秋篠宮文仁のソースを表示

'''秋篠宮 文仁'''（あきしののみや ふみひと）は、[[鶏]]の系統の研究で知られる[[日本]]の[[皇族]]。1996年、鶏のルーツの研究で[[総合研究大学院大学]]理学博士。{{Sfn|入谷|2000|pp=164-165}}{{Sfn|秋篠宮|1996}}

==経歴==
小学生の頃、[[平成天皇|父]]に頼んで鶏を飼育し、新品種の作出を試みた{{Sfn|秋篠宮|1997}}。

その後、鶏からは離れていたが、1988年から[[イギリス]]で生活していたときに、中部・[[ウースターシャー]]で家禽類の保存を専門にしている[[トラスト]]で系統保存されている鶏を見て、再び鶏に興味を持った{{Sfn|秋篠宮|1997}}。

大学時代は[[魚類]]の形態の研究をしていた{{Sfn|秋篠宮|1997}}。

日本に帰国後、鶏の系統の研究を始め、日本を含むアジア各国で飼育されている鶏と野鶏の系統を調査。1993年と1994年に[[インドネシア]]で試料を採取した。{{Sfn|秋篠宮|1997}}
*その結果、調査した13の鶏種について、タイの[[赤色野鶏]]が唯一の祖先で、家禽化もタイの周辺でおこったことがわかった、という{{Sfn|秋篠宮|1997}}。

1997年当時、家禽化した鶏がインドネシアに伝播した過程を調査中。[[山階鳥類研究所]]所属。{{Sfn|秋篠宮|1997}}

秋篠宮は、鶏の家禽化はタイや[[ラオス]]、[[ベトナム]]が始まりだという[[ウエスト]]説を支持していた{{Sfn|入谷|2000|pp=164-165}}。

==著作物==
===論文===
*{{Aya|秋篠宮|year=1997}} 秋篠宮文仁（述）編集部（記）「[https://www.brh.co.jp/publication/journal/017/ss_3.html 鶏の系統と文化]」[[JT生命誌研究館]]『生命誌』vol.5 no.3（通巻17号）、1997年秋
*{{Aya|秋篠宮|year=1996|mask=―}}―― ''Molecular phylogeny of junglefowls, genus Gallus and monophyletic origin of domestic fowls'' [[総合研究大学院大学]]博士論文、1996、{{Doi|10.11501/3142705}}

===著書===
*――ほか『欧州家禽図鑑』平凡社、1994、ISBN 4582518133

== 付録 ==
=== 脚注 ===
{{Reflist|20em}}

=== 参考文献 ===
*{{Aya|入谷|year=2000}} 入谷哲夫『名古屋コーチン作出物語』[http://www.mytown-nagoya.com/index.html ブックショップ「マイタウン」]、ISBN 4938341972

{{デフォルトソート:あきしののみや ふみひと}}
[[Category:生年不明]]
[[Category:日本の皇族]]
[[Category:秋篠宮家|ふみひと]]
[[Category:鳥類研究者]]
[[Category:山階鳥類研究所の人物]]
[[Category:存命人物]]