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'''ジャパンダートダービー'''とは[[日本]]の[[特別区競馬組合]]が[[大井競馬場]]の[[ダート]]2000[[メートル|m]]で施行する[[地方競馬]]の[[重賞]]([[ダートグレードレース|統一JpnI]])[[競馬の競走|レース]]である。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[1999年]]に創設された[[三冠 (競馬)#日本|4歳ダート三冠]]([[ユニコーンステークス]]・[[ダービーグランプリ]]・[[スーパーチャンピオンシップ|スーパーダートダービー]])の3競走はいずれも秋に開催される競走だった為、「春にも4歳(現3歳)のダートチャンピオン決定戦を」と言う意見があった。また特別区競馬組合が主催するダート4歳ダート三冠競走最終戦のスーパーダートダービーを統一GIIから統一GIに昇格を目指していた思惑とも合致し、スーパーダートダービーをスーパーチャンピオンシップと改名の上、4歳ダート三冠から撤退および南関東交流競走に降格させ、本競走を統一グレード競走のスーパーダートダービーの後身競走として春季に新設した。春の3歳ダートチャンピオン決定戦の位置付けで、統一グレードJpnIとして開催されている。なお、[[2006年]]までは南関東グレードG1が併記されていた。
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[[1999年]]に創設された[[三冠 (競馬)#日本|4歳ダート三冠]]([[ユニコーンステークス]]・[[ダービーグランプリ]]・[[スーパーチャンピオンシップ|スーパーダートダービー]])の3レースはいずれも秋に開催されるレースだった為、「春にも4歳(現3歳)のダートチャンピオン決定戦を」と言う意見があった。また特別区競馬組合が主催するダート4歳ダート三冠レース最終戦のスーパーダートダービーを統一GIIから統一GIに昇格を目指していた思惑とも合致し、スーパーダートダービーをスーパーチャンピオンシップと改名の上、4歳ダート三冠から撤退および南関東交流レースに降格させ本レースを統一グレードレースのスーパーダートダービーの後身レースとして春季に新設した。春の3歳ダートチャンピオン決定戦の位置付けで、統一グレードJpnIとして開催されている。なお、[[2006年]]までは南関東グレードG1が併記されていた。
  
 
また新設年よりユニコーンステークス・ダービーグランプリと共に'''3歳ダート三冠'''を形成。更に[[2002年]]より[[羽田盃]]・[[東京ダービー]]と共に'''[[南関東公営競馬|南関東]]3歳三冠'''を形成した。
 
また新設年よりユニコーンステークス・ダービーグランプリと共に'''3歳ダート三冠'''を形成。更に[[2002年]]より[[羽田盃]]・[[東京ダービー]]と共に'''[[南関東公営競馬|南関東]]3歳三冠'''を形成した。
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総額賞金は8500万円で1着賞金5000万円、2着賞金1750万円、3着賞金1000万円、4着賞金500万円、5着賞金250万円と定められている。
 
総額賞金は8500万円で1着賞金5000万円、2着賞金1750万円、3着賞金1000万円、4着賞金500万円、5着賞金250万円と定められている。
  
なお、1着入賞した地方所属馬に限り[[ダービーグランプリ]]の優先出走権が与えられる。
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なお、1着入賞した地方所属馬に限り[[ダービーグランプリ]]の優先出走権が与えられた([[2007年]]まで)。
 
=== 出走条件 ===
 
=== 出走条件 ===
[[サラブレッド系種|サラ系]]3歳(旧4歳)の[[競走馬]]を前提として、南関東所属馬6頭、南関東所属以外の地方所属馬5頭、JRA所属馬5頭と出走枠が定められおり、'''地方所属馬に限り'''優先出走権保持馬、指定馬が所属枠内の頭数で出走できる。その指定競走は以下のとおり。
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[[サラブレッド系種|サラ系]]3歳(旧4歳)の[[競走馬]]を前提として南関東所属馬6頭、南関東所属以外の地方所属馬5頭、JRA所属馬5頭と出走枠が定められおり'''地方所属馬に限り'''優先出走権保持馬、指定馬が所属枠内の頭数で出走できる。その指定レースは以下のとおり。
  
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また上記以外のダートグレード競走の1着入賞馬、兵庫チャンピオンシップの2着・3着入賞馬、[[中央競馬]]における重賞競走(2歳芝重賞・障害重賞除く)及びオープン特別競走(ダート・障害・2歳競走を除く)の1着入賞馬にも指定馬としての権利が与えられる。
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また上記以外のダートグレードレースの1着入賞馬、兵庫チャンピオンシップの2着・3着入賞馬、[[中央競馬]]における重賞レース(2歳芝重賞・障害重賞除く)及びオープン特別レース(ダート・障害・2歳レースを除く)の1着入賞馬にも指定馬としての権利が与えられる。
  
 
== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
*[[1999年]] 大井競馬場のダート2000mの統一グレード競走「ジャパンダートダービー」として創設。競走格は統一GI・南関東G1。
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*[[1999年]] 大井競馬場のダート2000mの統一グレードレース「ジャパンダートダービー」として創設。レース格は統一GI・南関東G1。
 
*[[2001年]] [[トーシンブリザード]]が優勝、史上初の南関東4冠を達成。
 
*[[2001年]] [[トーシンブリザード]]が優勝、史上初の南関東4冠を達成。
 
*[[2003年]] [[武豊]]が[[騎手]]として史上初の連覇。
 
*[[2003年]] [[武豊]]が[[騎手]]として史上初の連覇。
 
*[[2006年]] [[角居勝彦]]が[[調教師]]として史上初の連覇。
 
*[[2006年]] [[角居勝彦]]が[[調教師]]として史上初の連覇。
 
*[[2007年]] 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴う重賞の格付け表記の変更により、統一グレード表記をJpnIに変更。
 
*[[2007年]] 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴う重賞の格付け表記の変更により、統一グレード表記をJpnIに変更。
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*[[2008年]] [[ユキチャン]]効果で同レース最高売上11億2,690万700円を記録(ユキチャン自身は直前で[[蕁麻疹]]により回避)。
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*[[2009年]] JRA所属馬の出走枠が5頭から6頭に、南関東所属馬の出走枠が6頭から5頭にそれぞれ変更。
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*[[2011年]] 南関東二冠牝馬の[[クラーベセクレタ]]が3位入線したが、後日、禁止薬物の[[カフェイン]]が検出されたことから失格となる<ref>[http://www.tokyocitykeiba.com/news/news.php?id=2288 クラーベセクレタ号の失格に伴う成績の変更について] - 東京シティ競馬公式サイト [[2011年]][[7月31日]]閲覧</ref>。
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*[[2013年]] 第4回優勝馬[[ゴールドアリュール]]の仔[[クリソライト]]が優勝、史上初の父仔制覇。
 
=== 歴代優勝馬 ===
 
=== 歴代優勝馬 ===
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!回数!!施行日!!優勝馬!!性齢!!所属!!タイム!!優勝騎手!!管理調教師!!馬主
!回数!!施行日!!優勝馬!!性齢!!所属!!勝時計!!優勝騎手!!管理調教師!!馬主
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|style="text-align:center"|第1回||[[1999年]][[7月8日]]||[[オリオンザサンクス]]||牡3||[[大井競馬場|大井]]||2:06.9||[[早田秀治]]||赤間清松||日浦桂子
 
|style="text-align:center"|第1回||[[1999年]][[7月8日]]||[[オリオンザサンクス]]||牡3||[[大井競馬場|大井]]||2:06.9||[[早田秀治]]||赤間清松||日浦桂子
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|style="text-align:center"|第9回||[[2007年]][[7月11日]]||[[フリオーソ (競走馬)|フリオーソ]]||牡3||船橋||2:02.9||[[今野忠成]]||[[川島正行]]||[[ダーレー・ジャパン|ダーレー・ジャパン・レーシング(有)]]
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== 注釈 ==
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<references />
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
 
*[[スーパーチャンピオンシップ]]
 
*[[スーパーチャンピオンシップ]]
 
*[[ユニコーンステークス]]
 
*[[ユニコーンステークス]]
*[[ダービーグランプリ]]
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*[[ダービーグランプリ]](2007年限りで廃止)
  
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2017年1月31日 (火) 01:27時点における最新版

ジャパンダートダービーとは日本特別区競馬組合大井競馬場ダート2000mで施行する地方競馬重賞統一JpnIレースである。

概要[編集]

1999年に創設された4歳ダート三冠ユニコーンステークスダービーグランプリスーパーダートダービー)の3レースはいずれも秋に開催されるレースだった為、「春にも4歳(現3歳)のダートチャンピオン決定戦を」と言う意見があった。また特別区競馬組合が主催するダート4歳ダート三冠レース最終戦のスーパーダートダービーを統一GIIから統一GIに昇格を目指していた思惑とも合致し、スーパーダートダービーをスーパーチャンピオンシップと改名の上、4歳ダート三冠から撤退および南関東交流レースに降格させ本レースを統一グレードレースのスーパーダートダービーの後身レースとして春季に新設した。春の3歳ダートチャンピオン決定戦の位置付けで、統一グレードJpnIとして開催されている。なお、2006年までは南関東グレードG1が併記されていた。

また新設年よりユニコーンステークス・ダービーグランプリと共に3歳ダート三冠を形成。更に2002年より羽田盃東京ダービーと共に南関東3歳三冠を形成した。

負担重量条件は定重量で牡馬は56kg牝馬は54kgと定められている。

総額賞金は8500万円で1着賞金5000万円、2着賞金1750万円、3着賞金1000万円、4着賞金500万円、5着賞金250万円と定められている。

なお、1着入賞した地方所属馬に限りダービーグランプリの優先出走権が与えられた(2007年まで)。

出走条件[編集]

サラ系3歳(旧4歳)の競走馬を前提として南関東所属馬6頭、南関東所属以外の地方所属馬5頭、JRA所属馬5頭と出走枠が定められおり地方所属馬に限り優先出走権保持馬、指定馬が所属枠内の頭数で出走できる。その指定レースは以下のとおり。

優先出走権トライアルレース
レース名 レース格 施行競馬場 施行コース 取得条件
1 兵庫チャンピオンシップ 統一JpnII 園田競馬場 ダート1800m 1着入賞
2 ユニコーンステークス 統一JpnIII 東京競馬場 ダート1600m 1着入賞
3 関東オークス 統一JpnII 川崎競馬場 ダート2100m 1着入賞
南関東・岩手枠トライアルレース
レース名 レース格 施行競馬場 施行コース 取得条件
1 羽田盃 南関東S1 大井競馬場 ダート1800m 1着入賞
2 東京ダービー 南関東S1 大井競馬場 ダート2000m 1着・2着入賞
指定馬トライアルレース
レース名 レース格 施行競馬場 施行コース 取得条件
1 九州ダービー栄城賞 KJ1 佐賀競馬場 ダート2000m 1着入賞
2 東海ダービー SPI 名古屋競馬場 ダート1900m 1着入賞

また上記以外のダートグレードレースの1着入賞馬、兵庫チャンピオンシップの2着・3着入賞馬、中央競馬における重賞レース(2歳芝重賞・障害重賞除く)及びオープン特別レース(ダート・障害・2歳レースを除く)の1着入賞馬にも指定馬としての権利が与えられる。

歴史[編集]

歴代優勝馬[編集]

回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1999年7月8日 オリオンザサンクス 牡3 大井 2:06.9 早田秀治 赤間清松 日浦桂子
第2回 2000年7月12日 マイネルコンバット 牡3 JRA 2:06.4 大西直宏 稲葉隆一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第3回 2001年7月12日 トーシンブリザード 牡3 船橋 2:05.8 石崎隆之 佐藤賢二 稲垣博信
第4回 2002年7月4日 ゴールドアリュール 牡3 JRA 2:04.1 武豊 池江泰郎 (有)社台レースホース
第5回 2003年7月8日 ビッグウルフ 牡3 JRA 2:04.9 武豊 中尾正 (有)ビッグ
第6回 2004年7月8日 カフェオリンポス 牡3 JRA 2:04.5 柴田善臣 松山康久 西川清
第7回 2005年7月13日 カネヒキリ 牡3 JRA 2:04.9 武豊 角居勝彦 金子真人ホールディングス(株)
第8回 2006年7月12日 フレンドシップ 牡3 JRA 2:06.1 内田博幸 角居勝彦 吉田照哉
第9回 2007年7月11日 フリオーソ 牡3 船橋 2:02.9 今野忠成 川島正行 ダーレー・ジャパン・レーシング(有)
第10回 2008年7月9日 サクセスブロッケン 牡3 JRA 2:04.5 横山典弘 藤原英昭 高嶋哲
第11回 2009年7月8日 テスタマッタ 牡3 JRA 2:04.5 岩田康誠 村山明 吉田和美
第12回 2010年7月14日 マグニフィカ 牡3 船橋 2:05.2 戸崎圭太 川島正行 吉田照哉
第13回 2011年7月13日 グレープブランデー 牡3 JRA 2:04.9 横山典弘 安田隆行 (有)社台レースホース
第14回 2012年7月11日 ハタノヴァンクール 牡3 JRA 2:05.3 四位洋文 昆貢 (有)グッドラック・ファーム
第15回 2013年7月10日 クリソライト 牡3 JRA 2:04.8 内田博幸 音無秀孝 (有)キャロットファーム
第16回 2014年7月9日 カゼノコ 牡3 JRA 2:03.9 秋山真一郎 野中賢二 橳嶋孝司
第17回 2015年7月8日 ノンコノユメ 牡3 JRA 2:05.6 C.ルメール 加藤征弘 山田和正
第18回 2016年7月13日 キョウエイギア 牡3 JRA 2:05.7 戸崎圭太 矢作芳人 田中晴夫

注釈[編集]

  1. クラーベセクレタ号の失格に伴う成績の変更について - 東京シティ競馬公式サイト 2011年7月31日閲覧

関連項目[編集]

ダートグレードグレードワンレース
GI フェブラリーステークス | ☆チャンピオンズカップ | 東京大賞典
JpnI 川崎記念 | かしわ記念 | 帝王賞 | ジャパンダートダービー | マイルチャンピオンシップ南部杯 | JBCレディスクラシック | JBCスプリント | JBCクラシック | 全日本2歳優駿
  • 中央競馬主催のレースは「☆」で示している。
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