 第三者を直接死亡させるような死因や死に至るまでの詳細は効力がなく、第三者の死亡がない形での心臓麻痺による死亡になる。
- 死の直前の行動の中で対象者が死の直前に第三者を攻撃することは可能であり、攻撃を受ける者の死の状況をデスノートで示せば致命傷になりえる(ただし、直接的な表現では心臓麻痺になる場合がある)。
- 対象者だけが死亡するような詳細で、第三者の動作が関連して死ぬ場合は有効。
- 日時を指定した上で操って殺せるのは23日以内。23日以上かかるような病気で死亡させる場合は例外。ただし日にちの指定を行えば無効になる。明らかに無理が生じるようであれば心臓麻痺となる。
所有権の解説[編集]
- デスノートは人間界の地に着いた時点で人間界のものとなる。
- デスノートを所有している限りそのデスノートの元々の所有者であった死神が人間に憑く。
- デスノートを所有していた者が全てのノートの所有権を放棄すると、デスノート自体に関する記憶を失う。
- デスノートを紛失または盗まれるなどした場合、490日以内に再びノートを手にしないと所有権を失う。
- 所有権を持たない状態でデスノートの記憶を取り戻すには、使用したことのあるデスノートに触れているしかない。ただし再び所有権を得ない場合は、ノートを離すと再び記憶を失う。
- 一度所有権を放棄しても再び所有権を得ることは可能である。ただし所有権を得ることでデスノートの記憶を取り戻せるのは最大6回まで。7回目に所有権を再取得した場合はそれまでのデスノートに関する記憶を全て失った状態でノートを使用することになる。
- 所有権は自分のままで他人に貸すことは可能であり又貸しも出来るが、死神はあくまで所有権のある人間に憑く。
所有権が複数ある場合[編集]
- 所有権を放棄しても1つでもデスノートが残っていれば記憶は消えない。
- 所有権を放棄したデスノートに憑く死神の姿は認知できなくなり、声も聞こえない。
嘘のルール[編集]
- このノートに名前を書き込んだ人間は、最も新しく名前を書いた時から、13日以内に次の名前を書き込み、人を殺し続けなければ自分が死ぬ。
- このノートを刻む焼くなどして使えなくすると、それまでにノートに触れた全ての人間が死ぬ。
- ※上記二つのルールは劇中で夜神月が自分に対する疑惑の目を逸らすためにリューク(映画版ではレム)に書かせた虚偽の設定であり、これを冒してもこのルールは適用されない。
死神のルール[編集]
基本的なルール[編集]
- 死神は、デスノートを最低1冊は必ず所有していなければならない。
- 死神は、デスノートで人間を殺すと、その人の寿命と現年齢の差分を自分の寿命として得ることが出来る。
- 死神は所有者及びデスノートに触れた者で見える人間の名前と寿命を、他の人間に教えてはならない。
- 死んだ死神を認知できていた人間でないと死んだ死神のデスノートを見たり触れたりすることは出来ない。
- デスノートの元持ち主である死神は、そのデスノートにおける死の手伝いや妨げになるような行為を基本的にはしないが、それぞれの性格による。
- 死神界では死神大王がデスノートの管理を行っている。
- 基本的にデスノートは死神一匹につき、1冊のみ。
- デスノートの所有者が、所有権を持たない人間にノートを貸した場合でも、死神はあくまで所有権のある人間につかなければならない。
- 死神が特定の人間に好意を持ち、その人間の寿命を延ばすためにデスノートを使用した場合、死神は死ぬ。
- 死神が死んだ場合、その死神はその場で砂のように崩れ落ち、肉体は消える。しかしデスノートは残る。その際、所有権は次に触れた死神に移るが、基本的には(死神界の常識として)死神大王に返上すべきとされる。
- 死神が人間界で何かしらの違反行為なるものを犯した場合、死神界でその違反行為の悪度によって罰が下される。罰は、「特級」から「8級」までで、「3級」以上は死罪となりうる。ちなみに死神がデスノート以外の方法で人間を殺す行為は「特級」。
- 死神はむやみに人間界に居てはならない。人間界に居て良い場合は、デスノートを渡す人間を人間界単位で82時間以内で物色する場合、自分に所有権があったノートを人間に譲渡したとき、など多々理由がある。
- デスノートを持っている限り、自分が死ぬまで元持ち主である死神が憑いてまわる。
- デスノートの所有権がある人間をデスノートを使って殺すことは何の問題もない。
- デスノートの使い方や、それを持つ人間に発生する掟を死神が全て説明する義務はない。
- 人間に憑いた死神が死んだ場合、その死神が人間界に持ち込んだデスノートの効力に変化は生じない。
- 死神は人間界の物に触るか触らないかを選べる。
- 死神にも性別があるが、生殖行動などはしない。また、人間との性行為は禁じられているらしい。
- 死神は本来睡眠をとる必要が無く、死神にとって「眠る」という行為は人間のそれと違い純粋な「怠け」である。これを罰する様な掟は特に無いが、人間に憑いた死神はノート所有者の最期を見届ける、という意味でも眠る(=怠ける)べきではないとされる。
- 死神は心臓をナイフで刺しても頭を銃で撃ち抜いても殺すことはできない。しかし、一介の死神は知らない死神の殺し方は存在する。
- デスノートに死神の名前を書かれても死神は死なない。
- 人間界で同時に存在していいデスノートは6冊まで。よって、人間にノートを所有させる事で人間界にいていい死神も六匹まで。
- 仮に7冊目のデスノートが人間界に存在しても、そのノートは何の効力も持たない。
- 一匹の死神が同時にデスノートを渡せる人間は三人まで。
- 人間界にデスノートを持ち込んだ死神はノートの最初の所有者が死ぬことになる場合、自分のノートに所有者の名前を書き込まなければならない。
死神の目[編集]
- デスノートの所有権を持つ人間は、自分についている死神に自分の余命の半分を渡す事によって、死神の目を手に入れることができる。これを死神の目の取引という。
- 死神および死神の目を持つ人間は、人間の顔(鮮明であれば写真・映像でも可)を見るとその人間の名前と寿命を見ることができる。
- 既に死んでいる人間の写真等を見た場合、名前も寿命も見えない。
- 自分自身を含めたデスノート所有者に関しては、名前だけしか見ることができない(これを利用して、デスノート所有権を調べる事が出来る)。死神からは、デスノート所有者であっても名前と寿命の両方が読める。
- デスノートの所有権を放棄すると死神の目を失うが、寿命は元には戻らない。
- 一度デスノートの所有権を失った場合、再び所有権を得ても再度取引しない限り死神の目を得ることはできない。
- 複数回取引する場合、取引するごとにその時点での残りの寿命の半分を支払わなくてはならない。
- 他人から借りたノートでは、目の取引は出来ない。
- 目の取引は一瞬で完了する。
- 目の取引を行った場合、本来の視力に係わらず3.6以上の視力になる。
- 原作及びアニメでは演出の事情から普通の目と少し変えて描いているが、死神の眼球を持った人間の判別は、人間界のどんな医学や科学をもってしてもできないし、死神でもその人間と直接目の取引をした死神(目の取引をした事を知っている死神)にしか解らない。
- 人間界にデスノートがあることで、ある人間の人生が変わり、デスノートに書かれなくとも本来の寿命より前に死んでしまうことはある。それがどんな死に方であろうと、その場合やはり死神の目には縮んだ寿命ではなく本来の寿命が見えることになる。
- 死神の目で見える人間の名前はあくまで「その人間を殺すために必要な名前」であり、必ずしも「戸籍上の氏名」とは限らない。仮に戸籍自体を持たない人間を見たとしてもその「名前」は見える。
読み切り版[編集]
2003年本誌36号掲載。『DEATH NOTE HOW TO READ 13』収録。
登場人物は、DEATH NOTEの登場人物#読み切り版を参照。
- ストーリー
- 中学生の鏡太郎は、下校途中に拾ったノートを日記帳代わりに使用する。その日いじめられた出来事を書くと、自分をいじめていたクラスメイト達が死亡してしまう。そのノートは、死神リュークの落としたデスノートだったのだ。
- 「過去の事件」との類似に気付いた刑事は、クラスメイトへの聞き込みを開始する。焦った鏡太郎は、「デスイレイザー」という消しゴムを使い、クラスメイトを生き返らせる。しかし、自分はノートを使っていないにも関わらず、再びクラスメイト達と刑事達が死んでしまう。
- 自分の周りに、もう一人ノートを使っている人間がいる事に気付いた鏡太郎は、その犯人の元へ急ぐのだった。
- ノートのルール
- ルールは「死因を書かなければ40秒で心臓麻痺」など、基本的に連載版と同様だが、以下の点が大きく異なる。
- ノートを拾った者しか使えない。
- ノートに名前を書いて対象が死んだ後でも、デスイレイザー-DEATH ERASERという消しゴムで名前を消せば生き返る。ただし、遺体が蘇生できる状態でなければ効果は無い。ちなみに作者はこの設定をできれば使いたくなかったらしい。
- ノートは38行60ページのノートで、使えばページは尽きてしまうが、死神に頼めば、新しいノートをもらえる。
- 表紙の文字は、どんな手段を用いても消すことが出来ないが、表紙を破くと使用不可能になる。
- また、ルール内には殺しの促進、助言等本編ではルールに含まれないような内容もある。
以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。
単行本[編集]
一覧[編集]
ジャンプ・コミックス
- 退屈 (2004年4月発行)ISBN 4088736214
- 合流(2004年7月発行)ISBN 4088736311
- 激走(2004年9月発行)ISBN 4088736524
- 恋心(2004年11月発行)ISBN 4088736710
- 白紙(2005年2月発行)ISBN 4088737741
- 交換(2005年4月発行)ISBN 4088737954
- 零(2005年7月発行)ISBN 4088738306
- 的(2005年9月発行)ISBN 4088738527
- 接触(2005年12月発行)ISBN 408873887X
- 削除(2006年2月発行)ISBN 4088740181
- 同心(2006年5月発行)ISBN 4088740416
- 完(2006年7月発行)ISBN 4088741315
公式ガイドブック
- DEATH NOTE HOW TO READ 13 真相(2006年10月発行)通常版:ISBN 4088740955・初回限定特装版:ISBN 4089080533
- 集英社発刊のガイドブック。週刊少年ジャンプにて掲載された読み切り版も収録。
ジャンプ掲載時との相違点(修正点)[編集]
特に、大きな修正点を述べる。
- 8巻のニアの顔
- ジャンプ連載時にはニアはギョロ目で周りが影で黒くなっており、薄ら笑みを浮かべていたが、単行本掲載時には、鋭い目つきで無表情の全く別の顔に修正されている。
- 9巻のリュークの台詞
- ある人物が死亡した際、リュークは、ジャンプ掲載時には「天国に行った」と言っているが、単行本掲載時には「逝った」と、変更されている。この変更は、物語の最後に重要な意味を成してくる。
- 12巻の最後の一文、および祈りを捧げる女性の表情
- 蝋燭を背景に書かれている英文は、単行本収録時により適切なものに変更された。
メディア展開[編集]
実写映画化、ライトノベル作家の西尾維新による小説化(2006年8月1日発売)、テレビアニメ化(2006年10月3日開始)、ゲーム化(2007年2月発売)、トレーディングカード化といった様々なメディアミックス展開が成された。
実写映画[編集]
2部構成で製作され、前編が2006年6月17日に、後編『デスノート the Last name』が同年11月3日に随時公開された。また、2008年2月9日にはLを主人公としたスピンオフ映画『L change the WorLd』が公開された。
実写映画版の公開を記念したトリビュートアルバムが2作リリースされた。2006年6月21日には、前編公開を記念した『DEATH NOTE TRIBUTE』が、同年12月20日には『デスノート the Last name』公開を記念した第2弾 『The songs for DEATH NOTE the movie~the Last name TRIBUTE~がリリースされた。第1弾は小畑健による描きおろしオリジナル・イラスト・ジャケット仕様。
小説[編集]
- 『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』
- 西尾維新著作のノベライズ作品。原作では描かれなかった、Lと南空ナオミが担当した『ロサンゼルスBB連続殺人事件』を描く。
- 『L change the WorLd』
- 映画『デスノート』のスピンオフ『L change the WorLd』のノベライズ作品。著者はM。尚、著者であるMの詳細は一切公開されていない。
アニメ[編集]
2006年10月3日から6月26日まで日本テレビの一部系列局で放送。アニメーション制作は、マッドハウス。全37話。
2007年8月31日には、金曜特別ロードショーにて特別編『ディレクターズカット完全決着版 〜リライト・幻視する神〜』を放送。
2007年9月4日には、アニメ公式解説本(DEATH NOTE/A)が発売された。公式ではないものの、単行本の14巻目とされている。
コンピューターゲーム[編集]
- 『DEATH NOTE -デスノート- キラゲーム』
- 機種:ニンテンドーDS
- メーカー:コナミデジタルエンタテイメント
- ジャンル:コミュニケーション推理ゲーム
- 2007年2月15日発売
- Lまたはキラの視点でプレイし、Lならキラを、キラならLを推理して脱落させるのが目的。
- 汝は人狼なりや?というボードゲームをモデルにしている。
- 『DEATH NOTE -デスノート- Lを継ぐ者』
- 『L the proLogue to DEATH NOTE -螺旋の罠(トラップ)-』
トレーディングカード[編集]
コナミ販売のトレーディングカード。同社のカード商品にしては珍しく、原作者の一人小畑健によるイラストだけが使用されており、それを売りとして前面的に押し出している。1パック10枚入り。
- DEATH NOTE TRADING CARD 01
- DEATH NOTE TRADING CARD 02
- DEATH NOTE トレーディングカード 特別版
フィギュア[編集]
- Real Action Heroes DeathNote
- Real Action Heroes DeathNote 弥海砂 ASIN B000OVNS90
- デスノート ねんどろいど 夜神月 ASIN B000OVNL1K
- デスノート ねんどろいど L
- デスノート ねんどろいど 弥 海砂 ASIN B000R9R3TU
- デスノート ねんどろいど リューク ASIN B000OVJWNQ
- デスノート ねんどろいど 夜神月 サンタVer.
- デスノート ねんどろいど L トナカイVer.
書籍[編集]
- 小畑健画集「blanc et noir」ISBN 978-4087821468
- 漫画『DEATH NOTE』のイラストを中心とした小畑健の画集。
- DEATH NOTE OFFICIAL MOVIE GUIDE(1) ISBN 978-4088740928
- DEATH NOTE OFFICIAL MOVIE GUIDE(2)
- DEATH NOTE 集英社コミックカレンダー2006 ISBN 978-4089092828
- DEATH BOX ISBN 978-4089080429
- L FILE No.15 ISBN 978-4087821659
その他[編集]
- 原作者の正体
- 原作者である大場つぐみは、本作品以外に活動実績がなく、詳細なプロフィールも不明である。詳細は、大場つぐみの正体を参照。
- Lのパソコン
- 作品中、Lが使用していたパソコンはすべてアップル社製のMacintosh (Mac) である。ノートマシンはPower Book、デスクトップマシンはPower Macであった。連載中、新機種が発表された場合は、その都度最新のマシンに描きかえられている。逆に高校生時代の夜神月の使用マシンはNEC製品と見られるものが置かれていた。
- 不吉
- 本作の連載は108話で終わり、13日の金曜日に13巻(公式ガイドブック)が発売された。このことは、公式ガイドブックにて意図的であったことが明かされた(数字の意味は煩悩、13を参照)。
- 実写映画版の月のペン
- 作品中、ぺんてるの「TUFF」がシャープペンシルでプラチナの「ポケット」がボールペンとして使用された。また主に作中で利用されたのはボールペンであり、モバイルストアなどで販売されている。一般の文具店でも販売されている。 ちなみにアニメ版では、ぺんてるの「エナージェルペンシル(シャープペンシル)」やぺんてる「グラフ1000」に酷似したものが使用されている。これらのことから、ぺんてる製が多い。
- 実写映画版の月の時計
- 作品中に登場する時計は後編公開に合わせ限定発売された(本編と多少の変更あり)。
- 原作の月の時計
- 原作の月の時計は、OMEGA(オメガ)スピードマスタープロフェッショナルと思われる。
- 原作の月の部屋のテレビ
- 原作及びアニメでは月の部屋の机の右側にシャープ製とみられるテレビデオが設置されている。映画では東芝製と思われるDVDプレーヤーの上にバイデザイン製の液晶テレビがベッドから離れたところに置かれていた。
ちなみに、月が部屋に監視カメラ&盗聴器が設置されたときにポテトチップスの袋の中に入れたテレビは原作及びアニメではカシオ製(?)のポータブルテレビ(外見から防水モデルと思われる)、映画では東芝gigabeat V(ワンセグ受信機能付きオーディオ)を入れていた。
- モデルガン?
- 作品中、火口卿介が使用した回転式拳銃にはなぜかMADE BY KOKUSAIと刻印されている。KOKUSAI(コクサイ)とは日本のモデルガンメーカーである。作者が意図的に書いたのか、コクサイがモデルガンメーカーと知らずに書いたのかは定かではない。
- 6本の指
- 週刊少年ジャンプに掲載されていた当初、キャラクターの指の本数が6本である場面が多々あった。単行本として発行する際は5本に直されているが、単行本10巻134ページ1コマ目のチョコレートを持っているメロと、11巻175ページ7コマ目の髙田の指が6本になっている。
- 問題点
- 中国でデスノートの模倣品、コミックスなどが出回り、未成年者のその国の教育上思わしくない等の関係で当局が回収中(香港や台湾は除く)。韓国でも、模した製品、コミックスなどが出回っている(2007年現在)。
- また、2007年9月28日、ベルギーのブリュッセル市内で起こった男性と推定される遺体が放置された事件ではWATASHI WA KIRA DESS(私はキラです)とローマ字のように書かれたメモが、切断された死体の一部と共に発見されている。この「KIRA」はDEATH NOTEの登場人物の一人、キラのことを指すのではないか、およびこの事件は、同漫画に触発された猟奇殺人事件ではないかと見て、地元警察では調べを進めている。また、地面に漢字、記号のようにも見える痕跡が発見されたことが報じられている。
類似作品[編集]
- 死のノート
- 1990年韓国の雑誌「宝島」に連載された漫画。「名前を書くと人が死ぬノート」という設定が共通しているため、韓国のネットの一部では「デスノートはこの作品の盗作だ」との批判があった[1]。
- しかし、1973年の『不思議な手帖』で既にこのようなノートが登場しており、すべて独立したアイディアか、「DEATH NOTE」も含め『不思議な手帖』を参考にしたかは明らかではない。
脚注[編集]
外部リンク[編集]
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